記録ID: 8524689
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
甲斐駒・北岳
仙丈ヶ岳
2025年08月07日(木) 〜
2025年08月08日(金)
山梨県
長野県
ひつじ
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 09:00
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,083m
- 下り
- 1,087m
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1日目
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 5:38
- 合計
- 9:16
距離 4.6km
登り 893m
下り 45m
2日目
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:17
距離 4.7km
登り 189m
下り 1,043m
計画時とは大きく異なるルート、スケジュールで行くことになった。
◆初日
(1) 事前の天気予報では、6日（前泊の日）は晴れ、7日（初日）は低気圧から南西に延びる寒冷前線またはそれが秋雨前線化したものが通過、8日（2日目）は晴れだが上空に寒気が入ってくるという予報だった。とにかく7日の天気がやばそうだったので、中止も視野に入れていた。
(2) 初日に自分が予定するルートを地形図で眺める。大平小屋の脇を通って沢沿いをずっと上がっていくルートだった。谷では雷が落ちる心配が少ない。雨風さえ我慢すればいけるんじゃないか？ただ、増水したルートを渡れるか、道が流されていないか、鉄砲水は…といった心配があった。谷では水が脅威、尾根では雷が脅威というジレンマがありそう。
(3) 予報では9時〜11時くらいに最も風雨が強いのでは、という予報だった。そこで、�〜粟�が来る前に馬ノ背ヒュッテまで登って休ませてもらい、午後に再出発 ��午後に出発 という2通りのスケジュールを考えた。前線がやってくる前、通過した後に行動時間を設定するのは利口なやり方に思えた。
(4) こもれび山荘のご主人(?)から、沢沿いのルートは通る人が少なくて踏み固められていないので足場が悪い、ザレ気味、本当に沢のすぐ脇につけた道なので風雨も防げない。それよりは尾根沿いの道のほうが樹林帯の中で風雨をしのぎながら登ることができるのでそっちがおすすめ、と教わる。ご主人からは雷の話題は出なかった。そういうご判断だったのだろうか？実際、この山行中に雷鳴を聞いたことはなかった。
(5) 結局、朝5時にこもれび山荘を出発、尾根沿いのルートを登って大滝ノ頭でトラバース道に入り、8時くらいに馬ノ背ヒュッテに到着、そこで休んで、風雨が収まってから再出発というスケジュールで行くことにした。馬ノ背ヒュッテでは、そろそろ行こうかなどうしようかなと悩みながら、結局13時近くまで停滞した。いっそ15時くらいまで待ってもいいと思っていたけど、待ちきれなかった。風はなかなか収まらなかったけど、雨は止んでガスに変わっていたので、おおむね好判断だったのだろう。
(6) 仙丈小屋に到着後、しばらくしたら青空が見えた。
◆2日目
(1) 小屋のご主人は「一日晴れの予報ですよ」と言っていた。けれど私は、上空に寒気がやってくることを事前に把握していた（おそらく寒冷前線が連れてくるのだろう）。ヤマテン猪熊さんが危険の目安といっていた、500hPa面で-6℃という基準にちょうど達する程度に。午後は雷雨ではないだろうかと思っていた。
(2) 小屋に荷物を置いて、5時前にご来光を見る。いったん小屋に戻って、6時に出発。
(3) 仙丈ケ岳の手前で、ものすごい勢いで雲が湧き出て上に上がっていくのを見る。これを見て恐れをなし、大仙丈ケ岳に行く予定をキャンセルし、早々に下山することにした。
(4) 大滝ノ頭で、初日に行けなかった沢沿いの道を下山路に採ろうかどうかを迷ったが、道が流れている可能性などを考慮し、無難に初日と同じ尾根道を下った。
(5) 結局のところ、行程中ガスに包まれることはなく、晴れ間も見えて、下山するまで無事だった。こもれび山荘到着後13時くらいまでいたけど、雷鳴は聞こえなかった。つまり、ビビりすぎたというわけだ…
