丹沢・表尾根縦走:赤とんぼ舞う稜線を越え塔ノ岳へ


- GPS
- 06:42
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,116m
- 下り
- 1,583m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:41
天候 | 晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丹沢屈指の人気コース はしご、鎖場あり |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
時計
タオル
財布(保険証・スイカ・現金)
ザック(30L)
昼ご飯
行動食
非常食
飲料(2L+500+500)
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
携帯(スマホ)
モバイルバッテリー
防寒着
雨具
着替え一式
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感想
秋の気配が色濃くなった9月26日、丹沢の表尾根から塔ノ岳を目指す人気の縦走コースへ行ってきました。
ヤビツ峠行きのバスは、始発から大混雑。長蛇の列に並び、満員の車内でしたが、幸運にも座ることができました。午前9時8分にヤビツ峠に到着。大山方面へ向かう人たちと、塔ノ岳を目指す人たちで賑わっていました。
舗装路を歩き護摩屋敷の水場で水分を補給した後、いよいよ本格的な登山道へ。最初の難関はニノ塔までの急登です。息を切らしながらも、一歩一歩着実に高度を上げ、10時35分にニノ塔に到着しました。
ニノ塔から三ノ塔へと進むと、視界が一気に開けます。眼下には烏尾山荘が、そして遥か遠くには目指す塔ノ岳の山頂が見えます。その道のりの長さに、少しうんざりしつつも、ワクワクが募ります。見渡す限りの稜線は開放感に満ち、空には赤とんぼが舞い、秋の訪れを強く感じさせてくれました。
烏尾山(11時26分)を過ぎると、いよいよコースの核心部です。梯子や鎖場が連続し、慎重な足運びが求められます。特に行者ヶ岳を過ぎたあたりの鎖場は、このコース一番の難所。集中力を高めて慎重にクリアしました。
新大日に到着したのは12時40分。気温は25度を超え、日差しも強く、予想以上に汗をかきました。こまめに水分を補給しながら登り続け、13時20分、ついに塔ノ岳山頂に到着!どーんとそびえる大きな山頂標識に「おお、塔ノ岳だ!」と喜びが込み上げます。
歩き始めは雲に覆われていた富士山は、残念ながら山頂では完全に雲隠れしていましたが、歩きがいのある稜線とダイナミックな景色、そして何より達成感は格別です。山頂の尊仏山荘で、少し贅沢して冷たいコーラを購入(350mlで500円と少々お高めでしたが、山頂で飲む価値は充分!)。持参したおにぎりとカップラーメンを頬張りながら、歩いてきた稜線を眺める、最高のご褒美タイムを過ごしました。
13時40分、下山開始。「バカ尾根」の異名を持つ大倉尾根を下ります。足元が不安定な箇所が多く、なかなかスピードが出せません。ひたすら無心で下り続け、堀山の家を過ぎたあたりから、ようやく歩きやすくなりました。
下山口近くの水道施設にある水場(大倉の清水)は、バカ尾根を降りてきた者にとって最高の癒やし、まさにバカ尾根の良心。冷たい水で手と顔を洗い、渇いた喉を潤しました。
そして15時49分、大倉バス停に到着。なんと3分後に出発するバスに完璧なタイミングで乗ることができ、最高の形で山行を締めくくりました。
タフでハード、それでいて様々な表情を見せてくれる表尾根から塔ノ岳への縦走コース。景色も達成感も最高の、私にとって大好物のコースだと改めて感じた一日でした。
赤蜻蛉 遥か彼方の 塔ノ岳
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