十観山~信州昆虫資料館~くつろぎの湯 in 青木村


- GPS
- 07:52
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 743m
- 下り
- 720m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 7:09
天候 | 快晴 ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
新幹線:東京6:28-7:50上田(はくたか551) バス :上田7:59-8:30青木バスターミナル(1番線) 帰り バス :青木バスターミナル17:10-17:41上田 新幹線: 上田17:49-19:12東京(はくたか570) |
写真
感想
青木村バスターミナルから出発し、クネクネした道を上がって十観山(じっかんざん)へ。
十観山は、青木村を代表する青木三山の一つ。
木陰は、山頂付近しかなく、あとは炎天下が厳し い登り道。
もう暑くて暑くて水ばかり飲んでいました。
▶︎信州昆虫資料館
当館は、十観山の中腹(標高1000 m)にあります。
着いた早々、館長が挨拶に来てくれました。
どこから来たのか聞かれたので、青木村バスターミナルから歩いて十観山を登り、ここに来たと言ったら、「あそこから歩くとはすごいですね。」と、冷たいお水をご馳走してくれました。
正直、喉はカラカラで、これで生き返りました。
通されたソファに座りながら、東京では、今、カマキリや蝶やセミなどの昆虫が激減し、鳥類に至っては、スズメどころか、鳩さえも最近、姿を消しつつあること。
循環型と世間は騒ぐけど、昆虫や鳥などの小さな生き物や森の熊を大切にし、人間と共棲することを考えるのが本当の循環型社会ではないかと言ったら、
館長は、嬉しそうに
「うちの標語は実はこれなんです。」
と言って見せてくれたのが、
「人蟲共棲」という言葉でした。
この昆虫資料館、なかなかいいじゃんと思いました。
二階に上がり、色々資料を見ていたら、廊下の壁に不思議なイラストが飾ってあるのを発見しました。
左は、昆虫がいて畑がある本来の自然の姿、
右は、人工物が介入した歪な風景
のイラストです。
館長に「この絵は何ですか❓左の絵は穏やかだけど、右の絵は、なんだか悲しみを感じます。小学生が描いたの❓それにしては上手すぎるから、プロでしょ❓」
と尋ねると、
山田靖さんの昆虫画展示室に連れて行ってくれました。
すごく良い絵ばかり…
一目見て、昆虫や自然が大好きという、子供の時に感じたままの心情が伝わってくるイラストでした。
虫ピンで刺した昆虫標本ばかりを展示している昆虫館が多い中、この施設、やはり一味違います。
山田靖さんは、2010年に89歳で他界したそうです。
「山田靖さんの絵は買えるのですか❓」と尋ねたら、原画だから無理とのこと。
「ならば、レプリカを作って販売したらどうですか❓」
と言ったら
「レプリカか、思いつかなかった。考えてみます‼️」 by 館長。
帰りは、館長さんがドアを出て途中まで歩いて送ってくれました。
青木村の素晴らしい自然と館長さんの愛の詰まった昆虫資料館、いつまでも存続して欲しいです。
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