八ヶ岳大同心バリエーションルート

nakanix
その他4人 - GPS
- 10:47
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,564m
- 下り
- 1,575m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 7:45
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
八ヶ岳大同心を検索するとクライミングの記録ばかりが出てくる。でも、今回はクライミングではなく、ルンゼを歩くバリエーションルートとのことで参加させてもらった。それでも、持ち物にハーネスが記載されていたので、一体どんなルートなのだろうと一抹の不安もあった。
台風の影響で、天気予報では新潟も石川も雨予報で、当然中止されるものと思っていたが、長野県赤岳の天気を見ると晴れの予報。“てんくら”でもA指数。晴れてほしいと願いながら出発。
午前6時30分、赤岳山荘駐車場に駐車することができた。紅葉真っ只中の3連だが、台風の影響を懸念した方もいるのだろう、普段よりハイカーは少ない。50mロープと、6人用テント、夕食準備をもっていざ出発。北沢ルートで赤岳鉱泉へ向かう。渓流と少し色づき始めた樹々と、コケの景観がとても美しい。赤岳鉱泉までもハイキングでも十分に楽しむことできる。2時間ほど歩いて赤岳鉱泉に到着。不安定な天気だが、テントも多く設置されていた。テント設営し、荷物をデポして出発。大同心と小同心が2つ並んでどーんと聳え立っている。今から登る大同心のルートが想像できないので、こんなに聳え立っている山を登るのかと思ったら、少しびびってしまった。
赤岳鉱泉登山口から歩いてすぐのところに、硫黄岳と大同心沢の分岐がある。一般登山道ではない大同心沢だが、踏み跡は十分にあり、ルートに迷うことはない。足場もそんなによくはなく、大きな段差もあったりするが、整備されていない登山道を、木を支えにして登っていく感覚が好きなので楽しい。急な登り坂でどんどん高度を上げていく。ただ、残念ながらガスで展望はまったくない。時折ガスが抜けて、周りの山々の紅葉を楽しむことができた。大同心の取付きに出ると、風がきつく、視界も更に悪くなった。大同心をクライミングしている人もよく見える。今日もメンバーの何人かは、近いうちに大同心クライミングを楽しむのだろ。ここでハーネスを装着した。足元に注意しながら歩き進める。ガスで下が見えないが、ガスがなかったら、かなり高度感を感じる場所だろう。降ちると確実に死ぬところだ。ルンゼも岩に慣れている人はロープなしでも登れるが、安全を考慮してスリングを使った。
ルンゼを超えると、ここからは強風との戦いであった。顔に吹き付ける強風は痛く、稜線では強風で体がもっていかれそうになるのを必死で耐えながら歩き進んだ。残念ながら硫黄岳の爆裂火口は見ることができなかったが、強風の中、八ヶ岳を歩くという貴重な経験ができた。
15時過ぎに赤岳鉱泉登山口に下山した。夕食はシーフードミックス、しめじ、ウインナー、ブロッコリーの具材たっぷりの、リーダーお手製のアヒージョとフランスパンで乾杯!とっても美味しかったです。普段のテント泊ではなかなか食べられない御馳走でした。下山が南ルートで、“もののけ姫”の世界を楽しみながら歩くことができました。久しぶりのテント泊で、いろんな話ができて、楽しい時間を過ごすことができました。

















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