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記録ID: 8729586
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ハイキング
富士・御坂

ヒメヒゴタイ好きは立寄り希望−梨ヶ原で僥倖な出来事と悲しい出来事

2025年09月23日(火) [日帰り]
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コースタイム

日帰り
山行
6:42
休憩
0:00
合計
6:42
6:02
402
梨ヶ原演習場入口
12:44
梨ヶ原演習場入口
希少種の為、GPSログは省略します。
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
25/09/07梨ヶ原で一回目のキクアザミとヒメヒゴタイ探索。入山鑑札を購入して梨ヶ原入口に立ったら、余りの広大な草原に一瞬呆然としたが、気を取り直して先の事は考えず地道に探索する事にした。
手掛りが殆ど無く、結果は当然ながら空振りとなったが、意外にも想定以上に歩く事ができ、手応えを感じた。
2025年09月07日 09:25撮影 by  OM-5MarkII , OM Digital Solutions
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9/7 9:25
25/09/07梨ヶ原で一回目のキクアザミとヒメヒゴタイ探索。入山鑑札を購入して梨ヶ原入口に立ったら、余りの広大な草原に一瞬呆然としたが、気を取り直して先の事は考えず地道に探索する事にした。
手掛りが殆ど無く、結果は当然ながら空振りとなったが、意外にも想定以上に歩く事ができ、手応えを感じた。
25/09/14二回目の探索で、地形図の破線道を辿っていたら、道が徐々に薄くなり、最後に消えてしまって、無理やり藪漕ぎして突っ込んでいったら、溶岩台地に上った所で、ヒメヒゴタイの蕾が目に飛び込んできた。
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25/09/14二回目の探索で、地形図の破線道を辿っていたら、道が徐々に薄くなり、最後に消えてしまって、無理やり藪漕ぎして突っ込んでいったら、溶岩台地に上った所で、ヒメヒゴタイの蕾が目に飛び込んできた。
深く切れ込んだ葉の形状が事前学習したヒメヒゴタイの葉と同じだった。
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深く切れ込んだ葉の形状が事前学習したヒメヒゴタイの葉と同じだった。
近くに道が見えたので、その方向に進んだら、何とキクアザミの葉が現れた。しかし、じっくり眺めても花茎が無い。ちょっと残念だけどたった2回目で、これだけ発見があったので、十分満足したというか出来過ぎの気がする。
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近くに道が見えたので、その方向に進んだら、何とキクアザミの葉が現れた。しかし、じっくり眺めても花茎が無い。ちょっと残念だけどたった2回目で、これだけ発見があったので、十分満足したというか出来過ぎの気がする。
25/09/23三回目の探索は前回の隣の範囲とし、主要な道から脇に逸れる道を丹念に辿り、行き止まりで戻って、を繰返した。
2025年09月23日 06:20撮影 by  OM-5MarkII , OM Digital Solutions
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9/23 6:20
25/09/23三回目の探索は前回の隣の範囲とし、主要な道から脇に逸れる道を丹念に辿り、行き止まりで戻って、を繰返した。
或る所で、入口は他と何も変わらないが、少し奥に入ると、窪地の形状になってきて、左右が背丈を超えた辺りで是迄の道と植生が変った気がした。キョロキョロしていたら探し求めていたキクアザミの葉が目に入ったが、花茎は無かった。
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或る所で、入口は他と何も変わらないが、少し奥に入ると、窪地の形状になってきて、左右が背丈を超えた辺りで是迄の道と植生が変った気がした。キョロキョロしていたら探し求めていたキクアザミの葉が目に入ったが、花茎は無かった。
更に周囲を探索したら、蕾が目に入り、一歩前進した。
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更に周囲を探索したら、蕾が目に入り、一歩前進した。
窪地の北側に、明瞭な踏跡があったので、登って行ったら遂に開花したキクアザミを見付けた。
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窪地の北側に、明瞭な踏跡があったので、登って行ったら遂に開花したキクアザミを見付けた。
探索を続けると5-6ヶ所で開花していたので、写真を沢山撮って堪能していたら、窪地の南側を歩く二人連れが見えた。その後別の二人連れ現れ、キクアザミを案内したら、ヒメヒゴタイが目的と言ってきたので、南側の溶岩台地に向かった。
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探索を続けると5-6ヶ所で開花していたので、写真を沢山撮って堪能していたら、窪地の南側を歩く二人連れが見えた。その後別の二人連れ現れ、キクアザミを案内したら、ヒメヒゴタイが目的と言ってきたので、南側の溶岩台地に向かった。
そこには先程居た場所より、遥かに多くのヒメヒゴタイとキクアザミが咲いていた。絶滅危惧種が噓の様な感じ。
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そこには先程居た場所より、遥かに多くのヒメヒゴタイとキクアザミが咲いていた。絶滅危惧種が噓の様な感じ。
探索時間は一回目:7時間+二回目:8時間+三回目1.5時間で、異常に短時間で目的を達成してしまった。
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探索時間は一回目:7時間+二回目:8時間+三回目1.5時間で、異常に短時間で目的を達成してしまった。
全ての草原を奥深くまで探索すれば、何年も掛かる思うので、自分の実力を遥かに超えた何かの力が働いた気がする。本当に僥倖な出来事で有難いと思う。神様に感謝。
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全ての草原を奥深くまで探索すれば、何年も掛かる思うので、自分の実力を遥かに超えた何かの力が働いた気がする。本当に僥倖な出来事で有難いと思う。神様に感謝。
南側台地のキクアザミ
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南側台地のキクアザミ
南側台地のキクアザミ
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南側台地のキクアザミ
この周辺に咲いていた他の花
セイタカトウヒレン
花茎に明瞭な翼が付くのが特徴
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この周辺に咲いていた他の花
セイタカトウヒレン
花茎に明瞭な翼が付くのが特徴
ムラサキセンブリは久し振りに見た
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ムラサキセンブリは久し振りに見た
オケラを拡大すると薄赤色の縁取りが見える。
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オケラを拡大すると薄赤色の縁取りが見える。
カワミドリ
フシグロ
コシオガマ
クルマバナ
○○トリカブト
クサボタン
タチフウロ
ツリガネニンジン
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ツリガネニンジン
ここから悲しい出来事の写真
群落地には多くの踏跡が有り、花茎の無いヒメヒゴタイやキクアザミの葉が凡そ1-2m間隔で踏み倒されていた。
写真はヒメヒゴタイの踏み倒された葉
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ここから悲しい出来事の写真
