盛夏の温泉百名山巡り：稲包山（三国トンネル群馬側登山口より往復）
群馬県
新潟県
さとなお
体力度について
- GPS
- 09:00
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,207m
- 下り
- 1,202m
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- 山行
- 8:09
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:25
| 天候 | 午前中快晴、午後一時曇り（午後遅くにわか雨） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・群馬県境トレイルとして全般に整備（下草刈り・案内道標設置）が行き届いて歩きやすく、特段の危険・不明瞭箇所ナシ ・複数の送電鉄塔通過区間には巡視路分岐あり（案内標識・一部「通せんぼ」のマーキングあり)、引き込まれぬよう注意 ・中間ピーク多数、コース全体通してアップダウン多く（特に長倉山の登降、帰路バテ注意…)、早立ち推奨 ・長倉山から先は展望の良い尾根道が続き、夏場の晴天時は炎天下の登降での熱中症に注意要（未明からの涼しい時間帯の往復推奨；朝方はコース脇の草の朝露で靴・ズボンがしっかり濡れるため、スパッツ着用がオススメです…） |
| その他周辺情報 | 猿ヶ京温泉「まんてん星の湯」にて日帰り入浴（３時間券：大人800円／露天風呂・サウナ・食堂・休憩室・土産物コーナー＆大衆演劇場あり！） |
写真
本日は、先年の三国山〜平標〜仙ノ倉岳ツアーの際とは反対側、三国トンネルの群馬側入口前に車置き、いざ国境稜線に向けスタートです。
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つづら折れの峠道を登り詰め、三国峠着。本日は先年の国境稜線縦走時、羨望の眼差しで見送った稲包山への登山道（左のルート案内カンバンが入口）へ足を踏み入れます。
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本日第1のピーク、長倉山着。下草の刈払いや案内道標など群馬県境トレイルの整備が進み、たいへん歩きやすいルートです。関係者のご努力に感謝しきり！
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鉄塔の左、上州武尊はかなりハッキリ見えてきて、その右は皇海山〜袈裟丸など足尾の山々のようです。肉眼ではキレイな三角錐の山が見え、日光白根かと思われます…
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だいぶ登ってきて、再び標高1,500mを越えました。振りかえると、平標の真後ろの仙ノ倉岳など、谷川主脈の山々も雲が取れてきました。
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こちら、紅葉のはしり？を前景に、筍山から国境稜線に繫がる峰々。足下にはかつて隆盛を極めた広大な苗場スキー場、朝から大音量の野外フェス実施中…😅
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どうやら正面左のモッコリしたピークが目指す稲包山頂のようで、山名標柱のような柱が見えてます。右の形の良い三角錐は小稲包山でしょうか…。
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山頂は展望の良い分、灼熱地獄で長居は禁物。撮影・お詣りが一段落したところで早々に下山開始します。帰路も苗場スキー場を正面に見ながら下りますが、サマーフェス（フジロックフェス）の大音量の音楽が国境稜線上まで響いてきます…😅
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地獄のシゴキに耐え、ヨレヨレ・ヘロヘロ状態でようやく長倉山頂着。案内標識に熊さんの仕業と思しき傷跡アリ、雷雲の湧き出す兆しもありますが、暫くは動けそうもなく、ご褒美のフルーツゼリーで素早くリフレッシュしまーす！😅
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三国峠上の鉄塔台地より、帰路にようやく “不沈空母” 苗場山のお姿が仰げました。予報通り、上空は黒雲が湧いてますが、麓のフェスのお客さんも、何とか雷雨からは逃れているようです。
