【岩木山】岩木山神社より、百沢登山道ピストン(北東北遠征1日目)


- GPS
- 07:21
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,438m
- 下り
- 1,437m
コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 7:21
天候 | 天候:曇りのち晴れ(12時15分ごろの山頂で10分ほどスコールあり) 風:山頂部のみ7〜8m/s程度の風。それ以外は無風〜微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス ・東北道/大鰐弘前ICより一般道を利用し、岩木山南麓の岩木山神社の 近傍にある”百沢駐車場”へ(7:45着) <東北道/大鰐弘前ICから百沢駐車場まで> ・距離:約25km ・所要時間:渋滞無しの直行で32分(Googleマップのナビによる) ■駐車場について ・駐車場は上記の通り”百沢駐車場”を利用 ・駐車料金:無料 ・駐車台数:パッと見で100台ぐらい(駐車区画線のない広大な駐車場) ・ゲートなし、24H入出庫可 ・トイレ、水道、自販機、売店なし (駐車場の近傍にある岩木山神社の入口にトイレ、売店、自販機あり) *駐車場の詳細情報はこちら↓ https://apese.net/gurucomi/?id=4854808 https://hirotravel.com/aomorikenn/iwakisan/page_thumb2.html 【津軽岩木スカイライン+リフトでアクセス】 ・岩木山は8合目まで車で上がり、その後リフトを利用して9合目まで 行くこともできます。 *津軽岩木スカイラインとリフトの詳細情報はこちら↓ https://www.iwaki-skyline.jp/annai.html https://iwakisan.com/featured/skyline/#google_vignette ■コンビニ ・大鰐弘前ICから下道の幹線道路沿いに大手コンビニ数軒あり。 (百沢駐車場まで市街地を通るのでコンビニ以外の店舗もあります) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【山小屋・トイレ・水場・ルート状況など】 2025/08/12 現在 ■山小屋について ・今回のルート上の山小屋は、”焼止りヒュッテ”と”鳳鳴ヒュッテ”、 そして山頂の”岩木山頂避難小屋”の3ヶ所になります。 *上記の3ヶ所は何れも無人の避難小屋になります。 (本行程に有人の営業小屋はありません) ■ルート上のトイレついて(2ヶ所) ・トイレは始点の岩木山神社の入口と岩木山の山頂にあります。 ■水場について(8/12現在) ・標高1340m付近にある水場 ”錫杖清水”が出ていました(写真31) ・この水場に達する手前のルート上で沢水を汲むこともできました。 ■ルート状況:百沢登山道(奥宮登拝道) <全般> ・百沢登山道は岩木山(日本百名山)の主要ルートということで、道標類 も多数設置されており、整備が行き届いているので特に問題なく 歩ける印象。道迷いの可能性も皆無だと思います。 <各区間の状況> 1)岩木山神社里宮〜焼止りヒュッテまで ・この区間は一部急登があるものの、大部分は直線的な道をゆるゆると 上って行くイメージ。道は明瞭で特に問題ない印象。ただ、全般的に 傾斜が緩めなので中々標高が稼げず非常に長く感じます。 2)焼止りヒュッテ〜鳳鳴ヒュッテまで ・焼止りヒュッテから先はこれまでの道とは様相が一変し、沢地形の道 になります。ここまでの道が緩めだったこともあり、あまりの変わり ように正直驚きました。 ・岩がごろつくゴーロ帯の急登ルートなので、一部ですが手足フル稼働 で岩を乗り越えるような場面も出てきます(写真24) ・また、小さな渡渉や少し切れ気味の際どい箇所なども出てきますので スリップで転滑落しないよう、足元に注意しながら慎重に進みました ・最初は枯れ沢ですが、上部に行くにつれて水流が現れて水量も増えて いきます。この日は上部の水場(錫杖清水)まで行かなくてもこの沢で 十分給水できる状態でした。 3)鳳鳴ヒュッテ〜岩木山山頂まで ・鳳鳴ヒュッテから先は”二のおみ坂”というゴーロ帯の急登区間になり ます。岩自体は安定していますが、この区間は8合目からのリフト組と 合流するので登山者が一気に増えます。渋滞やトラブル回避のため 矢印のマーキングで上りと下りが部分的に区分けされています。 ・二のおみ坂を登りきるとほどなくして山頂に着きます。山頂も広さは ありますが、山頂全体に大岩がごろついているので山頂内の移動時も 躓き転倒なきよう足元に注意が必要です。 |
その他周辺情報 | <下山後の入浴はこちらの施設を利用しました> ■弘前市の源泉かけ流し日帰り温泉 ”やすらぎ温泉” https://yasuragionsen.hotstyle.jp/ ・利用料:480円 *ここも含めてこの地域の温浴施設はシャンプーやボディーソープなど アメニティーが常備されていない場合が多いのでご注意ください。 (フロントで別売されています) |
写真
神奈川の自宅から750km超、食事と仮眠約4時間含めて約12時間半の移動。遠路はるばるやってきました(移動だけで結構疲れた…)
ここから”百沢登山道”を辿り山頂を目指します!
