記録ID: 8449252
全員に公開
ハイキング
塩見・赤石・聖
悪沢岳（椹島から往復）
2025年07月20日(日) 〜
2025年07月21日(月)
静岡県
inhumanus
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 15:37
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,439m
- 下り
- 2,428m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 11:22
距離 15.5km
登り 2,246m
下り 751m
4:16
1分
スタート地点
15:38
| 天候 | 両日、晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
東京 08:27 -（こだま709）- 09:47 静岡 静岡駅北口 8A乗り場 10:00 -（しずてつジャストラインバス 南アルプス登山線）- 13:20 畑薙臨時駐車場 14:10 -（特種東海フォレスト 送迎バス）- 15:20 椹島 ＜帰り＞ 7/21（月・祝） 13:00 椹島 -（特種東海フォレスト 送迎バス）- 13:55（予定14:10） 畑薙臨時駐車場 14:30 -（しずてつジャストラインバス 南アルプス登山線）- 17:50 静岡駅北口 静岡 18:25 -（こだま740）- 19:48 東京 〈リンク〉 畑薙⇔椹島 バス：https://www.t-forest.com/alpsinfo/bus/ 静鉄バス：https://www.justline.co.jp/news/20250514/22914/ 千代田タクシー 交通案内（わかりやすい）：https://chiyodataxi-kanko.jimdofree.com/料金案内-1/南アルプス-畑薙-登山送迎/ ※東海道新幹線の大型荷物は90L相当〜なので割と大型判定に引っかからない ※静鉄バスは運転手さん+案内の方。乗車率は行き7割、帰り9割位。高速バスの車両、USB-A充電ポートあり、コンセントなし、トイレなし。途中、横沢・てしゃまんくの里（井川田代）でトイレ休憩。自販機は横沢が最終。横沢は土日は簡単な売店もやっているようだ（おやきとか売ってる）。 ※当日、静鉄バスのコールセンター054-252-0505に掛ければ、乗り場を畑薙臨時駐車場→白樺荘に変更可能。名前と座席番号が必要。発車オーライネットからは変更不可 ※特殊東海のバスは行きは2台体制。備え付けのヘルメット被る。狭いので耐えるのみ。途中、なかなかの崩落地を通る。 行きは静鉄バスのバス停と同じところから乗車。案内板はない。名前を伝えて名簿にあれば乗れる 帰りは、最終日、08:45くらいに下山したが、10:30の便はもう満席で振替不可だった。レストハウスで受付（食券買うのと同じところ）。レストハウス入口に「宿泊のレシートを用意して…」とあるが、なしでいいらしい。というか、椹島に止まるとレシートなんて貰わない。15分前くらいから乗車開始する ※畑薙臨時駐車場には仮設トイレあり。バス停からは、道を井川側に戻るとトイレに降りる階段ある。 なお、白樺荘までなら臨時の静鉄バス使わずとも到達可能。 また、まいたびのあるぺん号も畑薙⇔静岡を走っている。行きは深夜便。ただし高い。 参考 路線バス（静鉄バス＋井川地区自主運行 てしゃまんく号） 静岡駅前(7:30発)→(1,400円)→横沢(8:43着 9:02発)→(1,220円)→白樺荘(11:04着) 白樺荘(14:48発)→(1,220円)→横沢(16:50着 17:22発)→(1,400円)→静岡駅前(18:36着) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
道 椹島〜椹島の登山口 椹島ロッジをテン場の方に真っ直ぐ進むと歩道入口ある 椹島の登山口〜千枚小屋 危ないところはない。敢えていうなら吊橋が結構怖い。 最初が急登、あとはダラダラした登り。管理道は立入禁止。 下の方、広い尾根なのでやや道分かりにくい（テープはたくさんある） 2000mくらいから虫多い。 途中、西側斜面の道が多く、朝涼しい 千枚小屋〜悪沢岳 2700mくらいまでハイマツ帯にならない。 千枚岳の丸山側、花が豊富だが、ガレ場とはしごもある。 悪沢岳頂上直下は巨岩地帯 水場 椹島（レストハウスの左、「水場・自炊棟」に蛇口あり。ロッジの中の水も飲める） 清水平（水量豊富、2段になっていて、一度伏流になる。上にパイプある） 千枚小屋（小屋の左側曲がったところと、テン場行く道の左のシンク。よく出てる） 登山届 compass 携帯電波（docomo）畑薙臨時駐車場◎ 椹島◎ 管理道交差点◯ 小石下から上は× 千枚小屋は小屋前でアンテナ立つも極稀にしか通信できない（ほぼ×） 悪沢岳△ トイレ 椹島、千枚小屋、あと畑薙臨時駐車場 |