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無事、トンネル手前の駐車場帰着。ちょうどパラパラ小雨が降ってきて、ギリギリセーフ…。他の車の方々はどちらへ行かれたのでしょう？稲包山は本日、小生の完全貸切でした！
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天然温泉でサッパリし、湯上がりに食堂へ。相俣ダムが一望できるナイスなロケーションです。左の山向こうの白く輝く雲が天駆けるドラゴンのよう！
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装備
| 備考 | ・消費水分量：ポリタン水約1.1�函覆Δ礎訖�用400ml)、PET500mlボトル×１（午後ティー)、ガッツギア×１ |
|---|
感想
梅雨明けして2回目の週末、「梅雨明け10日」のコトバ通り、今週もピカピカの晴れ予報。関東甲信の暑さもハンパなく、2週連続ながら避暑兼ねて名山巡りの日帰り旅に出動！このところ信州名山ツアーが続いたため、今回は少し方向を変えて上越国境を目指します。ターゲットは、残り数座となった温泉百名山の1つ・稲包山。先年、三国峠から大源太山〜平標〜仙ノ倉山と国境稜線を辿った際、三国峠で縦走路入口を羨望の眼差しで見送った奥深いお山です。その後群馬県境トレイルが整備されたこともあり、かつてのプチ藪の難路が歩きやすくなり、最近はハイカーも増加中。酷暑の中のロング山行となりますが、水分補給や塩タブレット、アームカバーなど熱中症対策をしっかり講じた上で、金曜夜のテレワーク終わりに自宅を愛車で出発。関越道・赤城高原SAにて前泊し、登山口の三国トンネル入口（今回は群馬県側）から冷気の残る朝6時前スタートします。
以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通り、さすが群馬県境トレイル整備の御利益、コース全体を通じて下草刈りや案内道標設置などルート整備が行き届き、全く不安なく歩き切ることができました。マイナーな山だけあり、この日は三国峠から先、虫や鳥など野生動物以外とは全く遭遇せず、稲包山エリアを完全独占状態。間近に拡がる谷川主脈の山々に加え、上州武尊に赤城・足尾の山々、小野子三山や子持山など上州の馴染みの名山たちを眺めながら、天空の国境稜線歩きを心置きなく楽しむことができました。ただ、展望絶佳の裏返しでかなりの区間さえぎるもののない直射日光を浴びた上、途中のピークの登り下りもえげつなく、帰路の長倉山の登り返しではプチゾンビ状態に…。しかも、足下に見える苗場スキー場でちょうど開催中のサマーフェスの大音量がこの山奥まで響いてきて、少々興醒めの思いもありました。ともあれ、これも夏山ならではの風物詩と割り切って、心配された雷雨に遭うこともなく、午後3時過ぎ、往復8時間の長丁場を無事歩き切った小生でありました。
下山後は折角の「温泉百名山」ということで、車で15分と至近の伝統ある温泉街・猿ヶ京へと下り、大衆演劇など昭和レトロの雰囲気満点の日帰り温泉「まんてん星の湯」でホッコリ入浴。食堂で当地名物「相俣ダムカレー」に舌鼓を打った後、スタッフの女性に苗場でのフジロックフェス開催の経緯を聞くと、近年は本家本元の富士山麓を住民の騒音苦情で追い出されたため、苗場スキー場での開催が続いている由。それならフェス名も変えた方が良いのでは、と苦笑いしてスタッフさんに返答したものの、近年のスキー客減少で苗場エリアもかつての賑わいが失われていることもあり、地元経済には福音かもしれません。土曜も激混みの中央道とは異なり、関越道はほとんど渋滞もなく、迫り来る睡魔と闘いながら神奈川の実家へと向かいます。汗で濡れた衣類を洗濯し、老母と上州の土産物を肴に酒盛りの後バタンキュー、トラブルなく長い1日を終えました。
今週は久々の日帰りガチ山行で、2週連続の疲れもたまって、来週はさすがに休肝日ならぬ「休山日」とせざるを得ない状況です😅。関東甲信の酷暑はまだまだ続きそうで、お盆の帰省兼ねた東北ツアーを楽しみに、心身の充電に努めたいと思います。ヤマレコユーザーの皆様も、どうぞ充実した夏山シーズンをご安全にお楽しみ下さい！
［2025年7月27日、satonao1記］
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