猛暑日だよ!クレイジーだよ!飯豊連峰 朳差岳 途中敗退


- GPS
- 10:01
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
彫刻公園の少し先、最終のゲート直前に8台くらい停められるスペースあり 満車の場合は手前の彫刻公園にも舗装の駐車場あり |
その他周辺情報 | 電波状況: docomo:18% / au:15% / softbank:10% https://chizroid.info/denpa/ex/list さすがの飯豊、壊滅的な数字 なんかあったらアウトやね |
写真
感想
計画では大石ダムから朳差岳テント泊の1泊2日往復予定。
二号橋を越えてから、とんでもない急登が始まる。飯豊はどこも急だけど、ここはさらにクレイジーで、両手両足を使った「よじ登り」がどこまでも続く。延々と続く。急登というより、壁登りと言った方がよいかもしれない。標高差で300mほど登ったロボット雨量計No.2で一段落するも、その後もカモス峰まで再び容赦ない急登が続く。
その後、稜線が開けてくると、今度は暑さにやられる。新潟市で最高気温 35.3℃の猛暑日、稜線上も30〜32℃の高温で、直射日光が当たるとさらにヤバい状況。ペースも全く上がらず、水分消費も増すばかり。
権内ノ峰に上がると、目指す前朳差、朳差岳の姿がようやく見えた。まだあんな登んのかー、地図を見ると距離約半分、え、まだ半分!テン泊フル装備の重い荷物を背負って、灼熱の中、水分不足状態で何とかかんとかようやくここまで登って来たというのに、またこれと同じ苦労をこれから行くのかー、こりゃさすがに無理だなー、、、「撤退は早めに」の原則に従い、これにて撤退決定。ま、撤退するにも標高差1000mを下って、さらに林道6km歩かないといけないので、体力があるうちに決断しないと。
というわけでの失敗山行。今回、あえて遅めのスタートにしたのが裏目に出た。あまり早くテント場に着いてしまうと、この灼熱地獄、とてもテント内にはいられないだろうということで、夕方、日が傾いた頃にテン場に着く想定で計画を立てたが、その分、暑い時間が急登登りと重なってしまった。これは誤算。また水分調達も今回の撤退要因だけど、頼母木や梅花皮小屋のように小屋横で水がじゃぶじゃぶ出てるようなところならまだしも、朳差小屋は水場まで50m下るし、まだその水場は残雪に隠れてるという話だったので、どこまで下ればいいかも分からない、また雪を解かすにしてもそれ相応の体力が必要になるので、ヘロヘロ状態で小屋について水も確保できないとなると、こりゃ大問題になる。ま、飯豊はいつでも行ける距離なんでね、また気候の良いときにでも再チャレンジします。
ちなみに同じ三連休、同じ飯豊連峰の福島県側で熱中症の男性がヘリで搬送されたとのこと。熱中症は避けられるリスク。気を付けましょう。
コメント
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なんと!私も昨年5月、同じコースで 朳差岳を登って、翌日、二王子岳に登りました。
両者の登山口が近いから、連続して登ろうと思う人が多いのですかね。
朳差岳に向かう稜線から二王子岳の雄姿がよく見えて、
登りたくなってしまう、という事もあるかもしれません。
私は気温が低い5月だったので登り切れましたが、
テン泊装備を抱えてなら5月でも厳しかったかも。
実は今年度から都内に転勤になって、奥多摩の低山に行き始めています。
最近の猛暑で歩くペースが上げられず、飲料水も足りなくなったりで
計画より短い行程で切り上げる事があります。
二王子も近いようで遠い山なんですよねー、山形からだと。微妙な距離感。だから何か今まで残ってしまってたけど、今回たまたま未踏の二百名山に一つ登れて、結果的に良かったかな。
奥多摩ライフ、満喫してくださいねー。
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