| その他周辺情報 | 入浴施設 ・椹島ロッジ シャワー500円 9-13時（レストハウスで券買う、案内に従ってロッジ内で浴びる。シャワーというがお湯張ってない浴室使う） ・白樺荘 食事 ・椹島レストハウス 07-14, 16-18（L.O.17:45）。ランチ食事は10-13。かき揚げうどん/そば、肉うどん/そば、カレーライス等。900-1200円くらい。ソフトクリーム、コーヒー600。あとお酒とか。 山小屋 ・椹島ロッジ 部屋は和室、テレビはある、冷蔵庫はない。自販機ある。 コインロッカーある。24h出入り可能。小300。大多分500．日付が変わるごとに300円なので、朝入れるとよいが、朝は両替できないので注意 ・千枚小屋 売店〜19:00。ビール、チューハイ、各種飲み物、スナック菓子、カップ麺、カレーメシ、ウィダー、インスタントコーヒー。 テン場は広い。20-30張りくらい。小屋から4-5分進んだところ。トイレは小屋まで戻る。 |
写真
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夏の静岡駅前に来ました。まだ真夏ほどは暑くない。これが畑薙行き。1日1便のバスなので緊張しました。とりあえずセーフ。
横沢。井川に路線バスで行くなら乗り換えする場所ですね。滅多に来ないので、写真に収めておきます。茶畑がいい感じ
これはまいたびが企画する4泊5日赤石・荒川周遊のツアーのバスですね
赤石岳号に乗りました。ナンバープレートも地味に標高になってます（他に悪沢岳号、間ノ岳号もあるが、やはりナンバープレートが標高）
7/19 14:12
赤石岳号に乗りました。ナンバープレートも地味に標高になってます（他に悪沢岳号、間ノ岳号もあるが、やはりナンバープレートが標高）
このバスは、往路は見どころで徐行してくれた。これが畑薙大吊橋。足元が鋼板なら安心感ありそうだが、どうだろうか。
これは古い建物らしい。あんまり違いが分からない…（屋根の上に社紋か何かの金具がついている）
TV付けたらターミネーター3やってたので少し見ました。全部見ると寝不足になりそうなので途中で消した。
笊ヶ岳登山口。いつか大門沢下降点から笊ヶ岳まで歩き通してみたいものですが…（ただ、老平からの道のほうがメジャーな印象ありますね）
7/20 4:31
笊ヶ岳登山口。いつか大門沢下降点から笊ヶ岳まで歩き通してみたいものですが…（ただ、老平からの道のほうがメジャーな印象ありますね）
このあたりはシャクナゲがちらほら。でも基本的に下草に乏しい斜面です
ようやく悪沢岳が見えてきました。遠いような、でも3000m峰にしては近いような…。まあでも1日で登れる距離だな、とは思いました。
7/20 5:36
ようやく悪沢岳が見えてきました。遠いような、でも3000m峰にしては近いような…。まあでも1日で登れる距離だな、とは思いました。
また管理道に交差。交差するので止まれ標識がありました。道は綺麗ですね。やっぱ特種東海製紙儲かってるのか…？自治体ならこの道維持できなさそう。
7/20 6:44
また管理道に交差。交差するので止まれ標識がありました。道は綺麗ですね。やっぱ特種東海製紙儲かってるのか…？自治体ならこの道維持できなさそう。
だらだらとした登りがひたすら続く。あまり陽が入らず涼しいので、そこまで疲れない。
清水平の湧き水。この位置で水がダバダバでるの、すごいですね。南アルプスは水が豊富だ…。
伐採跡地。こんなところまで伐採に来るのがすごいですね。あとどうやって沢に落としたんだ…。
千枚小屋の前からは、富士山と白峰南嶺が見えます。右端の双耳峰は笊ヶ岳かと思っていましたが、生木割山と偃松尾山か？…いややっぱり笊ヶ岳か
7/20 10:31
千枚小屋の前からは、富士山と白峰南嶺が見えます。右端の双耳峰は笊ヶ岳かと思っていましたが、生木割山と偃松尾山か？…いややっぱり笊ヶ岳か
管理道終点あたりに繋がっているようです。国土地理院の地形図には索道が乗っていません。なで？（合戦小屋や七面山の索道は載っているのに…）
7/20 10:35
