月山


- GPS
- 05:02
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 930m
- 下り
- 930m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:02
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
前日までの予報では傘マークがズラッと並んでいた3連休最終日、夜が明けたら傘が雲マークに変わっていました。「これなら近場なら行けるかも?」と、熊野岳へ (藪が無く熊との遭遇リスクが低そうな刈田岳経由で) 行こうとなりました。
ところが!!走り出した車中で同行者Aが突如「月山・・アリかも」と口にし、急遽進路を西へ!?!! 予想外すぎる展開に、一瞬「こんな思いつきで行っていいのか・・?装備は大丈夫か・・?」という不安がよぎりましたが、雲の間から青空が覗き始め、天気も思ったほど悪くなさそうです。月山湖が見える頃には、不安はすっかり高揚感に変わっていました。チョロい。
到着時刻が10時過ぎで駐車場の混雑が心配でしたが、運良く停めることができました。月山の紅葉はすっごい綺麗だよ――と話には聞いていましたが、これほどとは・・。眼前に広がる光景にただただ圧倒されるばかり。上を見てパシャ、下を見てパシャとしているうちに、この景色全部収めたい欲が暴走し、各所でビミョーに構図を変えた写真がカメラロールにぎゅうぎゅうに詰め込まれることになりました。後で見返しても、どこにこだわりを持って何枚も撮ったのか全く覚えていません。さらに、たまたま遭遇したヘリの航行を動画でまわし過ぎたせいで、山頂までまだ1時間はかかるという地点で、バッテリー残量20%のアラートが。まだまだ行程の前半なのに、早くもモバ充の出動とは・・。晴れた日は画面の明るさも高めになるため、バッテリーの減り具合には要注意だと知っていながらこの計画性の無さ、我ながら情けない。
天気は、雨が去った後の爽やかな秋晴れ。日が差すと午前中は暑いくらいで、Tシャツ姿の人もちらほら見かけました。午後になり日が傾くと風は少し涼しく感じましたが、フリースやウインドブレーカーは結局出番なし。前日までの予報を考えたら、まるで奇跡のような一日だったと思います。錦繍を高い場所から眺め、「神様の敷いた絨毯とはまさにこのこと」と心から感じました。自然が生み出すこの壮麗な色彩の渦を目の当たりにし、人々が抗い難く引き寄せられる理由が分かった気がします。そしてこの一瞬の美しさを享受できたことに、心からの感謝が湧き上がりました。
有名な句をちょっとお借りして、
かくばかり もみづる色の 濃ければや 錦映ゆ月の 山といふらむ
映ゆ月→羽、湯、月・・伝われ〜(無粋)
秋の深まりとともに姿を変える様子を、ここに座ってずっと見ていたい。そんな気持ちでいっぱいになった、とても幸せな秋の一日でした。
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