高見山(高見峠から往復)


- GPS
- 01:34
- 距離
- 1.9km
- 登り
- 353m
- 下り
- 353m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | たかすみ温泉 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
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感想
大高山脈の高の字は高見山からきているというから、この山域の盟主といえる山であろう。国道166号を高見トンネルに向かって走行するとき、目の前にニュっと聳える秀麗な山が現れる。関西のマッターホルンと称されるこの山が高見山である。と書いて、本物のマターホルンを眺めつつハイクしたのはいつの日だったろうか・・・とはるか昔にタイムスリップ(time warp)する我々。もう40年余りが過ぎ去った。とにかくこの高見山には一度は登らないと、である。多くの人は霧氷の時期に訪れているが、霧氷は自分たちの住む兵庫県でも北部では見事なものを楽しめるし、六甲山ですら、きれいな霧氷ができることがある。今週末は前線が日本海から南下してきたので、どこもパッとしないし雨マークも付いている状況なのだが、この高見山だけはてんくらAで麓の天気も晴れマークだ。ということで、行先は高見山。といっても、下から登る根性はないので、最短の高見峠からの往復とする。その代わり、下山後の第2座を準備しておくことにする。問題は高見峠までの車でのアクセスだが、多くのログでは特段の記載がなく、ということは問題なし、だろうが、安心できないのでさらにチェックする。人によって三重県側のほうがいい、奈良県側がいい、と意見が分かれ、ナビで調べるとわざわざ高見トンネルをくぐってから三重県側から戻ってくるルートが示されたりする。よくよく検討して、東西踏破した最近の記録から奈良県側が道よし、と判断。トンネル西口脇から入るとする。ただ、この入り口がトンネル方向を向いていて、西側からDELICAで入るのは鋭角すぎて困難である。トンネル入り口の左側に小さなPがあるのでひとまずここに入り、方向転換して旧道に乗り入れるという計画だ。さらに旧道に入ってすぐ、鋭角に左折(もっと下からつけられた道路に合流)しなければならないので、ここは切り返しが必要になるかもしれない。
実際行ってみると、こうして予想した通りの状況となった。すべて計算通りで慌てずに済んだ。道は上々で嫌なところはなく、すれ違い可能な場所も豊富にある。全く問題なく高見峠に達する。すでに数台の車とバイクが止められている。
この高見峠にも、またトンネル入り口横のPのもトイレ(ぼとん)があり、せっかくだから?両方使わせてもらった。準備が整ったら出発だ。高見山といえば決まって登場する鳥居と木製階段。ずっと続いているのかと思ったら、最初の10mで普通の山道になった。傾斜は急だがジグザグにつけられていて、さすがによく踏まれている。周囲はウリハダカエデやシデ、マンサクなどの落葉広葉樹で、標高に見合った潤いある登路が続く。まもなくして明るく開けたところに出ると、コンクリート製のベンチが設置された展望地であった。南に大峰、大台ケ原の山々が一望される。正面にひときわ高い四つの山。その一番右に位置するのは大普賢岳である。数年前の10月、快晴の日に、佐和又山キャンプ場から登り、七曜岳を周回して戻った時のことを思いだす。爽快な稜線歩きに佐和又近くにはちょいと岩を登るところもあって実に充実した一日だった。
展望地からは再び林下の登りとなる。足元にはアキノキリンソウが咲き、季節がゆっくりと移り変わっているのを感じさせる。途中、三重県が設置した古い木製標識が山頂までの距離を示しているが、ほとんど見ることもせずにひたすら高度を上げていく。林が切れると芝地となった稜線がのどかな雰囲気を醸し出す。その先には小さな社が見える。高見山の山頂である。その様子が昨年登った由良ヶ岳にちょっと似て、信仰を集める山には一つの類型があるように思った。
二等三角点はこの社の裏手(我々が登って来た側)に埋設されている。社の正面に回り、踏み石に乗っかって上段に上がり、参拝する。社を越えてわずかに進むと展望台が設置されていて、視野に入る山々の名が示されている。
今日はもう一座、登る予定なので、山頂部を一巡りしたらすぐ下山にかかる。下ろうとして目に入ったのが「三峰山方向」という指示板。あれっ、これは違うような、と確認すると、やはり方向違いである。回れ右して往路を戻る。
下山の途中、数パーティーとすれ違う。さすがに名峰として知られる高見山、多くの登山者を集めているのだ。空模様は晴れとはいかないが薄日もさし、青空も少しはのぞいて視界が開けたので、上出来といえるだろう。急ながら歩きやすい道をどんどん下って、もう駐車場が木々の合間から見えている。入口の鳥居をくぐると、これから登ろうというペアの方に声をかけられた。車で奈良側から来たか、三重側からか、道路の状態は如何にと問われ、奈良です、道は問題ありません、と答える。お二人は三重側から5km、山道を走ったとのことで、降りるときには奈良県側にします、と。ここはやはり、奈良県側が正解だったようだ。
asakinuの頭の中は次の1座に切り替わっている。自宅への帰路に位置している山、というのが第一条件なのだが、XX名山というジャンルの山で未踏のところはもう残っていない。昨日、いろいろと物色して、『分県登山ガイド 奈良県の山』収録の里山の中から三郎岳(さぶろうがたけ)を見つけた。今から向かうのはその麓の諸木野集落である。どうやら狭隘道路の先にあるらしく、高見峠の旧道よりもテンションかかりそうな気配。果たしてその実態は?
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