管理道終点あたりに繋がっているようです。国土地理院の地形図には索道が乗っていません。なで？（合戦小屋や七面山の索道は載っているのに…）
一番乗りですが混むらしいので一番端にしました。もう少し上段でも良かったかも
千枚小屋は開けた？開いた？ところに立っている。冬季小屋が更衣室らしい
十山株式会社は、特種東海製紙のグループ会社で、井川社有林の管理、登山道整備、あと最近は井川のウイスキー蒸留などをやっているらしいです。で、これはリニア工事のための水位モニタリング装置
7/20 11:36
十山株式会社は、特種東海製紙のグループ会社で、井川社有林の管理、登山道整備、あと最近は井川のウイスキー蒸留などをやっているらしいです。で、これはリニア工事のための水位モニタリング装置
観測機器のGTR-920F。特小、見通し1.2km、最大2ホップらしいですが、見通し3.6kmだと下流につかない気もします。どうしてるんだろう。どうでもいいけど、IoTって死語になりつつありますね。流行り言葉ってのはこれだからウンタラカンタラ…
7/20 11:36
観測機器のGTR-920F。特小、見通し1.2km、最大2ホップらしいですが、見通し3.6kmだと下流につかない気もします。どうしてるんだろう。どうでもいいけど、IoTって死語になりつつありますね。流行り言葉ってのはこれだからウンタラカンタラ…
水位も何もあるか？みたいな。まあ、一定容量のマスがあれば、流量の変化が水位の変化になるんでしょうけど
伝付峠の林道のジグザグがよく見えます。伝付峠への道、直りませんかね…。まあ、登っても、二軒小屋が使えないが…。
延々と白峰南嶺。椹島から登れる鳥森山も見えます。最初は、帰り登ってもいいかなとか思ってましたが、この日差しであの低山、やっぱり絶対登りたくないな…
7/20 11:51
延々と白峰南嶺。椹島から登れる鳥森山も見えます。最初は、帰り登ってもいいかなとか思ってましたが、この日差しであの低山、やっぱり絶対登りたくないな…
標高2700m付近、地図ではハイマツ帯ですが全然開けなくてイライラします。このハイマツ帯の標高の高さが南アルプスって感じです
オ゛ッッ（良すぎて気絶）（南アルプスってこんな晴れるものなのか…）
ここの砂礫帯から高山植物が多く出てきます。これはまだ序の口ですが、タカネツメクサ
悪沢岳本峰がようやく姿を表しました。10年来の課題がようやく解決しそうで燃える
とりあえず、千枚岳。百高山対象外ですが、2880mありかなり標高は高い。
南アルプスの北の方も一望できました。塩見からの蝙蝠尾根、間ノ岳からの未踏百高山たち（広河内、大籠、笹山）…
韮崎のあたり？下界も見えます。千枚みたいな奥地の山でも山梨側から見えるものなんですね。
なんでしょう。ヨモギ？キタダケヨモギって北岳にはあるけど…。下界のヨモギってよりヨーロッパの高山植物っぽいですよね。こいつ、触り心地がめっちゃモフモフしていて最高です。
7/20 12:30
なんでしょう。ヨモギ？キタダケヨモギって北岳にはあるけど…。下界のヨモギってよりヨーロッパの高山植物っぽいですよね。こいつ、触り心地がめっちゃモフモフしていて最高です。
タカネコウリンカ。枯れてるんじゃなくてこういう感じなんですよね。もう騙されません…。
ミヤマムラサキ。ロープの付いている岩に生えていました。初めてみたかも
奈良田越の南あたり？道が（XY平面方向に）くねくねしていそうです。
丸山から悪沢岳。ここまでくればもうすぐですね。しかし、すこしガスってきてしまいました。千枚岳までは景色が持ってくれたので御の字か
7/20 13:10
丸山から悪沢岳。ここまでくればもうすぐですね。しかし、すこしガスってきてしまいました。千枚岳までは景色が持ってくれたので御の字か
北側には綺麗なカール。蛇抜沢の上流。万之助カールというらしい。ここでスキーしたら楽しそう。小さな池もありますね。
悪沢岳、山頂です。日本第6位。これで日本3000m峰のリストはコンプリート。
夜間赤外線カメラ。LK-6027と読めるが…検索には出てこない
登ってきた尾根。明日はここを下る。しかし傾斜がゆるい…普通急登じゃないですか。
さようならハイマツ帯。すれ違ったボランティアの方に「ピストンで帰っちゃうの！？勿体ない」と言われましたが、確かに勿体ないな…と思いました。しかしカレンダーに従わざるをえない人間に縦走は厳しい…。
7/20 15:20
さようならハイマツ帯。すれ違ったボランティアの方に「ピストンで帰っちゃうの！？勿体ない」と言われましたが、確かに勿体ないな…と思いました。しかしカレンダーに従わざるをえない人間に縦走は厳しい…。
