初めてレンズ雲を見た早池峰山(48)


- GPS
- 05:51
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 888m
- 下り
- 900m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 5:40
天候 | 曇りのちガス&少雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
私の靴的にも、雨の蛇紋岩は本当によく滑ります。 一合目から山頂まで、雨風を防げる箇所はほとんど限定的ですので、雨具はすぐに取り出せるようにしました。 |
写真
感想
人間社会では、見た目ヤバそうなやつは大抵いい奴だが、自然界では、見た目ヤバそうなやつは大抵ヤバい。
今日は「レンズ雲」を初めて見て、それが二重三重に大きくなっていって、気づいたら雲に巻かれて雨に振られた。
事前の下調べでは、風も穏やかで雷雨の可能性は14時以降と想定していたが、急速に天候が変わった。
登りでは、上層雲があるだけで下層中層はおおむねクリア。遠くまで良く見えたが、山頂に着くころには遠野盆地は雲に覆われて、雲海だ!と喜んでるうちにその雲が風に乗ってやって来て早池峰山をペロリと飲み込んだ。
先週は滝汗をかいたお山、今日はアウター着てちょうどよい。山頂は手が冷たく感じるほどの風と気温だった。
下山時は雨。5合目までは冷える予想をして、久しぶりにカッパを着る。なんだか嬉しかった。古いモンベルだが、6月の八ヶ岳前に自分で撥水加工をして以来一度も着てなかったから、撥水性も確認できた。…ムラがあった(笑)
しかし撥水しているおかげで、内部結露は全くなく古いモンベルでもまだイケるぞと確信できた。
先週の酷暑から一転、雨が多く気温が上がらなかったせいか、コイチョウランやミヤマアケボノソウは1週間前と同じ状況。でも森も山も雨に潤っていた。
早池峰山総合休憩所の見頃一覧は、またしてもコンプリートできず。監視員さんの視点は、やっぱりすごい。
山頂では草餅を頂く。旨い。。…今日は泣かなかった(笑)アイスコーヒーを持ち込んだものの、体感気温的にホットコーヒーが良かったかなぁ。季節を感じる。
今シーズンから履いているキャラバンの登山靴は、荷重が軽いせいもあるんだろうけれど、濡れた蛇紋岩では本当に滑る。
モンベルのトレールグリッパーがどれだけ凄かったかを思い知る。シーズンオフにメガグリップにソール交換も視野に入れて、うまく付き合っていこう。キャラバンは履き心地がとても良いのだ。
ところで最近の傾向として、登山の皆さんの足元は昔モンベル、今スポルティバってくらいに後者の比率が多いように感じる。
体力が余ったので、帰りの舗装路は負荷を上げて歩いた。
明日で宮沢賢治さんの「山の晨明に関する童話風の構想」から100年。今日はその「構想」を目で見て感じながら歩くことができた。
監視員さんが補修グッズを背負って登っていかれた。本当に頭が下がる思い。
うまく表現できないが、やっぱり早池峰山。なにかこう久しぶりに心が潤った山行だった。ありがとうございました。
賢治さんの詩に関する考察はこちら。
https://note.com/44yonkopen/n/n15c61eb4a8ff
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