記録ID: 8700935
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沢登り
大雪山
トムラウシ川 地獄谷 ヒサゴ沢・ワセダ沢
2025年09月10日(水) 〜
2025年09月13日(土)

- GPS
- 80:00
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 1,672m
- 下り
- 1,672m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 5:04
| 天候 | おおむね晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
トムラウシ川林道は雨量計まではなんとか入れるが、時期により倒木などで入れないおそれもある。 トムラウシ川は秋でも水量が多く、渡渉か所の選定に神経を使う。 |
| その他周辺情報 | 地獄谷は河原に浅い湯舟が掘られているが、増水時には崩壊するだろう。 |
写真
トムラウシ川に入って1時間も経っていなかった。
ヒグマは左岸の岩陰にいた。
北海道の大雪高原温泉ヒグマ情報センターでは、20m以内を「超近距離」としているが、今回は7〜8m。
流れの水音の激しいところでは、聴覚の鋭敏なヒグマでも、笛や人の声が聞こえていないことがわかる。
ヒグマは左岸の岩陰にいた。
北海道の大雪高原温泉ヒグマ情報センターでは、20m以内を「超近距離」としているが、今回は7〜8m。
流れの水音の激しいところでは、聴覚の鋭敏なヒグマでも、笛や人の声が聞こえていないことがわかる。
翌日、ヒサゴ沼の小屋で会ったハンターに状況を解説してもらった。
1)
最大のポイントは、こちらが先に気が付いて回避行動を取ったこと。
2)
おそらくヒグマは「人は自分に気が付いていない」と判断し、距離を取ったのだろう。
3)
もし目が合っていたら、ブラフチャージ(威嚇の突進)を繰り返され、後ろ向きに後退するしかなくなっていただろう。
1)
最大のポイントは、こちらが先に気が付いて回避行動を取ったこと。
2)
おそらくヒグマは「人は自分に気が付いていない」と判断し、距離を取ったのだろう。
3)
もし目が合っていたら、ブラフチャージ(威嚇の突進)を繰り返され、後ろ向きに後退するしかなくなっていただろう。
こちらが先に気が付き、その瞬間、踵を返して何事もなかったかのように下流へ歩いた。
おそらくほぼ同時にヒグマも気が付いて、30mほど先まで駆けて行き、そこでこちらを様子見していた。
ということは、ヒグマが自ら回避したときの安全距離は約30mということらしい。
おそらくほぼ同時にヒグマも気が付いて、30mほど先まで駆けて行き、そこでこちらを様子見していた。
ということは、ヒグマが自ら回避したときの安全距離は約30mということらしい。
撮影機器:
感想
1993年7月にも地獄谷を目指したが、五色が原が一面の雪に覆われている状況で、トムラウシ川が大きく増水していたため、すぐに引き返した。
今回は35年越しの念願達成。
35年前はトムラウシ林道が川に達するまで乗用車でアプローチできたが、長い年月の間に林道は放棄され、5.5km歩くことになった。
ヒグマとの出合頭の遭遇は、ある程度は覚悟していたが、初日早々とは驚いた。
日高では足跡の幅が40cmに達するような巨大熊を見かけたが、今回のもそこそこ大きく、オスの成獣だったと思われる。
こちらが先に気が付いたのが幸いし、事なきを得た。
知床や大雪山系白雲岳のように、餌付けされたり人慣れしたりしていない個体だったのも幸いした。
ここに入るくらいの登山者は、決っしてゴミも残さないし、ましてやヒグマを刺激したりはしないだろう。
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