リフトで曇天と紅葉の狭間の岩木山へ

- GPS
- 01:31
- 距離
- 1.2km
- 登り
- 178m
- 下り
- 177m
コースタイム
| 天候 | 霧雨時々曇 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
⚫︎自動車道 ・営業期間…令和7年は5月1日~11月3日 ・営業時間…8:00~~17:00 ※最終入場は16:00までだが登山の場合は14時ごろまでに入るように案内された ・料金…普通自動車2000円、軽自動車1700円 ⚫︎リフト ・営業期間…令和7年は5月3日~10月28日 ・料金…往復1200円、片道900円 https://www.iwaki-skyline.jp/ |
| その他周辺情報 | 岩木山神社 https://iwakiyamajinja.or.jp/ |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
無線機
|
|---|
感想
⚫︎アクセス
13:09、津軽岩木スカイラインの料金所を通過しました。軽自動車の通行料は1700円。ゲートの職員さんから「山頂に行く予定はありますか」と声をかけられ、行きたいと答えると「リフトを使えば余裕で登れますよ」と教えてもらいました。17時閉門とのことで、八合目を遅くとも16時半には出るようにと念を押されます。
ドライブウェイ入口から八合目までは約8km。短いカーブをいくつも曲がりながら標高を上げていくと、木々の色が緑から黄色、赤へと次第に変化していきます。秋のグラデーションが見事で、思わず息を呑みます。13:25、八合目駐車場に到着。まずレストハウスでトイレを済ませます。
トイレの窓の外には紅葉した山肌と、低く垂れ込める白い雲。小雨が舞っています。
トイレの壁には狸のキャラクター「ポンタ君」からのお知らせが貼られ「水洗トイレの汚物を流す水は雨水等を再利用しているよポン!濁ってはいるけれど浄化しているから大丈夫ポンポン!」と元気な口調で書かれていました。山上でウォッシュレット付きの水洗トイレにお目にかかれるとは思わず、文明の利器に感心します。
⚫︎リフトで九合目へ
フリースとレインウェアを身につけ、13:57、リフトに乗車しました。往復料金は1200円。安全バーがなく少し心配でしたが、動き出すと座面がやや後方に傾いており安定感があります。細かな雨が降る中、静かに高度を上げていくリフトは、紅葉に包まれた空中散歩のようでした。
14:07、鳥ノ海噴火口駅に到着。すでに九合目で、ここから山頂までの道は短いながらも岩場が続きます。噴火口を左に巻くと、駐車場からの登山道と合流。指導標には「山頂まで25分」とあります。14:21、鳳鳴ヒュッテに到着。小屋の壁には悲しい遭難事故の碑文が掲げられており、静かに手を合わせました。
ヒュッテを後にすると、岩のごろごろした急坂が続きます。雨ですが風は弱いのが救いです。やがて道が一度平坦になり、14:31、長平登山道との分岐に到着。正面にはようやく山頂の祠が見えてきました。
⚫︎岩木山山頂へ
登りの途中、下山してくる地元のおじさんとすれ違いました。どうも「黄色いウエストポーチを落とした」と話しているようですが、本場の津軽弁は助詞や単語を聞き取れず、ご本人が落としたのか落とし物を見つけたのかがどうしても理解できません。何度か聞き返したものの、結局「見つかるといいですね」と答えると、おじさんも苦笑して去っていきました。悔しいながらも、日本の広さを実感するだ体験でした。
14:42、山頂に到着。避難小屋と祠があります。低く立ちこめる雲で視界は限られ、八甲田山も雲中でしたが、しばらく待つと雲が切れ、津軽半島や七里長浜の海岸線まで見渡せました。八甲田山で出会った男女とも再会し、互いに写真を撮り合います。短い時間ながら、山頂の眺望を少しと達成感を充分に味わいました。
15:17、名残惜しくも下山開始です。15:22に長平登山道分岐、15:31に鳳鳴ヒュッテとノンストップで歩き15:39に鳥ノ海噴火口駅へと戻ります。片道25分の行程とあった案内は、なかなか健脚な人の目安だったようです。
15:42、下のリフトに乗り込みます。雲の切れ間から西南西の方向に峰々が浮かび上がり、まるで雲海に島が浮かぶような幻想的な景色でした。やがてガスの中に入り、駐車場に戻ります。
⚫︎下山後と旅の終わり
今回で登りたかった三つの百名山をすべて踏破することができ、満足に浸りながらシュラフやテントマットを片づけます。
16:22に八合目駐車場を出発し16:39、料金所を通過しました。レンタカーを返すため夕暮れの早い青森から盛岡へと車を走らせました。
しかおのこ











いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する