記録ID: 8604067
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
剱・立山
立山登山マラニック
2025年08月23日(土) [日帰り]
富山県
nicopoji
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 11:57
- 距離
- 65.9km
- 登り
- 3,519m
- 下り
- 1,086m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:34
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 11:58
距離 65.9km
登り 3,271m
下り 846m
3:59
207分
スタート地点
15:57
| 天候 | 晴れのちくもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
この大会のコースはほぼロード（出走者232名。完走率56%）。 ・スタート〜岩峅寺エイド（累積19km。標高〜180m。DNF:3名）：河川敷の道。舗装路、砂利道、Z坂 ・岩峅寺エイド〜立山駅エイド（累積38km。標高〜475m。DNF:33名）：舗装路。ここからアップダウンが始まる（4ヶ所） ・立山駅エイド〜称名エイド（累積45km。標高〜980m。DNF:18名）：舗装路。勾配が次第にきつくなる。最大勾配19% ・称名エイド〜弘法エイド（累積49km。標高〜1610m。DNF:30名）：走行禁止区間。急勾配の登山道で足元は悪い ・弘法エイド〜弥陀ヶ原エイド（累積53km。標高〜1920m。DNF:1名）：木道。固定状態が非常に不安定な木道もある ・弥陀ヶ原エイド〜室堂エイド（累積61km。標高〜2450m。DNF:16名）：舗装路（アルペンルート）。走行時はバス走行に注意 ・室堂エイド〜一ノ越チェックポイント〜雄山山頂（累積65km。標高〜3003m。DNF:1名）：一ノ越〜山頂は走行禁止区間。岩/ガレ場主体の登山道 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
海辺に出れる場所がよくわからなかったので、防波堤から常願寺川河口を舐め回した、頭の中で
次第に選手が集まり始めた。ベテランランナーっぽい人が多く山屋は場違いか？
いよいよ開会式。給水は頻繁にしてくれ、ということを常々言っていた(当日の最高気温37度)
ゲストランナー。後半の室堂に向かうロードランで股関節を痛めたと言っていたのに、その巻き返しのスピードの速さを見て脱帽した、すばらしかった！
1
8/23 5:45
ゲストランナー。後半の室堂に向かうロードランで股関節を痛めたと言っていたのに、その巻き返しのスピードの速さを見て脱帽した、すばらしかった！
立山大橋。日焼け対策は十分だったが、カンカン照りで暑さによる消耗が半端なかった
本大会で数少ないトレイル�“�郎坂を登った。暑く長いロードマラソンから解放されたからか、普段通りのスピードで登っていけた
弘法〜弥陀ヶ原の木道区間はアルペンルートがチラチラ見えた。木道はかなり不安定なものもあり、走ると余計な筋肉を使いそうなので早歩きした
8/23 11:33
弘法〜弥陀ヶ原の木道区間はアルペンルートがチラチラ見えた。木道はかなり不安定なものもあり、走ると余計な筋肉を使いそうなので早歩きした
弥陀ヶ原〜室堂のロード区間は8km530mアップ。大日連峰が近くに見えることからも標高2000mを越え酸素が薄まり、ここまでの疲労もありなかなかペースを上げられなかった。近所の山で高度走をしなかったことを猛省した
8/23 12:50
弥陀ヶ原〜室堂のロード区間は8km530mアップ。大日連峰が近くに見えることからも標高2000mを越え酸素が薄まり、ここまでの疲労もありなかなかペースを上げられなかった。近所の山で高度走をしなかったことを猛省した
室堂エイドを無事通過した。奥社に行く前に室堂のトイレで身を清めて再出発した
本大会で数少ないトレイル�⊆柴押鼠沙鎧劃此�トレイルに入ったせいか、この区間は走らなくても普段通りのペースでグイグイ登れ、疲労感もどっかに消えた
8/23 13:30
本大会で数少ないトレイル�⊆柴押鼠沙鎧劃此�トレイルに入ったせいか、この区間は走らなくても普段通りのペースでグイグイ登れ、疲労感もどっかに消えた
グイグイ登っていけた。やはりロードよりトレイルの方が気持ちが上がる
実行委員会の方々、開催していただき本当にありがとうございました
翌日は帰りの出発時間まで図書館で書物を漁った。やはり地元の人たちによる心温まる大会の方が参加したくなる
装備
| 個人装備 |
シューズ1（スタート〜称名エイド）：NOVABLAST 5
シューズ2（称名エイド〜雄山山頂）：TERRAVENTURE 3
ソフトフラスク500ml×2本（飲料充填率は区間や状況に応じて変えた）
ザック
補給食（計約700g。各エイド間毎に小分けしておいた）
ヘッドライト
点滅ライト
財布
雨具（上）（仕様の大会規定あり）
雨具（下）
スマホ
健康保険証
熊鈴
マイカップ
ファーストエイドキット（絆創膏・消毒液・内服薬など）
冷感タオル（氷仕込み用ポケット付き）
半袖
短パン
インナー上
インナー下
靴下
手袋
アームカバー
カーフスリーブ
キャップ
キャップシェード
サバイバルシート
替えウェア（ウール/ポリエステル）
|
|---|---|
| 備考 | 「マラニック」はマラソンとピクニックを合わせた造語で、この大会のコンセプトは、走るため登るために必要な着替えや飲み物などをリュックサックに背負って走ることと公式サイトでも明記されている。この大会の途中（称名エイド）で受け取れる荷物はスタート前に預けた山岳用シューズ１足のみ（安全の観点から）。それ以外の必携品等はザックに背負わなくてはいけない（走行中、必携品が明らかに足りてなさそうな容量のザックを背負っている選手がいくらかいたが）。 |
感想
今夏の目標を無事達成することができてよかった。No試走だったので次々と現れる初見の路にひたすら対処していくしかなかったが、やっていることは普段の山行と同じことじゃんと前向きに捉えていた。マラソン2回目で夏のマラソンのキツさを知れたことが新たな気付きだった。水分補給量は計画よりも多く取るよう途中で修正したことや、自分で担いできた補給食を計画通りに食べれたことは良い経験になった。そのせいか、痛みや怪我、足攣り、内蔵トラブルなく完走することができた。振り返ると、大会中もPDCAサイクルを常に回していた気がする。
最後に本大会の創始者である松原和仁さんの言葉を載せておく。
「人間は山の頂上にあこがれを抱きます。海には広大な夢を河川には源流へとたどりたくなる探求を想います。文明が進化し、物が進歩して日常がスピード・利便性・効率性に支配された昨今、生身の人間の身体はどこかに隠れてしまった気がします。知らぬ間に僕らの身体感覚はマヒして生きています。原生動物、原生自然にかえりましょう。二本足だけで汗をかきつつ、海抜0mから3003mへの頂きに向かって走り、駆け登りましょう。富山の自然にはその大舞台がありました」
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