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Yamareco

記録ID: 8740758
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ハイキング
大雪山

ニペソツ山

2025年09月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
08:41
距離
23.8km
登り
1,843m
下り
1,843m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:26
休憩
0:14
合計
8:40
距離 23.8km 登り 1,843m 下り 1,843m
7:07
30
8:22
46
9:08
11
9:19
9:21
8
9:29
9:30
49
10:19
10:25
60
11:25
9
11:34
11:36
14
11:50
11:51
47
12:38
12:39
33
13:35
13:36
41
天候 晴れ、午後から快晴
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口は、Google Mapで「ニペソツ山駐車場」で検索ができます。国道273号からは「幌加温泉」の看板を目印に脇道に入ります。ダート区間は200mほどですが、ダート・駐車スペースともに、大きな穴ぼこが数カ所ありますので、タイヤの進むラインを慎重に選ばないと車体を打つことになります。
コース状況/
危険箇所等
コースは林道歩き、登山道の前半と後半に大別されます。

駐車スペースから登山道までの林道は約2kmで、崩壊している個所もなく、とても歩きやすいです。車の通行はなにも問題がなさそうですが、途中に待避所がないので、ランクルなど大型車だとすれ違いが難しそうですし、ニペソツは日帰り組とテン泊組がいるため、時間帯によっては双方向から車で来ることになるので、無用な事故を避けるためにも通行止めが無難だと思います。

さて、登山道ですが、前半は森の中で、ごく一部を除いてなだらかな道が延々と続きます。しかも大半がニペソツ名物のぐちゃどろ…。
途中、三条沼が横目に見えるのと、やや急登となる箇所で木々の間からウペペサンケが見える以外は眺望はなく、ダラダラと緩やかな道を足元のぐちゃ泥だけに注意を払って歩きます。小さな小川を徒渉するたびに、靴の泥を落としたくなりますが、どうせすぐにまた汚れます。

