記録ID: 8493940
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
日高山脈
幌尻岳(新冠ポロシリ山荘)
2025年07月30日(水) 〜
2025年08月01日(金)
北海道
Sands
体力度
9
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 18:22
- 距離
- 47.2km
- 登り
- 3,105m
- 下り
- 3,115m
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1日目
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 3:52
2日目
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 3:25
- 合計
- 9:35
14:36
| 天候 | 曇時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
■林道石清水アブカシャンブ線がダートになるとその先(40km)は圏外でパンクしたら自力で何とかするしかない 今回は保険として"au Starlink"を契約してみました。キャリアは圏外でも衛星とは繋がっていました。 但し現在はメッセージサービスしか使えない＝相手がスマホしか繋がらないのでJAF等への直接の連絡はできません。家族・友人経由で依頼するしかないです。 https://www.au.com/mobile/service/starlink-direct/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【虫について】 ■イドンナップ山荘付近 ・車の周囲をアブ飛来：通常”アブ”と言えばコレというヤツ、ブンブンと単体でぶつかってくる ・人よりも車のエンジンの熱に反応する感じ ■イドンナップ山荘⇔新冠ポロシリ山荘（林道歩き） 1)アブ：ニッポンシロフアブのような黒く細いアブ 羽音もなく集団で人の後ろをついてきて、休むと一斉に襲ってくる 縄張りがあるのか一定距離を歩くと一旦いなくなり、その後再来する スポーツタイツは確実に噛まれるので中〜厚めの長ズボンがお勧め 2)ダニ：メマトイ(蝿の仲間)のように目の周りを集団で飛ぶがこれがダニらしい。 メガネ・サングラスをかけるとあまり気にならないが、こめかみや頬に 止まり顔を歩きだす。 「汗が頬を垂れて来たかな？」と思ったらダニでした。 道民曰く、「北海道のダニは飛ぶんです」 3)ブヨ：いたらしいが、気にならなかった ■新冠ポロシリ山荘⇔幌尻岳（登山道）：ほとんどいない 気にならなかった ■アブ対策 1)ウェア 前週に滝子山に行った際、夏用の薄手ズボンの上から虻に噛まれたので、急遽モンベルでO.D.パンツを購入。林道では虻がとまっても全く気にならなかった。 シャツはワークマンの冷感長袖シャツ(薄いグレー)+Tシャツ。スプレーの効果かほとんどアブは近づいてこなかった。 2)特製アブ除けスプレー 今回は山旅旅さんのYoutubeを参考に「スキンベープミスト イカリジンプレミアム ハーブプラス」(100ml)にハッカ油とシトロネラオイルを加えてみました。 Kinchoからイカリジン+ハッカ油の「プレシャワー 虫除け スプレー」が出ていますのでハッカ油を加えること自体は問題ないと思いますが、濃度や配合比が異なりますので使用は自己責任でお願いします。 香りはきつくなりますが単体よりもかなり効果があったと感じています。 これをベースにしたのは容器のサイズがよかったから。次回は天使のスキンベープミスト プレミアムを入れて使うつもりです。 ●参照情報：山旅旅さんのYoutube https://www.youtube.com/watch?v=x-BmUHFOzH8 ■参考：オニヤンマくん 幌尻岳山頂で休憩中、腕に生のオニヤンマが飛来ししばらく止まっていました。 しかしその間も虫が次々と飛来しオニヤンマ効果はないと確信しました。 |
| その他周辺情報 | ■買出し 新冠町「道の駅 サラブレッドロード新冠」の隣にセイコーマート、向かいに7-11があり弁当・パンならばここで調達可能。 AEON・マックスバリュ等は4.5km先の静内町にある。 ■旅人宿ふかふか亭（前泊） https://fukafukatei.com/news/weare/ のんびり居心地の良い宿でした。翌朝は5時出発の為、1泊夕食のみ。 お風呂・シャワーはないので、チェックイン前に「新冠温泉 レ・コードの湯」に立ち寄ることをお勧めします。 \500 幌尻岳新冠コースの情報提供、熊スプレーのレンタルあり 2014年に田中陽希さんが「日本百名山ひと筆書き」の際、宿泊されたそうです。 ■新冠温泉・レコードの湯 https://hotelhills.jp/hotspring ナトリウム―塩化物・塩冷鉱泉（低張性アルカリ性冷鉱泉）ぬるぬるの湯です |
写真
0.5kmごとに距離標識あり 時々抜けているが17.5kmまで確認
奥新冠ダムは排水口がないので満水になれば上から溢れるのみ
溢れることは滅多にないらしく北電関係者が確認に来ていました
溢れることは滅多にないらしく北電関係者が確認に来ていました
2日目 幌尻岳に向けて出発 他パーティの方々と一緒に行動しました
渡渉点 渡ったところ 水流は激しいですが石の上を歩けばくるぶし以下の深さ 川底を歩いてもすね程度正面の急斜面は砂の泥で崩れやすく歩きにくい
1
7/31 5:42
渡渉点 渡ったところ 水流は激しいですが石の上を歩けばくるぶし以下の深さ 川底を歩いてもすね程度
正面の急斜面は砂の泥で崩れやすく歩きにくい
正面の急斜面は砂の泥で崩れやすく歩きにくい
前々日の雨のせいか平取方面からの登山者は見えない
昨日来られた方は腰までつかって渡渉したとのことでした
昨日来られた方は腰までつかって渡渉したとのことでした
撮影機器：
感想
北海道遠征4座目 最後の難関コースも無事登頂できました。
昨年から情報収集を始め、経験・現在の体力・天候リスクを考え、最後の最後に落ち着いたのが新冠コース。
更にギリギリまで考えていたのが「アブ対策」。アブ線香、頭・上着・ズボンとネットを用意しましたが結局どれも使わず仕舞いでした。
昨年の礼文島での経験からタイツはとまられた感触が気になるしタイツの上からでも確実に噛まれるのでNG。やや厚めのズボン+白っぽい長そでシャツに特製スプレーで被害なく過ごせました。
立ち止まるとアブが一斉に襲ってきますので、行動食は歩きながら取り出せ食べられるものにした方がよいです。
林道は距離が長いこともありますが、起伏が結構あり足にこたえます。コンクリートで覆われたところは特に急斜面。
前々日夜に激しめの雨が降り新冠コース以外はムリかもと思っていましたが、新冠ポロシリ山荘で前日登頂された方の話では平取コースで来られた方は川が増水し7/29は腰までつかりながらロープを使って渡渉したと言っていたのことでした。
また私が登頂した日は2名の方が平取コース方面から登られてきましたがそれ以外は誰も来ず、7/30は渡渉できなかったのではないかと思われます。
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