◆初日
(1) 事前の天気予報では、6日（前泊の日）は晴れ、7日（初日）は低気圧から南西に延びる寒冷前線またはそれが秋雨前線化したものが通過、8日（2日目）は晴れだが上空に寒気が入ってくるという予報だった。とにかく7日の天気がやばそうだったので、中止も視野に入れていた。
(2) 初日に自分が予定するルートを地形図で眺める。大平小屋の脇を通って沢沿いをずっと上がっていくルートだった。谷では雷が落ちる心配が少ない。雨風さえ我慢すればいけるんじゃないか？ただ、増水したルートを渡れるか、道が流されていないか、鉄砲水は…といった心配があった。谷では水が脅威、尾根では雷が脅威というジレンマがありそう。
(3) 予報では9時〜11時くらいに最も風雨が強いのでは、という予報だった。そこで、�〜粟�が来る前に馬ノ背ヒュッテまで登って休ませてもらい、午後に再出発 ��午後に出発 という2通りのスケジュールを考えた。前線がやってくる前、通過した後に行動時間を設定するのは利口なやり方に思えた。
(4) こもれび山荘のご主人(?)から、沢沿いのルートは通る人が少なくて踏み固められていないので足場が悪い、ザレ気味、本当に沢のすぐ脇につけた道なので風雨も防げない。それよりは尾根沿いの道のほうが樹林帯の中で風雨をしのぎながら登ることができるのでそっちがおすすめ、と教わる。ご主人からは雷の話題は出なかった。そういうご判断だったのだろうか？実際、この山行中に雷鳴を聞いたことはなかった。
(5) 結局、朝5時にこもれび山荘を出発、尾根沿いのルートを登って大滝ノ頭でトラバース道に入り、8時くらいに馬ノ背ヒュッテに到着、そこで休んで、風雨が収まってから再出発というスケジュールで行くことにした。馬ノ背ヒュッテでは、そろそろ行こうかなどうしようかなと悩みながら、結局13時近くまで停滞した。いっそ15時くらいまで待ってもいいと思っていたけど、待ちきれなかった。風はなかなか収まらなかったけど、雨は止んでガスに変わっていたので、おおむね好判断だったのだろう。
(6) 仙丈小屋に到着後、しばらくしたら青空が見えた。
◆2日目
(1) 小屋のご主人は「一日晴れの予報ですよ」と言っていた。けれど私は、上空に寒気がやってくることを事前に把握していた（おそらく寒冷前線が連れてくるのだろう）。ヤマテン猪熊さんが危険の目安といっていた、500hPa面で-6℃という基準にちょうど達する程度に。午後は雷雨ではないだろうかと思っていた。
(2) 小屋に荷物を置いて、5時前にご来光を見る。いったん小屋に戻って、6時に出発。
(3) 仙丈ケ岳の手前で、ものすごい勢いで雲が湧き出て上に上がっていくのを見る。これを見て恐れをなし、大仙丈ケ岳に行く予定をキャンセルし、早々に下山することにした。
(4) 大滝ノ頭で、初日に行けなかった沢沿いの道を下山路に採ろうかどうかを迷ったが、道が流れている可能性などを考慮し、無難に初日と同じ尾根道を下った。
(5) 結局のところ、行程中ガスに包まれることはなく、晴れ間も見えて、下山するまで無事だった。こもれび山荘到着後13時くらいまでいたけど、雷鳴は聞こえなかった。つまり、ビビりすぎたというわけだ…
| 天候 | 初日：風雨、2日目：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
・帰りのバスは、北沢峠13:10発のバスに乗った。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所なし。 |
| その他周辺情報 | 戸台パーク（仙流荘）に銭湯あり。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
拍手
今日は流れていなかったが、ここもうっすら沢筋に見える。ヤマレコの地形図は国土地理院の地形図そのままと思っていたのだけど、よくよく見ると、沢筋にうっすらグレーの塗りがしてあって、今日見つけた水流とほぼぴったり合っていた。
8/7 7:24
今日は流れていなかったが、ここもうっすら沢筋に見える。
ヤマレコの地形図は国土地理院の地形図そのままと思っていたのだけど、よくよく見ると、沢筋にうっすらグレーの塗りがしてあって、今日見つけた水流とほぼぴったり合っていた。
