恵山 噴煙の中 492座目/日本の山1000


- GPS
- 03:34
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 361m
- 下り
- 358m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7:00 函館 宿舎発 8:20 恵山 賽の河原P <復路> 12:20 賽の河原発 15:20 函館 宿舎着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 道の駅えさん 食事ができないのが残念 |
写真
感想
2025年(令和7年)9月30日(火)
恵山 噴煙の中 492座目/日本の山1000
渡島半島にある今も噴煙を上げる恵山へ。
三方を海に囲まれ独特な山容も見応えがあった。
天気にも恵まれ、絶景を楽しみながらの歩きができた。
賽の河原駐車場には数台の車が既に止められ登っている方もいる。
ちょうど登り始めようとしたところに警察の方がみえ、火山情報のことかと思ったが安全登山と熊に注意するようにとビラを渡された。
これだけ噴煙を上げる硫黄臭もする中に熊はいないだろうと思うのだが。
登山はすべてのリスクをできるだけ排除する必要はあるので、登山口まで来て注意してくれたことは有り難く、身を引き締め登り始めた。
目の前には噴煙を上げる山並みが広がる。
どこを登っていくのかがまずは心配になった。
噴煙上がる山肌に近づくように登り、正面左側へ回り込み始めた。
左側にはかつての火口になるのだろうか広い草原、右手に溶岩が怪獣のように迫る岩肌を見ながら暫く歩く。
回り込むように歩き、権現堂コースへの分岐から本格的な登りとなった。
ザクザクと踏み跡が響き、火山岩の異様な色合いの山道が続く。
様々な形に変容した溶岩が怪獣のごとく侍りそそり立つ。
風向きによっては硫黄の臭気が漂い息を少し止めては登る。
ただ道はジグザグに確実に高度を上げ山頂へと続く。
心地よい風が海辺方面から吹き熱い身体を冷やす。
目の前に山頂の標示が見える。
恵山山頂、溶岩の塊の上に立つ。
海岸線が弓なりに眺められ打ち寄せる波が白く輝く。
目の前には白くそして黄色っぽく染まる岩の崖が麓に向かい延びる。
山頂からさらに進んだところには恵山大権現の社が建つ。
山頂で暫く絶景を楽しみ下り始める。
ガレた溶岩の道脇にもシャクナゲを小さくしたような、またススキに似た穂先がピッと伸びた植物が多く見られた。
権現堂コース分岐から元来た道からはずれ昔の火口だっただろう草原の道を歩く。
少し離れた位置からの恵山の迫力もまた良い。
さらに登山口付近から噴煙がよく見られる裾野を歩き恵山展望地へと歩いてみた。
目の前に噴煙が上がり、その迫力は山に登っているのとは違う別世界だった。
噴火口と標示のある場所からは目の前に噴煙が立ち上がる噴気孔まで近づけた。
日光から浴びる暑さとは違う、皮膚に刺さるような感じが少しあった。
ちょっとスリルも味わえる恵山展望台まで歩き登山口へと引き返した。
恵山展望台といっても恵山が特別に見られるのではなく山頂から見た海辺方面が眺められた。
噴煙の立ち上る真下を歩けたのは貴重な体験だった。
北海道南部には駒ヶ岳という火山が有名で存在する。
恵山はそん中、存在感が薄く「日本の山1000」を目指していなければ知らずにいたと思う。
恵山を知って、噴煙の中溶岩を踏みしめ奇岩を眺め歩ける素晴らしさ味わえた。
ふるちゃん
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