ウメコバ沢 チャンピオン岩稜



- GPS
- 14:02
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,062m
- 下り
- 1,061m
コースタイム
- 山行
- 13:17
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 14:01
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
装備
共同装備 |
7.1mmダブルロープ50m×2
キャメロットウルトラライト#0.4〜3
リンクカム#0.5〜#1
マイクロカム#0.2・0.3
アルパインヌンチャク10本
120cmスリング2本
ナッツは持って行ったが使わなかった
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感想
前々から気になっていたルート。
記録も乏しく不安要素満載だったけど、行ったら行ったで登り応えのあるなかなか楽しいルートだった✨
おもしろかったけどとにかく岩が脆く剝がれそうなホールドがありすぎて、引き付けてホールド取りに行くなんてムーブは恐ろしすぎてできない💦
なので基本は
・いかなるホールドにおいても強固なものかどうかのテイスティングはマスト
・手足のどこかのホールドが不意にもげたとしてもフォールしないようなスタンスを極力意識する
・力いっぱいホールドを引くようなことはリスク大なので、引く方の手は添える程度にしてもう片方でプッシュして前進するムーブを多用
といった感じで神経を使ったけど、まぁこれがアルパイン的な趣きなんだろうな〜と。
ちなみに7ピッチ目のルート上にスズメバチの巣ができてた。そのせいかルート全体にハチが多く飛んでた。
蜂ハチの巣は右の凹角から巻いて難を逃れることが可能。行かれる方は気を付けて。
《アプローチ》
松木沢の左岸を歩いていると必然的に河原に降りる。するとウメコバ沢出合が見えてくる。ウメコバ沢へはと渡渉が必要。少し上流側が浅く流れも緩いので渡渉しやすい。
ウメコバ沢F1は右側のFIXロープが垂れているところを登る。できればFIXにフリクションノットを施した方が安全。
少し進むとまたFIXロープがあるがここは特に何もしなくても大丈夫。
そのあとは左岸の踏み跡を辿ると中央岩峰に出る。中央岩峰一番右端の対岸にジャンクションピークへのルンゼがあるのでそれを登る。
ジャンクションピークの直下まで行くとコル状になっているので、コル状の反対側の踏み跡を下りる。下りきると左側にルンゼが合流しているところがあり、その合流点から伸びているリッジがチャンピオン岩稜である。
今回は取り付きにザックを一つ残置して、もう一つのザックをフォローが担ぐというスタイルにした。アプローチシューズも取り付きに残置した。
《1P目》
岩稜末端からフリーで少し登ったあたりから取り付いた。最初はブッシュが多いが左上気味に登ると一旦開ける。そこから壁をさらに登るとハンガー2つの終了点がある。6ピッチ目終了点まではハンガーの終了点があるので切るところはわかりやすい。
《2P目》
あまり記憶にない。。。簡単なリッジをまっすぐ登ったような。。。
《3P目》
このあたりから岩峰が明確なものになってくる。岩峰真ん中に走っているワイドクラックを登った。バックアンドフットやステミングを使った。
《4P目》
目の前のリッジから右のリッジに移って行く。右側に移ってからは右カンテ寄りに少し登ってから左上気味に上がった。
《5P目》
やや右にトラバースして岩峰真ん中の浅い凹角を登った。
《6P目》
ルート上の核心ピッチで下部のハング越えが核心。私が右寄りに越えて行ったが他の人の記録を見ると左寄りに越えている人が多いようだ。左の方が登りやすいのかもしれない。
ここも岩は脆く触ると動くホールドが多数ある。でもハング越えはどうしてもある程度引き付けるムーブとなるのでテイスティングは入念に行ってムーブを起こした方が良い。
《7P目》
簡単なリッジ登りだがハチの巣に阻まれたので右の凹角から回り込んで登った。
《8P目》
ここもリッジ通しに50mロープいっぱいまで伸ばした。
《9P目》
ここから2ルンゼ方向に向かってトラバースして尾根に出た。
《下降》
2ルンゼをクライムダウンと懸垂下降で下る。絶対に懸垂が必要なところには残置の下降点があった。
取り付きまで下りたらそのまま2ルンゼを下降した。最後に大きな滝となったが残置の下降点が見当たらなかったので立ち木で懸垂した。
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