大白森山と甲子山 - 紅葉がピークらしいので行ってみた。

- GPS
- 08:33
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,126m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
(ゲートから甲子峠まで約5.6km、普通に歩けば約90分) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは明瞭、危険個所もありませんが、、、 ・ゲートから甲子峠まで私は自転車を押し上げ、下山時に乗って降りました。必ずしも乗り心地の良い路面ばかりではありませんが有効だと思います。ただ、下山時は熊を警戒し音を出しながらスピードは控え目にすべきでしょう。 ・大白森山手前は岩で段差が大きい沢筋の急登です。ロープがあるので慎重に進めば問題ありません。ただし降りる際、沢筋から抜ける場所を見落とさないように。雨天時は要注意。 ・甲子山から甲子峠へのショートカットですが、私は降り始める地点を東側に外してしまい、途中から激ヤブをトラバースする羽目になったこともあり断念しましたが、初めから正しいルートを進むことができれば、降り限定で可能かもしれないと感じました。(基本的に残雪期限定ルート) |
| ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2025/10/24 20:50) |
写真
なんと、山頂から甲子峠分岐経由でココまで25分。山頂付近での徘徊に要した時間が20分。つまり、時間的なショートカットにはなりそうにないことが判明したのでした。チャンチャン。
装備
| 備考 | カップ麺は行程が長い山行では辞めた方が良い。 ランチに時間がかかるし、何よりバーナーや水が重い。 |
|---|
感想
紅葉の時期、甲子高原が見頃だということで行ってみました。
上の方は確かにピークだったのかもしれませんが、消化不良と言うか私的には正直パッとしない感じでした。綺麗は綺麗なんだけど色数が少ないのかチョット華やかさに欠ける気がして。。。期待が大き過ぎたみたいです。
山行の計画は、一か月ぶりにもかかわらず大白森山と甲子山を甲子峠からそれぞれピストンするという、たぶん今の私には体力的にギリギリのルートです。また、無理そうなら中断もしやすいことから、スタートは甲子温泉大黒屋ではなく旧国道289号としました。
朝7時過ぎ、気温4℃。下山時に楽をしようと自転車と共にスタートし、約5.6km先の甲子峠に向かいました。
甲子峠到着後は自転車をデポして大白森山に向かいましたが、既にだいぶバテているのが自分でわかります。呼吸は大丈夫なので心肺機能ではなく単純に脚力ですね。思いの外、足が上がらず推進力が出ません。体重移動だけの摺り足で何とか歩けているような感じ。。。「こりゃ〜、大白森山だけで終わりか」と弱気になりかけながらも気持ちだけは奮い立たせ、どうにか大白森山頂に立つと、おぉ!!! 快晴という好条件も相まって、久しぶりに息を飲むような見事な眺望でした。私の山行において眺望の重要度はそこまで高くないのですが、これを目にしてしまうと悔しいことに元気が戻ったような気になってしまいました。
難所を慎重に降り、再び甲子峠に戻ったのは11時過ぎ。時間はまだある。足は相変わらずだけど、頑張ろうとしなければ惰性でもう少し行けそうだと判断し、どこまで行けるか自信がないまま甲子山方向に向かうことにしました。
復路を心配しながら途中にある二つのピークを越えてしまうと、その先は穏やかな甲子山の巻き道となるため、引き返すきっかけになるような場所がなく、いつの間にか甲子峠分岐に着いてしまいました。ソコには山頂目前で帰ろうとしている3人が休憩中で少し話をさせてもらったのですが、「山頂はもうすぐですよ」なんて話をしてしまった手前、自分が行かないわけにはいかず、間違いなくこの3人に奮起させてもらう結果になったようです。ありがとうございました。
甲子山頂ではカッコいい旭岳を正面に眺めながら、久しぶりの達成感を感じることができました。よく頑張った、いや、よく頑張らなかったからこそ疲労度を増すことなく歩き続けられたように思います。
とまぁ、ココまではめでたしめでたしなんだけど、問題はこの後、計画通りに甲子峠へのショートカットを試行してしまったことです。
ショートカットルートは、甲子峠分岐経由と比べてザックリ距離は半分だしヤブとは言え降りるだけなので、疲労度合いを考えると十分決行する価値があると思えてしまいました。踏み跡っぽい場所から降り始めると想定通りの笹ヤブです。しばらく降りてからGPSで方向を確認すると、予定の尾根筋から東にズレていました。「それじゃ踏み跡などあるはずがないよな。」 斜めに倒れかけた笹ヤブをかき分け倒木を乗り越え、踏み跡があるであろう尾根筋に向けトラバースです。しかし、苦労して尾根筋に乗るも踏み跡の痕跡すら見当たらない。「どうする?」自問したところで、トラバースで心が折れかかった私には、もはや選択肢は一つしかありません。
トラバースよりは少しマシなヤブ漕ぎで山頂に戻ると「ココから降り始めていれば行けたかもしれないなぁ」などと懲りない自分を振り払い、素直に甲子峠分岐経由で戻ることにしました。ちなみに、写真のコメントにも書いたように、ショートカットルートは確かに距離は半減しますが、激ヤブ漕ぎによって時間的には全くショートカットにならなそうです。ってか、逆に甲子峠分岐経由より時間がかかるかもしれません。それと、私はショートカットルートの実績がヤマレコにあることを確認(地図検索の赤線)して計画に組み込んだのですが、後で確認するとそれらは積雪期または残雪期のものでした。呆れるばかりです。
甲子峠からは、デポしておいた自転車で甲子林道を下るだけですが、見通しがきかないカーブも多いのでゴールまで気を抜かず注意して進む必要がありました。具体的には、ハンドルの中央付近に熊鈴をぶら下げハンドルを左右に振ることで熊鈴を鳴らしながら、走りやすい路面であっても決してスピードは出し過ぎないようにして、サドルに座りっぱなしでしたが30分以上かけてゴールしました。
山行の頻度が減っていることもあって、久しぶりにガッツリ歩いたような気がします。
合計8.5時間のうち、山行が6時間、休憩が2.5時間と、相変わらず休憩が多いですが、これが私のスタイルなので仕方ないですね。休憩(一服)するために山に行く、という部分が、目的として少なからず私にはあるので譲れないです(笑)。
コメント
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1ヶ月ぶりでの累積標高差1000m超〜お疲れ様でした。筋肉痛が4〜5日残りそうですね。
感想に山行中の心情が良く表現されていて臨場感があり楽しく拝見させて頂きました。
地図検索の赤線があっても、季節の違いも要確認ですね。山行記録まで確認しないと古い昔の記録ばかりなんてこともあるかも知れませんしね。
最近、熊被害やマダニ被害がニュースになるので、藪漕ぎは成る可く避けたくなって来た今日此の頃です。^^;
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