三ツ石山


- GPS
- 08:21
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 979m
- 下り
- 885m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 8:03
前泊・後泊の温泉と贅沢な山行の2回目です。
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 登山前日は休暇村岩手網張温泉に泊まり、下山後は松川温泉「峡雲荘」に泊まりました。いずれも良い温泉でした。後者は日本秘湯を守る会の宿です。 |
写真
感想
7:00からの朝食ビュッフェを済ませ、8:00に休暇村岩手網張温泉を出発する。天空のリフトの第1リフトに乗る。この日は平日なので第1リフトしか動いていないとのこと。土日祝日だと第3リフトまで動いているそうだが。
第1リフトから下りて、登山を開始する。スキー場のゲレンデを登り始める。斜面の傾斜があるので、登山道は小刻みにジグザグ気味に登って行く。
第2リフト降り場近くに兎平ロッジがある。この辺りからゲレンデの傾斜が少し緩やかになる。登って行き、右に回り込むと第3リフト降り場の脇を通る。そこから間もなくして、犬倉展望台に着く。
しかし霧が出てきて東方面はよく見えない。進行方向には紅葉した木々が見える。西南西には乳頭山(烏帽子岳)(1,478m)がよく見える。
進んでいくと犬倉分岐に着くが、犬倉山方面は噴火警戒レベルが2になっているので立入禁止になっていて、ロープで柵がしてある。
しばらく進むと正面に大松倉山(1,407.6m)が見えてくる。その山肌には緑の斜面に赤い紅葉した木々がまばらに広がっている。とてもきれいだ。
両側が背の高い笹になった道を進むと、次第に笹の背が低くなり、紅葉した大松倉山の頂上が見えてくる。山頂の手前で振り返ると、背の高い笹の周りにも紅葉が広がっている。
大松倉山の山頂からは正面に三ツ石山(1,466m)が見える。山頂にある特徴的な岩の上に人が立っているのも見える。少し進むと左下に三ツ石山荘と三ツ石湿原の沼が見えてくる。
両側が笹に覆われた道を下って行くと、三ツ石山荘に到着する。ここのデッキにあるベンチで昼食とする。休暇村岩手網張温泉で作っていただいたお弁当はおにぎり2個とコロッケ・メンチカツなどのおかずだ。
食後に山荘内に入り、ザックをデポする。この山荘は2階建ての避難小屋で、ストーブもあり、毛布が何枚か掛けてある。泊まる人もいるのだろう。
サブザックで三ツ石山を目指す。登って行く途中で振り返るとなだらかな山容の大松倉山と三ツ石山荘がよく見える。
登る途中では笹に囲まれていて見えなかったが、三ツ石山の山頂付近まで登ると紅葉の見頃は過ぎているものの斜面に赤い紅葉が広がっているのが見える。正面には雲のかかった岩手山が見えるが、山頂付近には雲が掛かっている。遠くには盛岡の市街地も見える。
三ツ石山の山頂には3つの岩がある。2つ目の岩の所に山頂標識があり、記念撮影をする。3つ目の岩の上に上がり、一人ずつ写真を撮る。
乳頭山(烏帽子岳)がよく見えるが、その手前下に湯気の出ている建物がある。それは滝の上温泉らしい。三ツ石山の北西には三ッ沼と呼ばれる沼数個がある湿原が見える。そこを越えて歩いて行くと大深岳(1,541.42m)と源太ヶ岳(1,545m)を越えて、松川温泉に下るようだ。
三ツ石山からの下山は、大松倉山からの下山と同様に、20〜30センチくらいの石がゴロゴロしている道なので、小生は慎重に歩き遅くなる。急いで歩くと転びそうで嫌なのだ。他の3名にはご迷惑をお掛けした。
三ツ石山荘まで戻ると、滝の上温泉方面に下る人が結構いる。滝の上温泉から三ツ石山荘までの登りは2時間で下りは1時間30分のようだ。松川温泉からのルートや網張温泉からのルートに比べるとかなり短い。しかし、調べてみると滝の上温泉には、滝峡荘と滝観荘があるが、前者は休憩室のみの日帰り入浴施設で、後者は素泊まりのみの自炊の宿だ。
ここまではSLにトップをお願いしていたが、ここからの下りは小生がトップを務めることになる。
松川温泉への下りは傾斜が緩やかなのだが、泥濘が多い。大松倉山前後も泥濘があったが、この辺りの方がひどい。登山前から泥濘がひどいという情報に基づいて、アイゼンやチェーンスパイクを持って来ていたが、これらを使うほどではない。
奥産道方面分岐で休憩を取る。分岐を右に進むと、赤川に架かる松川大橋を渡って下り、車道を通って松川温泉に至るようだ。
分岐から進むと次第に傾斜が急になり、階段状の道が多くなる。下りきると車道に出て、三ツ石山登山口の表示がある。三ツ石山荘まで3.7kmと書かれている。コースタイムは2時間だ。
ここで右に行くと松川荘に行き、峡雲荘と駐車場は左と書かれているので左に進み次のT字路で右に進む。するとまたT字路に出て、公衆トイレがある。表示がないのでどちらに行くべきかを迷う。後でわかったところでは左に行けば良かったのだが、右の坂を登る。するとまたT字路に出て、左手に松川荘口というバス停がある。峡雲荘にお電話して、ここから左に進めば良いと教えていただく。少し行くと峡雲荘の入口があるのでほっとする。
結局、三ツ石山登山口から峡雲荘まで20分以上掛かってしまう。
チェックインの前に、玄関で登山靴を脱いで、ザックやスパッツを玄関の脇に置かせていただく。そして玄関外にある水道の所で靴を洗う。
部屋に入ってから温泉に行くと。乳濁した良いお湯の温泉だ。また、蛇口もシャワーもなく、椅子の前の高い段にあるお湯の流れている水路からお湯を掬って湯桶に取るという珍しい方式だ。露天風呂もなかなか良い。
夕食は別室に部屋食としてご用意いただく。ホロホロ鳥の鍋がメインで、川魚のイワナ、イトウ、ニジマスのお刺身や岩魚の唐揚げなど美味しいお料理だ。この日は秘湯ビールで乾杯する。
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