ヤマレコの地形図は国土地理院の地形図そのままと思っていたのだけど、よくよく見ると、沢筋にうっすらグレーの塗りがしてあって、今日見つけた水流とほぼぴったり合っていた。
馬ノ背ヒュッテで休憩。女将さんが日本酒を歩荷してくるらしい。ラベルが馬ノ背ヒュッテオリジナルだとか。この店にはほかにもこだわりの品物がいっぱい。次来るときは泊まりたい。
8/7 8:57
馬ノ背ヒュッテで休憩。女将さんが日本酒を歩荷してくるらしい。ラベルが馬ノ背ヒュッテオリジナルだとか。
この店にはほかにもこだわりの品物がいっぱい。次来るときは泊まりたい。
この店にはほかにもこだわりの品物がいっぱい。次来るときは泊まりたい。
前泊の日にこもれび山荘で読み進め、この日も馬ノ背ヒュッテで読み進める。次の日、下山後にこもれび山荘で残りを読んで読了できた。
仙丈小屋のTシャツ。KM4Kでカモシカ、登山用品でおなじみのカモシカスポーツではなくて、スノボのブランドらしい。三つ目がキモかわいい。
8/7 15:04
仙丈小屋のTシャツ。KM4Kでカモシカ、登山用品でおなじみのカモシカスポーツではなくて、スノボのブランドらしい。三つ目がキモかわいい。
仙丈小屋のご主人が、ご来光を見るには仙丈の山頂もよいが、小仙丈から仙丈に登るルートの途中に撮影スポットがあると、教えてくださった。その撮影スポットから。甲斐駒
8/8 4:40
仙丈小屋のご主人が、ご来光を見るには仙丈の山頂もよいが、小仙丈から仙丈に登るルートの途中に撮影スポットがあると、教えてくださった。
その撮影スポットから。甲斐駒
その撮影スポットから。甲斐駒
撮影スポットから。仙丈。まだ暗いのだけど、カメラが補正したのか、まるで昼に見える。
右手に、富士山、北岳、間ノ岳を収めた。
日本の標高ワンツースリー。
日本の標高ワンツースリー。
ヒメシャジンだっけ？なんか違う気がする…
→チシマギキョウっぽい。
→チシマギキョウっぽい。
仙丈から。大仙丈。これも雲隠れ。雲が登ってくる速さに、雲の量に恐れをなして、大仙丈まで行く予定だったけど、スキップして下山することにした。（結果的には、終始晴れだったけど）
8/8 6:20
仙丈から。大仙丈。これも雲隠れ。
雲が登ってくる速さに、雲の量に恐れをなして、大仙丈まで行く予定だったけど、スキップして下山することにした。（結果的には、終始晴れだったけど）
雲が登ってくる速さに、雲の量に恐れをなして、大仙丈まで行く予定だったけど、スキップして下山することにした。（結果的には、終始晴れだったけど）
今日はヘリが何往復もしていた。間隔が短かったので、北沢峠と山小屋間の往復なのだと思う。
日清食品の字。何のスポンサーなんだろう？標識？山小屋？
登山者はみなカップヌードルにお世話になっております。
登山者はみなカップヌードルにお世話になっております。
すれ違った大学生風の男子たちが「わははー最高！何枚も撮ってしまう」「もうやめろよ、何枚撮っても同じだろ」って言い合っていた。そうだよね、最高だよね！
8/8 7:37
すれ違った大学生風の男子たちが「わははー最高！何枚も撮ってしまう」「もうやめろよ、何枚撮っても同じだろ」って言い合っていた。そうだよね、最高だよね！
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
眼鏡(調光レンズ)
タオル
ツェルト
ストック
|
|---|---|
| 備考 | 頭痛対策の痛み止めを持っていけばよかったナ… |
感想
◆教訓
�“�根では雷、谷では水を心配。しかし「今回は雷の心配は不要」とどうやって判断できるようになるのだろう？
��可能なら、前線の通過を避けたスケジュールで行動するのがよい。
��上空に寒気が来るからといって、必ず雷雨になるとは限らない。本当に危険なパターンを把握しておかねば。
◆感謝
長時間の停滞を許してくれた馬ノ背ヒュッテさん、ありがとうございました。
◆感想
・いい山は、雨でもいい表情をしている。と思う。
・スケジュールを組むにあたって、午前が潰れたとき、午後が潰れたとき…といったパターンに備えて可能性を考えておけるとよい。
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