猫山

 岩手県
																				岩手県
																														
								- GPS
- 01:28
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 179m
- 下り
- 183m
コースタイム
| 天候 | 曇り時々小雨 | 
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 | 
| アクセス | 利用交通機関: 
																																								自家用車										
																																																 のぞき岩までにスヌーピー岩などある。 | 
| コース状況/ 危険箇所等 | 看板、ピンクテープ共にあるけど踏み跡不明瞭で、獣道ぽい跡があったり確認必要。 鹿の鳴き声がいっぱい聞こえたのと、絶対熊いる。 すすき野原は前が見えない。 スライドする人はいないし、ボルダリング練習用にされていた場所には誰もいない。 | 
| その他周辺情報 | 盛岡側からくるとスーパーがある。その手前、ファミマ、ローソンが最後のコンビニ。 車で20分ほどの「早池峰と賢治」の展示館で購入した「宮沢賢治と大迫・早池峰」(早池峰賢治の会)500円は、とてもオススメ。 入浴施設は、ぶどうの湯(公衆浴場)。 温泉は矢巾、花巻までいくしかない。 | 
写真
盛岡市横の高洞山とする記述も見受けられるけど、蛇紋岩があるのはこちらなのでこっちの高洞山じゃないのかな。
「宮沢賢治と大迫・早池峰」(早池峰賢治の会)では、賢治が外川目経由で帰路についたのではとの記載あり。
学校といっても入口とあとはガラス窓の三つついた教室がひとつあるきりでほかには溜たまりも教員室もなく運動場はテニスコートのくらいでした。」
(風野又三郎)
(風の又三郎)
「どこらあだりだべな。」
「私もまだよくわかりませんが、いつもみなさんが馬をつれて行くみちから、少し川下へ寄ったほうなようです。」"(風の又三郎)
"「土手がら外さ出はるなよ。迷ってしまうづどあぶないがらな。午ひるまになったらまた来るがら。」
「うん。土手の中にいるがら。」"(風の又三郎)
「あ、西さん、あ、東さん、あ、西さん、あ、南さん、あ、西さん。」なんて言っているようでした。"
(風の又三郎)
感想
					「早池峰近くに猫山ってあって」と私が言ったら「お、知っていますか、猫山。行ってみたいんですよ」とすんなり答えが返ってきた人と一緒に猫山へ。
「猫山」っていう名前に惹かれて調べていたのですが、どうも、猫=根子。
根子って「山のふもと」的な意味合いでって全国にある共通の山の名前らしい(赤倉とか駒ヶ岳みたいな)。で、根子岳には猫又の伝承があったりして、なんだよダジャレかと思いつつ、でももうどうしても行ってみたい。
こんなことしてるから、みんなみたいにメジャーな山にいけないのでは?
こちらの猫山は、稗貫氏家臣根子氏の居住説あり。
猫山というか旭ノ又が「風野又三郎」の舞台で、これに「種ヶ原」「さいかち淵」を合わせたのが「風の又三郎」らしい。天気が良ければ、猫山から種ヶ原とか早池峰が見えて、写真で見ると昔はもっと草原ぽかった感じらしい。
(「宮沢賢治と大迫・早池峰」早池峰賢治の会より)
猫山って名前から、注文の多い料理店を思い浮かべていたけど、それは近くの猫底との合わせ技ではないかとの説あり。
というわけで、風野又三郎、風の又三郎、注文の多い料理店を読んでから出発。
天気の具合も相まって、又三郎や、注文の多い料理店の少し不気味な感じや、ちょっと別世界迷い込んだ感があってとてもよかった。
帰宅後もまた読み返したら、物語というより自分も体験してきたかのような不思議な感じ。
賢治は早池峰周辺の調査でこの地域を訪れていて、訪れた回数の割に作品数が多い。
早池峰大好きだったらしいので、多分、早池峰までの道中も含めワクワクしたり色んな思いがあったりしたんじゃないかって思います。
「往復6時間かけて時間半の山って(笑)」って私が言ったら「そこに行くまでの下調べも含め山だから」って、同行者より。
一緒に歩けて良かったです。
"お前たちはだめだねえ。なぜ人のことをうらやましがるんだい。僕だってつらいことはいくらもあるんだい。お前たちにもいいことはたくさんあるんだい。僕は自分のことを一向考えもしないで人のことばかりうらやんだり馬鹿ばかにしているやつらを一番いやなんだぜ。僕たちの方ではね、自分を外ほかのものとくらべることが一番はずかしいことになっているんだ。僕たちはみんな一人一人なんだよ。"(風野又三郎)
					
コメント
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賢治ゆかりの山、懐かしい早池峰エリアの原風景にボルダー等々👍
読んでから行くか、行ってから読むか→答えは「どっちも」
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