群落地には多くの踏跡が有り、花茎の無いヒメヒゴタイやキクアザミの葉が凡そ1-2m間隔で踏み倒されていた。
写真はヒメヒゴタイの踏み倒された葉
近くにいた二人連れに注意を呼び掛けたら、男性は素直に受け取ってくれたが、女性は「花茎が無いじゃないの!」との返事で一瞬唖然とした。花が付いている茎葉の深裂した部分を指して共通性を示したが、ヒメヒゴタイの葉である事を認めず、立ち去った。
写真はヒメヒゴタイの踏み倒された葉
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近くにいた二人連れに注意を呼び掛けたら、男性は素直に受け取ってくれたが、女性は「花茎が無いじゃないの!」との返事で一瞬唖然とした。花が付いている茎葉の深裂した部分を指して共通性を示したが、ヒメヒゴタイの葉である事を認めず、立ち去った。
写真はヒメヒゴタイの踏み倒された葉
女性の言葉をじっくり反芻すると、一番に花茎が無い葉は眼中に無く、他の雑草と全く同じ扱いで踏み倒しても何も問題ないという認識と思われた。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
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女性の言葉をじっくり反芻すると、一番に花茎が無い葉は眼中に無く、他の雑草と全く同じ扱いで踏み倒しても何も問題ないという認識と思われた。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
近くにいた女性が踏み倒したのか、別の二人連れか、それとももっと別の人かは不明だけど、現場の状況からは、何となく大多数の人々が同じ認識かも知れない気がしてきた。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
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近くにいた女性が踏み倒したのか、別の二人連れか、それとももっと別の人かは不明だけど、現場の状況からは、何となく大多数の人々が同じ認識かも知れない気がしてきた。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
まあ自分も綺麗な花が主で、大部分の葉は付属品の様な接し方だけど、何れ花が咲くと分かっている草は踏み付けない様に避けてきたので、同じ趣味の人々も同じ考え方と勝手に思い込んでいたが、どうも違う気がしてきた。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
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まあ自分も綺麗な花が主で、大部分の葉は付属品の様な接し方だけど、何れ花が咲くと分かっている草は踏み付けない様に避けてきたので、同じ趣味の人々も同じ考え方と勝手に思い込んでいたが、どうも違う気がしてきた。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
自分は、草原に入る時、何か貴重な草を踏み付けないかと躊躇いがあるが、全くその様な気配がない。
自分は目的の花を見たくて何回も訪問するが、自分の所為で消滅したらガックリするはずで、踏み付けで、群落地が消滅する事に思い至らないのが不思議。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
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自分は、草原に入る時、何か貴重な草を踏み付けないかと躊躇いがあるが、全くその様な気配がない。
自分は目的の花を見たくて何回も訪問するが、自分の所為で消滅したらガックリするはずで、踏み付けで、群落地が消滅する事に思い至らないのが不思議。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
写真はキクアザミの踏み倒された葉
何はともあれ花茎が無い根生葉の状態の客観的な写真が必要で、ヒメヒゴタイの特徴をWEB検索すると、以下がヒットした。
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写真はキクアザミの踏み倒された葉
何はともあれ花茎が無い根生葉の状態の客観的な写真が必要で、ヒメヒゴタイの特徴をWEB検索すると、以下がヒットした。
ブログに「ヒメヒゴタイは2年草で1年目はこの様な花茎が無い姿で年を越す」と記載されていた。
https://akiyosidai.web.fc2.com/ha/hi/himehigotai/himehigotai.htm
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ブログに「ヒメヒゴタイは2年草で1年目はこの様な花茎が無い姿で年を越す」と記載されていた。
https://akiyosidai.web.fc2.com/ha/hi/himehigotai/himehigotai.htm
同一ブログの1年目の花茎が無い別の葉
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同一ブログの1年目の花茎が無い別の葉
ウィキペディアに「ヒメヒゴタイの今年は花茎が立たない個体の根出葉」の写真があった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%92%E3%82%B4%E3%82%BF%E3%82%A4
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ウィキペディアに「ヒメヒゴタイの今年は花茎が立たない個体の根出葉」の写真があった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%92%E3%82%B4%E3%82%BF%E3%82%A4
同様に、多年草のキクアザミでも「花茎が無い未開花株の根生葉」の写真があった。
https://mirusiru.jp/nature/flower/kikuazami
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同様に、多年草のキクアザミでも「花茎が無い未開花株の根生葉」の写真があった。
https://mirusiru.jp/nature/flower/kikuazami
補足として、センブリも2年草で1年目と2年目では、葉の形状が全く違って別の草に見える。
1年目の葉はシュスランの葉に似ていて、ラン科の花を調べたがヒットせず、1年程経って偶然判明。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA
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補足として、センブリも2年草で1年目と2年目では、葉の形状が全く違って別の草に見える。
1年目の葉はシュスランの葉に似ていて、ラン科の花を調べたがヒットせず、1年程経って偶然判明。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA
2年目のセンブリの花が咲いた状態の葉は線形で、1年目とまるで違う。
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2年目のセンブリの花が咲いた状態の葉は線形で、1年目とまるで違う。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
この様な状況を打開する為に、花好きの皆さん全員が花の特徴を把握して、群落地の維持に努めて欲しいと思います。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
この様な状況を打開する為に、花好きの皆さん全員が花の特徴を把握して、群落地の維持に努めて欲しいと思います。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
この記録を見た人は、見ていない人に伝えて頂きたく宜しくお願いします。
写真はキクアザミの踏み倒された葉
この記録を見た人は、見ていない人に伝えて頂きたく宜しくお願いします。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ヘルメット 携帯トイレ 無線機 細引き