「チドリ」と名がつく3種のランの中で”テガタチドリ”や”ノビネチドリ”も似ていますが、よく見ると花弁の形が違います
https://www.hanasanpo.org/野山の花アルバム2/ラン科2/チドリ3種比較/
このように中が空洞で鐘が吊り下げられています
このケルンの建設資材は、大勢の人がリレー形式で運び上げたことから「連帯の鐘」と呼ばれているのだそう
最初は真っ白で今回も景色なしで終わるのかと思いましたが、1時間ほど待った甲斐がありました。最後にご褒美を貰えてよかったです♪
正面に見える平らな部分が山頂部の3つのピークのひとつ”鳥海山”
画面右に見える大岩が”溶岩ドーム”、その後に”爆裂火口”があります
感想
今回は北東北の日本百名山めぐりということで、本州北端の百名山で青森県の最高峰でもある岩木山と酸ヶ湯温泉でも有名な八甲田山へ行ってきました。まずは遠征初日の岩木山からです。
この日(8/12)は九州から東北の中部あたりまで広い範囲で雨予報が出ていました。
しかし、私のお盆休みは8/12.13日の2日間しかなく、この2日間で晴れて登れる山はどこかないかと探したところ、秋田より北は北海道も含めてそれなりに良い予報が出ていました。
これは!ということで、即決で北を目指すことにしましたが、さすがに2日間で自身初となる北海道登山決行という訳にもいかず、車で行ける範囲で北東北の良さげな山を検討しました。
東北の百名山は6月末に早池峰山まで踏んでいたので、北上という意味での順番でみると次は岩手山と八幡平をセットで踏みたいところでした。
しかし、現在の岩手山は火山活動の警戒レベルが引き上げられて規制中で入山できない。
そうなると、岩手山を越えて本州北端の岩木山と八甲田山をセットで踏んでしまおうという結論に至り、神奈川から約750km、人生初となる青森で未踏の百名山2座へ臨むことにしました。
この日は朝から晴天予報だったものの、実際は曇り空でスタート。山頂に鎮座する岩木山神社奥宮への登拝道でもある“百沢登山道”を黙々と登って行きます。
お盆休み真っただ中でしたが、岩木山は9合目まで車とリフトで登れることもあってか、百沢登山道はひと気もなく、岩木山の豊かな自然を静かに感じながら歩けました。
中腹あたりでゴーロの沢地形のルートに変貌して驚きましたが、そこは百名山の主要ルート。歩く分には特に問題ありません。
沢の音を聞きながら上部に達すると、森林限界を超えて視界が開けます。
まだ空模様はガスと青空が激しく入れ替わる状況で、山頂からの展望はタイミングとあとは運かなと思いました。
運試しだと思いつつ山頂に達すると、青空が僅かに見えるものの殆ど真っ白な状態でした。これは大ハズレですかね(笑)
せっかく本州の北端まで来たこともあるので、お決まりの記念撮影や山頂に鎮座する奥宮に参拝するなどして“晴れ待ち”していると、それをあざ笑うかのように突然のスコールが。。。
もうこの手の山からの嫌がらせは慣れっこなのですが、さすがに「アルプスじゃあるまいし、スコールはないでしょ…」とテンションダダ下がりの中、避難小屋で雨宿りをしていると10分ほどで雨が上がってくれました。
すると先ほどまで辺りを覆っていたガスも徐々に消え始めて景色が見えるように!
北に津軽平野、北西から西にかけて日本海も見えます。本州北端の独立峰から壮大な日本海が見えた時は感動して暫し見入ってしまいました。
南に見えるはずの岩手山や明日登る予定の八甲田山が見えなかったのは残念でしたが、それでも1時間近く待ったこともあり、一部でも素晴らしい景色が見えたことは心底嬉しく満足感も得られました。
本州北端の百名山で青森県の最高峰でもある岩木山。
山頂からの眺望だけでなく、津軽富士と呼ばれる秀麗な山容や独立峰ならではの存在感など、魅力溢れる良いお山だったと思います。
そんなことで初日の岩木山を無事に踏むことができ、翌日は”八甲田山”へ。北東北遠征の2日目に続きます。
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