このあたりとか、めっちゃ南アルプスだなと思います。ひたすらダケカンバとマルバダケブキっていう。
甲府の方かな。小屋から見えます。見えるのに電波が通じないっていう…
赤石岳がよく見えます。今回、悪沢岳に登りましたが、よく見えたのはやはり隣の山の方でした。
千枚大吊橋。またこれ渡るのか…この写真見るだけでもじんわりと手汗が…
いや、いうて写真で見るとそこまで高くないし、確かにそんな高くない（20mくらい）か？
地味にこの端も欄干が太もも位の高さしかなく、工事用車両とのすれ違いがあったら（かなり）嫌だなあと思いながら通過
椹島レストハウス入口。別にレシートは要らない（レシートとは？混乱する案内…）
コーヒーも飲みました。これならインスタントをもう1本持ってくればよかった
お土産に買ってみました。今回、ここでしか買うタイミングがないため…（次は静岡駅）
シャワーと聞いて、「あれ個室のシャワーブースなんてあったっけ？」と思いましたが、浴槽のお湯が抜かれた大浴場でした。
装備
| 備考 | 帰りのサンダルや着替えをコインロッカーに置いていき、水は2L程度にしたら、55L程度になった。普段車でくる（登山口に荷物を置ける）テント泊の人はこれくらい軽いのか…。 |
|---|
感想
因縁の悪沢岳に行ってきました。
10年前、大学の頃に三伏峠から聖平まで縦走しましたが、その時天候が良くなく（8月だったが雨でかなり寒かった）、荒川中岳は通ったものの悪沢岳はカットしてしまったのでした。（ついでに、光岳も諦めた。このせいで光岳も今度行かないといけない…）
それ以来、日本の標高第6位だし行かなければな…と思いつつ、アクセスが悪すぎて放置すること10年。気がつけば日本の3000m峰（のリスト）の中で最後まで残ってしまいました。
去年は行こうとしましたが、椹島まで入るはずのまいたびのバスが運行中止になり流れ、今年はもう諦めて片方素泊まりにして特殊東海のバスで行きました。
あーあ、10年前の往復3時間弱をやらなかったせいで、10年後の貴重な三連休を費やすことに…。
コース取りに結構悩みました。毎日あるぺん号使えば、前日夜静岡駅に来て、1日目赤石、2日目千枚と廻れますが…。まあ、赤石は一度行ったし、たまにはゆとり登山ということで椹島からの往復にしました。でも天気が良かったから周遊でも良かったな。
椹島から往復にすると、椹島と千枚、どっちをテント泊にするか問題が出てきます。2日目の悪沢岳往復に時間がかかるケースを考えて、千枚をテントにしました。しかし実際の行程を見ると、椹島テント泊で椹島にテント置いてきた方が断然楽だったと思います。ただ、これは結果的にそうなっただけの話なので、不確実性を考慮すると今でも千枚テント泊で良かったと思います。
一応毎日気をもむポイントがありました。
・1日目：特種東海のバスに無事乗れるか
・2日目：悪沢岳まで往復できるか（CTが8h以上になる。一応、往復できなかったときのバックアップとして3日目早朝登るプランがあった）
・3日目：無事脱出できるか（出来ないと詰む）。また、帰りのバス乗り継ぎが20分だが、特種東海のバスが遅れないか。
まあでも問題なかったです。帰りの整理券方式は、知らなかったらちょっと焦ったかもしれませんが…。
実際登ってみると、椹島がわりと機能充実しているので、ゆとりある登山になりました。
登りは長いけど緩いし、3000m峰の割には日曜日に登り始めてその日にはつきましたし。
土日は時間が余って昼寝してました。
千枚小屋のテン場は遠いと言われますが、まあ、船窪小屋に比べたら全然…。
縦走時に来ていれば寄ることもなかった千枚岳付近の花が豊富なのも良かったです。
10年前はずっと雨か曇り、眺めなし、花なし。今回はずっと晴れ、眺め良し、花よし。10年前のは一体何だったんだ…？
南アルプスも綺麗なんだなあと思えてよかったです。
まあ、携帯の電波通じなかったのには閉口しましたが…衛星データ通信まだですか？
あと、南アルプス、やっぱそこまで人が多くないのがいいですね。ニュースによれば乗鞍とか行列だったそうで。
これで日本3000m峰のリストはコンプリートです。山のリストはやはり1つ潰すのに土日必要なので、時間がかかり、コンプすると達成感がありますね。
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車・バイク
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