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Yamareco

記録ID: 8785213
全員に公開
ハイキング
奥秩父

二子山東岳、西岳

2025年10月08日(水) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 群馬県 埼玉県
 - 拍手
オータニ その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:46
距離
3.2km
登り
545m
下り
547m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:04
休憩
0:39
合計
4:43
距離 3.2km 登り 545m 下り 547m
7:26
7:36
40
8:16
8:27
41
9:08
9:15
46
10:01
10:13
86
11:39
11:40
11
11:51
5
12:07
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
早朝は薄曇りでしたが、登山口に着くと快晴!気分上がります。
2025年10月08日 07:01撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 7:01
早朝は薄曇りでしたが、登山口に着くと快晴!気分上がります。
登山口から股峠までは、5分くらいですぐに着きます。
2025年10月08日 07:26撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 7:26
登山口から股峠までは、5分くらいですぐに着きます。
東岳の途中から見た西岳。ぴょこんと突起した形に見えますが、実は奥方向に長い稜線を持った馬の背状の突端が見えています。
2025年10月08日 08:09撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 8:09
東岳の途中から見た西岳。ぴょこんと突起した形に見えますが、実は奥方向に長い稜線を持った馬の背状の突端が見えています。
上級者コース(ダイレクトコース)は、この見えている断崖を登ることになります。
2025年10月08日 07:53撮影 by  iPhone 11, Apple
1
10/8 7:53
上級者コース(ダイレクトコース)は、この見えている断崖を登ることになります。
以前に登った両神山がよく見えます。頂上から右にのびる稜線が、八丁尾根です。
2025年10月08日 07:54撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 7:54
以前に登った両神山がよく見えます。頂上から右にのびる稜線が、八丁尾根です。
東岳の稜線に出たところから山頂を見上げた写真です。遠く見えますが、実際に歩くとそれほどでもありません。
2025年10月08日 07:57撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 7:57
東岳の稜線に出たところから山頂を見上げた写真です。遠く見えますが、実際に歩くとそれほどでもありません。
股峠に一旦戻って西岳へ。登り始めて10分くらいで分岐があります。
2025年10月08日 09:21撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 9:21
股峠に一旦戻って西岳へ。登り始めて10分くらいで分岐があります。
上級者コース(ダイレクトコース)の取り付きが分かりにくいと言われることがありますが、むしろ分かり易いです。手前が少し広場になっていて、いかにもココから取り付いてください的な形になっています。
2025年10月08日 09:28撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 9:28
上級者コース(ダイレクトコース)の取り付きが分かりにくいと言われることがありますが、むしろ分かり易いです。手前が少し広場になっていて、いかにもココから取り付いてください的な形になっています。
晴天で見通しが効くので、岩登りは爽快そのものです。多くの方が言ってますが、単に鎖がないというだけで難易度そのものはさほど高くないです。鎖なしで問題ないレベルだと思います。
2025年10月08日 09:34撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 9:34
晴天で見通しが効くので、岩登りは爽快そのものです。多くの方が言ってますが、単に鎖がないというだけで難易度そのものはさほど高くないです。鎖なしで問題ないレベルだと思います。
登りのワンスパンはそれぼど長くなく、ちょうど良い間隔で小休止できる棚が何回かあります。棚から横を見ると確かに断崖絶壁ですが、ルートは右に巻いているのでそこまで急ではないです。
2025年10月08日 09:34撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 9:34
登りのワンスパンはそれぼど長くなく、ちょうど良い間隔で小休止できる棚が何回かあります。棚から横を見ると確かに断崖絶壁ですが、ルートは右に巻いているのでそこまで急ではないです。
連れは普通コースで登り、稜線に出たところで落ち合ったので、撮ってもらいました。上級者コースを登りきった小ピークからは、これから歩く稜線が一望できて、最高の見晴らしです。
2025年10月08日 09:51撮影 by  iPhone 15, Apple
10/8 9:51
連れは普通コースで登り、稜線に出たところで落ち合ったので、撮ってもらいました。上級者コースを登りきった小ピークからは、これから歩く稜線が一望できて、最高の見晴らしです。
少し稜線を歩いて、小さなキレットを超えて登り返したところが山頂。空いていればお弁当を食べられるくらいの広さはあります。
2025年10月08日 10:01撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 10:01
少し稜線を歩いて、小さなキレットを超えて登り返したところが山頂。空いていればお弁当を食べられるくらいの広さはあります。
山頂から、更にいくつもの小さなキレットと小ピークを越えて痩せた稜線を進んで行きます。両サイドがパノラマで、今日は貸し切りだったので、気分は最高です。
2025年10月08日 10:06撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 10:06
山頂から、更にいくつもの小さなキレットと小ピークを越えて痩せた稜線を進んで行きます。両サイドがパノラマで、今日は貸し切りだったので、気分は最高です。
小ピークを超えると、また次の小ピーク、また次という具合に、かなりの距離があります。この稜線歩きは本当に最高で、ずっとそのまま降りたくない気持ちになりました。ときどき岩に腰掛けて景色を楽しみながら小休止したり、ゆっくり1時間以上も楽しめました。
2025年10月08日 10:07撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 10:07
小ピークを超えると、また次の小ピーク、また次という具合に、かなりの距離があります。この稜線歩きは本当に最高で、ずっとそのまま降りたくない気持ちになりました。ときどき岩に腰掛けて景色を楽しみながら小休止したり、ゆっくり1時間以上も楽しめました。
ちょっと難しい岩の下りが何ヶ所かありましたが、恐怖を感じるほどではなく、十分に楽しめました。天気良くて素晴らしい山行になりました。
2025年10月08日 10:20撮影 by  iPhone 11, Apple
10/8 10:20
ちょっと難しい岩の下りが何ヶ所かありましたが、恐怖を感じるほどではなく、十分に楽しめました。天気良くて素晴らしい山行になりました。
撮影機器:

感想

クレイジーマウンテンの異名もある二子山に行ってきました。西岳の上級者コース(ダイレクトコース)がその異名の元のようですが、私の感想としてはそこはむしろメインではなく、西岳の稜線歩きこそが二子山のエンターテイメントの本懐だと感じました。鎖なしのスリルを味わうキワモノ的な扱いでは勿体なく、掛け値なしに楽しめる素晴らしい山でした。

前夜の雨のためか、今朝は登山道が全体的にぬかるんでいて、土も岩も殆どグリップしないくらいによく滑ってたので、東岳の岩に取り付くまでの普通の登りが転びそうで恐ろかったです。東岳の序盤にある一枚岩の狭いトラバースは、他の人も書いているとおり、この山行の中で最も難しく、かつ怖く感じました。西岳の上級者コースより、こっちの方が難しいし怖いです。

岩が濡れていて滑り、ホールドも所々にしかなく、鎖に頼っても足がスッポ抜けて落ちそうで、ちょっとボルダリング的な技術を要する感じでした。帰りも同じところを通りますが、様子が分かっていて行きよりは易しく感じるので、行きにここを確実に通過できれば、あとはそれより難しいことはないと思って良いです。

東岳の稜線歩きの途中で、大きな岩に、登るのか、左下に巻くのか迷うところが一箇所ありましたが、どっちから行ってもその先で合流するのでOKでした。東岳からは西岳の断崖がよく見え、このあとあれを登るのかと思うと正直かなりビビります。東岳そのものは、まぁ普通に楽しいですが、どっちかというと、これから登る西岳の断崖の全貌を見るために登るという感じで、やはり西岳の方がメインだと思います。

西岳の登りは東斜面なので、東岳ほどには土や岩が湿っておらず、滑る恐怖は幾分少なめです。上級者コースはネットでは普通コースとの分岐が分かりにくいとか、取り付きが分かりにくいという情報もありますが、その後に案内板が再整備されたのか、迷いそうな感じはなかったです。岩の取り付きは、手前が少し広場になっていて、広場の正面は岩壁で行き止まりなので、これも迷いようがないです。

上級者コースは、取り付きの最初の数メートルが滑り易い岩質で、ホールドもやや少なく、難しく感じました。その先ずっとこの難度だったらどうしようか?という恐怖を感じましたが、すぐに岩質が変わってホールドも多くなり難易度が下がったので大丈夫でした。その先、斜度が増しますが、右に巻きながら登るので、遠目に見た感じよりは緩いです。足の上に真っ直ぐ立ち込んで、丁度良くホールドを掴めるくらいの岩との距離だったので、たぶん60°~75°くらいと思われ、登り易いです。

岩場にマーキングの表示があまりないので、ルートミスをしないか怖かったのですが、ルートもミスりようがないくらい明瞭で、心配は無用でした。まさか切り拓いて作ったルートではなく、自然の形状なのだろうと思いますが、丁度そのルートだけひとスジ、ここを登れと言わんばかりの登り易い道筋になっており、途中で難儀することもなく、ずっと同じくらいの調子でてっぺんまで行けてしまうことが、あたかも用意されたアスレチックコースのようでやや不思議です。

稜線の端の小ピークまで登りきり、草木の間を少しだけ歩いて抜けると、まるで森林限界を超えたかのような見通しの良い岩場になります。1000メートルちょっとの稜線としては、珍しい岩陵の痩せ尾根で、その全体を見渡す景色は感動ものです。この稜線歩きは、幾つもの小さなキレットと小ピークを超えて、かなりの距離をほぼ一直線に進みます。小ピークを超す度にその先が見え、快晴で見通しが良かったので爽快そのもの。最高のエンタメでした。

帰りは左巻きに戻る定番ルートを通りましたが、この道はわりと不明瞭で、うっかりすると山側(左側)にルートを外れてしまいます。外れる方向に踏み跡が濃かったりして、そっちに誘導され易いです。外れても正しいルートに合流するのですが、外れたまま稜線側に登るルートもあるようなので、気をつけて頻繁にルートを確認した方が良いかもしれません。

双子山は、雨の日や風の強い日は避けたい感じですが、良く晴れて空気の澄んだ日には、他に類がないくらいの良い山だと思います。鎖を撤去したクレイジーマウンテンというキワモノ扱いでは勿体ないです。べつに上級者コースを登らずとも普通コースで良く、東岳もパスで西岳のみでも良いかもしれません。行く価値のある素晴らしい山だと思います。今回は天気に恵まれて最高の山行になりました。

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