馬籠峠(中山道/妻籠〜馬籠)


- GPS
- 03:20
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 458m
- 下り
- 285m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】馬籠宿(路線バス)→中津川(JR)→名古屋 中部空港(SKY)→新千歳空港 |
その他周辺情報 | 【前泊】妻籠宿「松代屋旅館」 |
写真
感想
旧中山道を「一日中山道(いちにちじゅうやまみち)」と読んだ女子アナがいたこと(事実は少し違うらしいが)は知る人ぞ知る話になっている。
単なる勘違いの発言ではあるが、妻籠と馬籠の間を歩いてみて、これが実に言い得て妙なことだと今さらながらに感心した。
中山道には標高が1,000mを優に超える険しい峠もあるらしいので、790mの馬籠峠はまだ低いほうだが、そこに至る道の急な山肌にはスギやヒノキなどが密度濃く茂り、昼なお暗い場所が随所にあった。
妻籠と馬籠は同じ木曽路の宿場ではあるが、雰囲気が異なっていた。
馬籠は道の両側に土産物屋やカフェなどの今風に手を加えた建物が軒を連ね、どの店もにぎわっており、往時の宿場のイメージはあまり伝わってこない。
それに対し妻籠のほうは家々に昔の生活の匂いがあり、観光客が歩いていなければ江戸時代にタイムスリップしたように錯覚させる。
朝、話を聞かせてくれた松代屋の先代(八代目)主人は、妻籠は街並みを昔に近い姿で保存することに強くこだわっていて、土地や建物の所有者が「売らない・貸さない・壊さない」の三原則を守り、通りに面した戸や窓の修繕にもサッシは使わないという。
しかし、そのための負担は大きく、経営が保てず営業をやめる店が増えているのだそうだ。
最近では営業している店は10軒を切っているという。
若い跡継ぎたちは三原則は守りつつも、中津川の工業団地の企業で働いたりしているともいう。
「和宮は中山道を使って江戸に向かい、この家の前も通ったんですよ」
御年93歳という先代のその言葉に、往時の面影を残そうとすることへの矜持が表れていた。
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