感想

僥倖な出来事:
キクアザミとヒメヒゴタイ探索が、広大な梨ヶ原で、手掛りが殆ど無い状態で、延べ16.5時間で達成できてしまった。自分の実力を遥かに超えた何かの力が働いた気がする。本当に僥倖な出来事で有難いと思う。神様に感謝。
悲しい出来事:
群落地には踏跡が沢山あり、辿ると、凡そ1-2m間隔で、葉が踏み倒されていて、近くの二人連れに注意を呼び掛けたら、男性は素直に受け取ってくれたが、女性は「花茎が無いじゃないの!」との返事で、一瞬唖然とした。花が付いている茎葉の深裂した部分を指して共通性を示したが、ヒメヒゴタイの葉である事を認めず、立ち去った。
女性の言葉をじっくり反芻すると、一番に花茎が無い葉は眼中に無く、他の花が付かない雑草と全く同じ扱いで踏み倒しても何も問題ないという認識と思われた。
近くにいた女性が踏み倒したのか、別の二人連れか、それとももっと別の人かは不明だけど、現場の状況からは、何となく大多数の人々が同じ認識かも知れない気がしてきた。
まあ自分も綺麗な花が主で、大部分の葉は付属品の様な接し方だけど、何れ花が咲くと分かっている草は踏み付けない様に避けてきたので、同じ趣味の人々も同じ考え方と勝手に思い込んでいたが、どうも違う気がしてきた。
自分は、草原に入る時、何か貴重な草を踏み付けないかと躊躇いがあるが、全くその様な気配がない。
自分は目的の花を見たくて何回も訪問するが、自分の所為で消滅したらガッカリするはずで、踏み付けで、群落地が消滅する事に思い至らないのが不思議。
何はともあれ花茎が無い根生葉の状態の客観的な写真が必要で、WEB検索でヒットした写真を添付し、世の中に公開して、一人でも多くの人々に現状を把握してもらい、群落地の維持に努めて頂きたいと思います。
尚、花探索では、予習で葉の形状を頭に叩き込んでいて、それが相当役に立ち、更に踏み付け防止にも役立ち、一石二鳥の効果を改めて感じました。



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