飛越・猿越ダムから金剛堂山往復

- GPS
- 04:29
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 992m
- 下り
- 996m
コースタイム
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
下草が生えているものの、道形は明瞭。 |
写真
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
サングラス
携帯トイレ
|
|---|
感想
山の日3連休は、8月10日日曜日に新潟県の山へ出掛ける予定だった。しかし、直前になって天気予報が悪くなったため断念し、9日土曜日に急遽どこかの山に行くことにした。だけど、午後3時から予定を入れていたために、その時間まで登って降りてこられる山を考えた結果、八尾側からの金剛堂山往復になった(苦笑)。金剛堂山に登るのは今回で6回目になるけど、4年前に初めて八尾側から登って以降、八尾側からしか登っていない。その理由は至って簡単で、「利賀側から登るよりもラクだから」(笑)。八尾側から登るのは今回で3回目だけど、今回初めて、入れるところまでクルマで入っての往復。
『キャラメルハウス』(自宅)を朝3時半過ぎにクルマで出発。途中で給油してから大長谷を目指す。5週前に白木峰へ行った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8371990.html)に通った道を杉ヶ平まで進み、5週前にはまだ閉まってた(ハズ)の杉ヶ平ゲートをくぐって酷道471号の本領発揮区間に入る。早朝のためか対向車は無く、大長谷第四発電所入口で酷道から逸れ、発電所の前を通って、猿越ダムに到着。ダムを渡った先で駐車。あと10 mくらいクルマで進めるけど、ダム脇に駐めても大差無い(苦笑)。靴を履き替えてから、5:03に登山開始。この時点では虫は気にならなかった。下草がうるさそうだったので、スパッツを装着しようとしてよくみたら、持ってきたのはテントの下敷き…(汗)。
最初のうちは、落石や路肩崩壊など放置されたままの、西ノ瀬戸谷沿いの車道跡の歩き。土砂崩れ跡を横断する箇所は気を使うものの、山慣れたひとなら問題なく通過出来るハズ。やがて谷から離れて反対方向に折り返して上り、もう一回折り返して登っていき、そのまま谷に沿って真っ直ぐ行くルートとの分岐に金剛堂山登山口の標識が地面に横たわっているけど、草ボウボウで初見のひとは気付かないかも…(汗)。私は、今回が3回目で注意してたからなんとか気付いた(苦笑)。しばらく元林業などの作業道あがり、もしくは前田利保公の歌碑を担ぎ上げるために荷車を曳いた道なのか、車か馬が通れる傾斜と幅を持った道をジグザグに緩く登ってく。草がそれなりに茂ってるため、草露でシューズが湿ってく。時代を感じさせる道はところどころ土砂崩れで細くなってる箇所もあるけど、あまり苦労を感じることなく、5:49に水場に到着。
水場からもしばらく道幅を持った緩い道が続く。尾根に乗ると90°曲がって尾根を往くけど、これまでと同じような緩い傾斜が続く。しかし、どんどん傾斜が付いてきて、やがてトラロープが現れ始める。急な坂をグイグイ登ってくと、振り返ると槍ヶ岳がみえるようになってくる。標高1,400 mくらいまでは尾根の急登が続く。このまま頂上まで行ってくれると決着が早くてイイんだけど、一旦数十m下って、池に出る。このルートを初めて歩いた時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4495698.html)の下りで池ポチャした因縁の場所だけど、この夏の少雨で殆ど水が無く、ラクラク通過。この池で休憩し、いなり寿司セット喰った。
池から進むと樹林帯から草原帯に変わり、晴れてれば陽射しがモロ当たりのハズだけど、雲が多く陽射しはたまにしか当たらない。頂上直下は足元が悪い急登でここを登り切ると、金剛堂山(前金剛)の頂上。前金剛には今回で6回目なので、そのままノンストップで前回(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6785668.html)行けなかった中金剛を目指す。猿越ダムから前金剛まで、下草がうるさい箇所がそれなりにあったけど、草露でズボンが濡れることはほぼ無かった。前金剛から中金剛の間の道も一部道の横からハミ出る草に覆われており、通過時に草露でズボンが濡れた…。雨具を着るほどでは無かったけど、雨上がり時などはそれなりの準備が必要。右手に白山、左手に北アルプス、中央アルプス、乗鞍岳、御嶽の絶景をみながら中金剛を目指すと、富山藩主・前田利保公の歌碑に到着。前田利保公が登頂した翌年にはもう設置されたというから、今のようなヘリ輸送ではなく、新田次郎の『強力伝』のように人力で担ぎ上げたモノだろう。歌碑からひと歩きで、7:39に中金剛に到着。祠や方位盤や一等三角点やらでにぎやかな前金剛とは異なり、中金剛にはどっかの登山サークルお手製の標識しか無い。だけど、展望は絶景。富山市街とその先の富山湾、砺波平野とその奥の宝達丘陵、白山や人形山、笈ヶ岳、御嶽と乗鞍の間に中央アルプス、槍穂連峰、立山連峰など北アの山、こちらのほうが標高が高いため見下ろす形になる白木峰─小白木峰。ホントに絶景ポイントだ! 朝早いためか、他に登山者の姿は無く、この素晴らしい頂上を独占出来た。
7:49に中金剛を出発し、前金剛に戻る。8:01に前金剛に着くと同時に利賀側のほうから若いソロのかたが到着。復路も前金剛はスルーし、下山にかかる。下りは前金剛の直下が一番足場が不安定で危ない。慎重にここを通過し、しばらく天空のトレイルを堪能。丸見えなので、麓まで一気に下ってくような感覚を味わえる(苦笑)。樹林帯に入ると急な下りとなるけど、焦らずに確実に一歩一歩下るうちにいつしか傾斜は緩み、尾根を外れて水場へ向かう。水場には8:51に到着。ここで水汲んで休憩してると、虫が寄ってくる。富山で「オロロ」と呼ばれるイヨシロオビアブも混じってる。上りでの休憩時には居なかったのに…。緩い道をジグザグに下って行き、荒れた車道跡を谷沿いに歩いていくと、9:32に猿越ダムに置いたクルマに到着。通常なら、トレッキングシューズを履き替えて、汗まみれのTシャツを着替えるんだけど、虫がまとわりつくので、靴はそのままでクルマを出した。クルマに乗るときに数匹車内に入ってきたので、窓を全開にして全部出て行くまで我慢…。帰りは大長谷温泉で入浴のつもりだったけど、下山が早過ぎて営業時間前のためそのままスルー。正間トンネル東口の ほたるの里まで来てから、ようやく靴の履き替えとTシャツの着替えをした(苦笑)。
世間では利賀側から登るのが半ば常識になってる感もある金剛堂山だけど、私は八尾から登ることを強く推したい。最初は槍の穂先だけみえていたのに、登るにつれてどんどん穂高やら薬師やら劔・立山やら乗鞍やら御嶽がみえてくるのが、歩いていてとても励みになる(笑)。八尾ルートが素晴らしすぎるので、利賀側から登ることは多分もう無い…と思うくらい。あるとしたら、弟子(妻)との銀婚登山?(笑…2人で初めて歩いたコース(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2454442.html)のため)
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