塩ノ川 上部 つばくろ滝〜浄土平


- GPS
- 09:24
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,388m
- 下り
- 649m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:24
天候 | 曇り・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝を越えるには巻きがおすすめ。滝を登る際は時間がかからないようにする必要あり。 |
その他周辺情報 | 浄土平の駐車場は有料。兎平駐車場は無料でもキャンプ場利用者のための駐車場なので配慮が必要 |
写真
装備
共同装備 |
30mロープ3本
|
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感想
<日程> 令和7年7月31日(木)
<山行名>塩ノ川
<天候>曇り・晴れ
<メンバー>Su、Mi、Ku
今回選択した塩ノ川は10年前に一度自分は訪れている。その時はまだ経験が浅く先輩リーダーに連れられて来たということもあって、行程をよく覚えていない。全行程を遡行すると2日程度かかるが、今回は登山道を使い、「つばくろ滝」付近から日帰りで上流部のみ遡行する計画を立てた。
早朝、吾妻山の兎平駐車場でMiくんと合流し、車を1台デポ後、高山登山口に移動する。土湯から男沼女沼方向に進み、途中から砂利道に入り高山登山口に到着する。そこで途中加入のKuさんと合流し登山口から川を目指す。登山道を20分程度歩くと登山道は塩ノ川に合わさり、そこから遡行を開始。登山道は歩かれているのか、道形がしっかりしている。川近くになるとわかりにくくなるので注意だ。しばらく川を歩くと「つばくろ滝(15m)」が右に見える位置に到着。オンラインには奥に行くことが難しいので遠目の写真が多い。今回はできるだけ近くに行って写真を撮ってみた。ここはウェブ調べでは1件だけエイドで登っている記録があったが、基本は巻いてクリアする滝だ。写真を撮ったら巻きに戻る。右岸から巻きを開始。ここでKuさんと二手に別れた。Kuさんは「つばくろ滝」と「ギンゼンの滝」を両方巻き、「くらげ滝」の手前で待っていてもらう。自分とMiくんは「ギンゼンの滝」を登るべく、「つばくろ滝」の上部に懸垂下降で降りる。ただ巻きで失敗し大きく巻いてしまったため、30mロープを2回出すようになってしまった。リーダーの不徳の致すところだ。気を取り直し下降地点からから少し遡行すると「ギンゼンの滝(10m)」に到着する。ここはMiくんが流心左の直登を探り、岩穴にハンマーをひっかけ体を持ち上げクリアできた。クリアをしたものの、ここまでかなり時間がかかってしまったので、とにかく先を急ぐ。いくつか小さな滝を越えていくと、途中でKuさんが川を下ってくるのが見えた。聞くとKuさんの巻きは1時間くらいで完了し、沢床に降りた地点から3回も往復して探してくれたようだ。反省。合流後「くらげ滝(15m)」に進み、ここを右岸から巻く。ここですでに1時間30分以上計画より遅れているため、中退するかどうか判断する。ここは登山道からそれほど離れていないため、中退するなら今だ。検討の結果、急げば明るいうちに駐車場に着けそうということで、スピード重視で進むことにした。「くらげ滝」を巻くとすぐ、黒い指のような岩塔がある「12m滝」に到着。ここも簡単には登れそうにないので、すぐに右岸より巻く。しばらく進むと「あじろ滝(10m)」に着き、ここを巻くとすぐに「銚子滝(13m)」が現れる。ここまでは小さな滝や大岩が多く、全体的に薄暗く狭い渓相だが、「銚子滝」を越えると渓相は徐々に明るくなってくる。やがて「やな滝(6m)」に到着。黒いヌメリのある滝で左壁より登れるが、スピード重視と疲れを理由に左岸より巻く。3条3m滝を越え、硫黄の匂いのするガレ場を通過。ここを過ぎると青白く濁っていた川が透明になる。そして沢床に緑の藻が多くなってくると幻想的な緑の淵を持つ「10m涸れ滝」が見えてくる。この滝はセンターやや左から登るが、右岸巻きの方が速そうだったので、そちらを選択。ここから上は川の水が涸れている。少し進むと「20m涸れ滝」に到着。ここは左岸より巻いた。涸れ滝の上から「雪代の床」といわれる涸れたナメ床になる。ラバー靴は歩きやすいが、フェルト底は砂が付着しているところで滑るようだ。ここからは水が汲めない。暑いときは熱中症に注意が必要だ。「雪代の床」を延々と進むと涸れ川は二俣になり、これを右に進む。二俣からすぐに「3段30m涸れ滝」が現れる。斜瀑で下2段はそれほど苦にならないが、最上段は勾配がやや立ち高度感もあるので緊張する。ここから狭い通路やゴーロ地帯を進むと「チョックストーン滝(3m)」が見えてくる。以前はチョックストーンの下から穴をくぐることができたが、現在は石と土が詰まっていて抜けることはできない。自分とMiくんはチョックストーンの右からショルダーで登ったが、上に着いたらKuさんが左岸より巻いてきた。少し戻ると巻けるらしく、ラクチンだったということ。ここを抜けると周りが大きく開けてきて、吾妻小富士付近の赤茶けた岩や土が見えてくる。連日の雨不足で、このあたりも川の水はほんの少ししかなかった。途中、右岸の桶沼方向に伸びている登山道を使い舗装路に出る。とぼとぼ舗装路を5分程度歩くと車をデポした兎平駐車場に到着。ここで山行を終了とした。
(感想)
今回は反省点は2つ。1つはつばくろ滝の巻きが大きすぎたことだ。2つ目は計画が大雑把で、計画どおりに進んでいるか比較が簡単にできなかった点だ。この2つにより、時間がかなりオーバーしてしまった。2009年の当会の記録を見ると、登山道を使いギンゼンの滝とくらげ滝の間から遡行を開始している。次はそれも選択肢に入れたい。また、つばくろ滝を登攀するなら浄土平まで行かず、途中の登山道から迂回して戻るなら、登攀に集中できて良いかもしれない。
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高山登山口から出合までは藪の中ではなかったですか?道形存在してましたか?
2023年のはやぶさ半さんの記録、とても参考にさせていただきました。
高山登山口から出合まではしっかり道形ができていました。たぶん釣りの人が多く使っているラインだからだと思われます。
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