後半は、1,540m付近で森を抜けたところから始まります。ここでニペソツにご対面し、そこからハイマツ帯の稜線歩きになりますが、眺望がとても素晴らしく、斜度がキツくなっても楽しいです。1番苦しいのは前天狗への急登です。転がる石のせいで足場も悪く、時おり聞こえるナッキーの鳴き声もなかなか振り向く余裕がありませんでした。ですが、この急登を登り終えたあとの前天狗からの眺望は本当に素晴らしいです。さらに歩みを進めると、ニペソツがドンドン間近に迫ってきます。前天狗から天狗平の間のガレ場は少し道が不明瞭ですが、一定の間隔で杭がありますので、それを目印に歩きます。
山頂への最後の登りはけっこうな急登です。山頂直前は反時計回りのトラバースになっていて、道が細いので少し慎重に歩きました。
国道273号からは幌加温泉の看板を目印に曲がります。
国道273号からは幌加温泉の看板を目印に曲がります。
国道を曲がって幌加温泉方面に700mほど走ると、右手にニペソツ山の看板があります。ここからは舗装されていません。道は少し荒れていますが、慎重に進めば普通車でも大丈夫です。
国道を曲がって幌加温泉方面に700mほど走ると、右手にニペソツ山の看板があります。ここからは舗装されていません。道は少し荒れていますが、慎重に進めば普通車でも大丈夫です。
ダートを100mくらい走ると右手に4台ほどの駐車スペースがあり、さらに100mほど走ると右手に広い駐車スペース(写真)があります。ただ、けっこう広いのですが、穴ボコだらけで、車を駐車できる場所は限られます。
ダートを100mくらい走ると右手に4台ほどの駐車スペースがあり、さらに100mほど走ると右手に広い駐車スペース(写真)があります。ただ、けっこう広いのですが、穴ボコだらけで、車を駐車できる場所は限られます。
車を駐車して、いよいよスタートです。ゲート前に入山ポストがあります。
車を駐車して、いよいよスタートです。ゲート前に入山ポストがあります。
まずは2kmの林道歩きです。とても歩きやすいです。
まずは2kmの林道歩きです。とても歩きやすいです。
林道の途中にけっこうな水量の川が流れていて、下山時に靴の泥を落とせます。
林道の途中にけっこうな水量の川が流れていて、下山時に靴の泥を落とせます。
林道が終わって、ここからが登山道です。
林道が終わって、ここからが登山道です。
最初の徒渉点。水量は少なくイージーです。同規模の渡渉がもう一個所あります。
最初の徒渉点。水量は少なくイージーです。同規模の渡渉がもう一個所あります。
歩き始めて1時間強で三条沼です。朝日が眩しいです。
歩き始めて1時間強で三条沼です。朝日が眩しいです。
左手に木々の間からウペペサンケが見える箇所を過ぎると、少しの間、斜度がキツくなります。そして、急登が始まると、ウペペの撮影ポイントです。
左手に木々の間からウペペサンケが見える箇所を過ぎると、少しの間、斜度がキツくなります。そして、急登が始まると、ウペペの撮影ポイントです。
私の足で2時間ちょっとで森を抜け、ようやくニペソツとご対面です。
私の足で2時間ちょっとで森を抜け、ようやくニペソツとご対面です。
ニペソツにご対面したので、ここで少し休憩を入れます。ここから先は後半戦の稜線歩きになります
ニペソツにご対面したので、ここで少し休憩を入れます。ここから先は後半戦の稜線歩きになります
1662m峰からのニペ。頂上は雲がかかったり切れたりを繰り返しています。
1662m峰からのニペ。頂上は雲がかかったり切れたりを繰り返しています。
稜線が終わるとカール地形に入ります。ここからが前天狗への登りです。
稜線が終わるとカール地形に入ります。ここからが前天狗への登りです。
前天狗へ登り切るまでがこのコースで1番キツいです。中盤からはザレていて歩きにくいし、注意深く歩いても石を転がしてしまいます。
前天狗へ登り切るまでがこのコースで1番キツいです。中盤からはザレていて歩きにくいし、注意深く歩いても石を転がしてしまいます。
前天狗への最後のロープ場です。
前天狗への最後のロープ場です。
前天狗付近からは前方にニペソツか見えてきます。晴天だとどんどん近づいてくるニペドンにワクワクするのですが、この日の天気はイマイチ…。
前天狗付近からは前方にニペソツか見えてきます。晴天だとどんどん近づいてくるニペドンにワクワクするのですが、この日の天気はイマイチ…。
ニペドン、山頂に雲が…。雲量予報ではすでに晴れている時間のはずなのですが。
ニペドン、山頂に雲が…。雲量予報ではすでに晴れている時間のはずなのですが。
天狗平まで来ましたが、まだ暑い雲が北から流れてきています。
天狗平まで来ましたが、まだ暑い雲が北から流れてきています。
ナキウサギはこの1枚しか撮れませんでした。
ナキウサギはこの1枚しか撮れませんでした。
天狗岳を過ぎると、ニペド〜ンなのですが、雲が多くてテンションが上がらす…。
ここから一旦下ります。
天狗岳を過ぎると、ニペド〜ンなのですが、雲が多くてテンションが上がらす…。
ここから一旦下ります。
山頂手前の最後の登り。反時計回りに回り込みながら進みます。道は細くて注意が必要です。
山頂手前の最後の登り。反時計回りに回り込みながら進みます。道は細くて注意が必要です。
登頂〜。雲が多くて、風も強くて、すぐに退散。
登頂〜。雲が多くて、風も強くて、すぐに退散。
下山を開始した途端に雲が切れ始めました。下山途中に青空を背景にしたニペドンの雄姿を見られることを期待しながら下ります。
下山を開始した途端に雲が切れ始めました。下山途中に青空を背景にしたニペドンの雄姿を見られることを期待しながら下ります。
天狗岳方面はすっかり青空に。
天狗岳方面はすっかり青空に。
振り返ってニペソツの頂上。
振り返ってニペソツの頂上。
天狗岳との最低コル付近。雲が抜けて格好いいニペソツ。晴れてきたので、下山は写真を撮りながらゆっくり下りることにしようと思い、まずは休憩をとることに。
天狗岳との最低コル付近。雲が抜けて格好いいニペソツ。晴れてきたので、下山は写真を撮りながらゆっくり下りることにしようと思い、まずは休憩をとることに。
風が強いので岩陰に隠れてパンを食べようと思ったら、慰霊碑を見つけました。登山道からは見えない位置です。下山後に調べてみたら、1985年1月に雪崩遭難で3名の方が亡くなっていることを知りました。慰霊碑に向かって御冥福をお祈りしました。
風が強いので岩陰に隠れてパンを食べようと思ったら、慰霊碑を見つけました。登山道からは見えない位置です。下山後に調べてみたら、1985年1月に雪崩遭難で3名の方が亡くなっていることを知りました。慰霊碑に向かって御冥福をお祈りしました。
さて、下山再開。と言っても天狗岳への登り返しです。この付近からの写真がニペソツの定番です。
さて、下山再開。と言っても天狗岳への登り返しです。この付近からの写真がニペソツの定番です。
格好いいなぁ。百名山に入れてほしかった…。いや、百名山に漏れた幻の日本百名山のほうが知名度的には美味しい?
格好いいなぁ。百名山に入れてほしかった…。いや、百名山に漏れた幻の日本百名山のほうが知名度的には美味しい?
徐々にニペソツが遠くなってきて、お名残り惜しい。
徐々にニペソツが遠くなってきて、お名残り惜しい。

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 ショートスパッツ グローブ 登山靴 雨具 行動食(おにぎり・ すあま・ 飴) 飲料(水1.9リットル) スマホ モバイルバッテリー タオル ティッシュ 熊すず 熊よけスプレー ホイッスル ナイフ ライト 絆創膏 鎮痛剤 芍薬甘草湯 携帯トイレ 携帯ブランケット 一眼レフ(PENTAX KP)

感想

2年ぶり2回目のニペソツでした。
登っているときは山頂に雲がかかっていて、どんどん近づくニペドンにワクワクすることは出来ませんでしたが、下山時にはすっかり雲が抜けて、何度も振り返っては立ち止まって写真を撮ってしまい、前回より1時間以上も下山に時間がかかってしまいました。
どんな山でもそうですが、特にニペソツは晴天時に登りたい山です。今回もニペドンの雄姿を見られて、大変大満足な山行になりました。

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