黒岳(大雪山)

天候 | 小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
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コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されている。例えば、多少の雨でも、泥濘に遮られることは少なく、普通に歩ける。 |
写真
感想
北海道の山旅は、当初の思惑と異なり、計画の大半を実行できなかった。その最大の要因は、天候不順です。当初、29日がテンクラでAの登山日和ということもあり、黒岳から白雲山・忠別岳・トムラウシ山(南沼キャンプ指定地)の避難小屋等を3泊4日で巡りながら、トムラウシ温泉に下山する計画を立てた。通常、平均的には2泊3日の縦走コースだが、その場合、3日目が長時間でしかも下山時の標高差も大きく、安全に下山できるか否かで、迷った。結果、安全を期して、1日あたり5〜6時間の活動で済み、体力的にも負担も小さい3泊4日の縦走とした。
ところが、実行段階になると、直前の天気予報が当初と異なり悪いほうに傾き始めて、計画変更も含みに入れた。それで、天気予報で登山日和と表示された日を初日とし、白雲山避難小屋まで行って宿泊しながら前途の行動を決めようとの算段で層雲峡・黒岳ロープウェイに乗り込むことに。そして、まったく予期しない展開に。具体的には、テンクラでAの登山日和の予報にも関わらず、登山口で準備中に雨に見舞われてしまった。しばらく様子を見ていたものの、雨脚が次第に激しくなり、登山できるかなと心配になった。そこで、雨雲レーダーを確認したところ、以後強烈な雨も予想された。そこで、残念ではあるものの、安全を期して、登山口で登山中止とすることにした。
さて、登山日和の予報にも関わらず、天気が崩れて雨になることは、長年登山を嗜む中で多少は経験してきた。予報に反しての雨の規模のため、山小屋に1日停滞した経験もある。ただ、それも2日目とか3日目の話で、登山口でいざ登ろうとする際に予想しなかった雨のために登山中止の事態は、記憶に無く、初めてかもしれない。
31日は、再びテンクラでAの登山日和の予報だった。それで、予報に懸けて、黒岳から旭岳を経由して姿見駅を目指すことにした。ただ、登山口では小雨模様で、今日も登山は無理かなと思いつつ、雨雲レーダーの表示を見る限りでは、以後雨の心配はなさそう。それで、意を決して、再度登山口を登ることに。ただ、小雨模様は大半続き、気分的には晴れず、足取りも重い。そうこうするうちに、黒岳頂上に着いた。やっと、北海道の山の稜線を見れたという思いだ。ただ、その後の足取りは重く、天候も一向に回復する気配なく、気分も優れない。暫く歩くと、黒岳石室が見えてきた。しかも、辺りを見回すと、なんとなく良い景色に遭遇したようだ。写真を撮っている内に、紅葉の季節かと気付くに至った。今回の山旅で唯一の救いかな。
北海道の山の天気は、北アルプスとかと比べると、独特だとか聞くことも有るが、その一端を垣間見た思いです。
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