秋吉台


- GPS
- 03:53
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 391m
- 下り
- 388m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藪が濃く登山道が見えないところ多数 |
写真
感想
秋吉台でのハイキングは、私にとって心に残る一日となった。日本最大級のカルスト台地として知られる秋吉台は、独特な景観と豊かな自然が魅力で、日常の忙しさを忘れさせてくれる場所だった。今回はその広大な大地を歩いた感想を振り返りたい。朝早く、秋吉台のビジターセンター近くの駐車場に到着した。空は青く澄み渡り、秋の涼しい風が心地よかった。ハイキングコースは初心者向けから上級者向けまであるが、私は歩きやすい中級コースを選んだ。歩き始めると、目の前に広がる白い石灰岩の岩場と緑の草原のコントラストに圧倒された。カルスト台地特有の風景は、まるで映画のセットのような非日常感を漂わせていた。石灰岩の柱や窪みが点在し、長い年月をかけて自然が作り上げた造形美に感動した。コースを進むと、ススキが風に揺れる姿が目に入った。秋のススキは陽光に照らされて金色に輝き、写真を撮らずにはいられなかった。道端には小さな野花も咲いており、都会では味わえない自然の美しさに心が癒された。時折、鳥のさえずりや風の音が耳に届き、まるで大地と対話しているような気分になった。ハイキングは自然と一体になる貴重な機会だと改めて感じた。仲間と一緒に歩いたことも、このハイキングの楽しさを倍増させた。普段は仕事に追われ、自然と触れ合う時間が少ない私にとって、仲間と笑いながら歩く時間は特別だった。コースの途中にある展望台に到着したとき、眼下に広がるカルスト台地の全景に息を呑んだ。遠くの山々と青い空が織りなす景色は、まるで絵画のようだった。この瞬間、日常のストレスや疲れがどこかに消え、ただただ自然の雄大さに浸ることができた。しかし、ハイキングは楽しいことばかりではなかった。コースの後半では、岩だらけの道が続き、足元に気をつけないとつまずきそうだった。登り坂では息が上がり、足が重くなった。汗をかきながら「もう少しでゴール」と自分を励まし、仲間と「あと少し頑張ろう」と声を掛け合った。疲れを感じつつも、一歩ずつ進むことでゴールに近づく達成感を味わえた。途中で見つけた小さな蝶や、草の香りに癒されながら、疲れを忘れる瞬間もあった。ゴールに到着したときの喜びは格別だった。約3時間のハイキングだったが、距離以上に心が満たされた。秋吉台の自然は、美しいだけでなく、心を落ち着かせる力があると感じた。ゴール地点で飲んだ冷たい水の美味しさは、汗と疲れの後だからこそ格別だった。仲間と「また来よう」と笑い合いながら、心地よい疲労感に包まれた。秋吉台のハイキングを通じて、自然の偉大さと歩くことの喜びを再発見した。都会の喧騒から離れ、風や草の音に耳を傾ける時間は、自分自身と向き合う時間でもあった。この経験は心のリフレッシュとなり、新たなエネルギーを与えてくれた。次は春の花が咲く時期や冬の澄んだ空気の中で再訪したい。そのときも新しい発見と感動が待っているはずだ。秋吉台は、どんな人にも自然の素晴らしさを教えてくれる場所だ。
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