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Yamareco

記録ID: 8853474
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

大白森山と甲子山 - 紅葉がピークらしいので行ってみた。

2025年10月24日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:33
距離
16.9km
登り
1,126m
下り
1,126m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:05
休憩
2:28
合計
8:33
距離 16.9km 登り 1,126m 下り 1,126m
7:19
58
スタート地点
8:17
8:26
48
休憩
9:14
9:30
50
10:20
10:46
32
11:18
11:35
49
12:24
12:26
22
12:48
13:05
21
13:26
9
甲子山
13:35
13:36
29
14:05
14:55
12
ランチ休憩
15:07
15:17
35
15:52
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
甲子トンネルを下郷側に1km下ったところから旧国道289に入り500m進んだゲート付近に駐車。
(ゲートから甲子峠まで約5.6km、普通に歩けば約90分)
コース状況/
危険箇所等
ルートは明瞭、危険個所もありませんが、、、
・ゲートから甲子峠まで私は自転車を押し上げ、下山時に乗って降りました。必ずしも乗り心地の良い路面ばかりではありませんが有効だと思います。ただ、下山時は熊を警戒し音を出しながらスピードは控え目にすべきでしょう。
・大白森山手前は岩で段差が大きい沢筋の急登です。ロープがあるので慎重に進めば問題ありません。ただし降りる際、沢筋から抜ける場所を見落とさないように。雨天時は要注意。
・甲子山から甲子峠へのショートカットですが、私は降り始める地点を東側に外してしまい、途中から激ヤブをトラバースする羽目になったこともあり断念しましたが、初めから正しいルートを進むことができれば、降り限定で可能かもしれないと感じました。(基本的に残雪期限定ルート)
ファイル
計画ルート図
(更新時刻:2025/10/24 20:50)
紅葉がピークらしいし絶好の山日和とのことで、意を決してやってきたが、今の自分に、大白森山はともかく甲子山にまで行けるのか、、、まったく自信なし。
2025年10月24日 07:19撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
10/24 7:19
紅葉がピークらしいし絶好の山日和とのことで、意を決してやってきたが、今の自分に、大白森山はともかく甲子山にまで行けるのか、、、まったく自信なし。
ふ〜ん、ここからが甲子林道なんだね。
2025年10月24日 07:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 7:59
ふ〜ん、ここからが甲子林道なんだね。
陽が差してきた。
この辺はまだ緑も多いかな。
2025年10月24日 08:06撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
10/24 8:06
陽が差してきた。
この辺はまだ緑も多いかな。
橋を渡る。
2025年10月24日 08:09撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 8:09
橋を渡る。
旭岳が見えてきた。
上の方には色がないんだなぁ。
2025年10月24日 08:40撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
10/24 8:40
旭岳が見えてきた。
上の方には色がないんだなぁ。
自転車を押してるんだってば。
2025年10月24日 09:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 9:07
自転車を押してるんだってば。
甲子峠到着。途中で休憩したとは言え、2時間近くもかかってしまった。
通り道なのか意外と風が強い。
2025年10月24日 09:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
10/24 9:14
甲子峠到着。途中で休憩したとは言え、2時間近くもかかってしまった。
通り道なのか意外と風が強い。
中央左のやや三角に見える辺りが大白森山頂みたいだ。
2025年10月24日 09:30撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
10/24 9:30
中央左のやや三角に見える辺りが大白森山頂みたいだ。
まずは大白森山に行ってくるか。
2025年10月24日 09:30撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 9:30
まずは大白森山に行ってくるか。
いい感じです。
真っ赤な木はないみたい。
2025年10月24日 09:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
10/24 9:35
いい感じです。
真っ赤な木はないみたい。
ただ、既に足が重いんだなぁ。
こりゃ〜、甲子山は無理かな。と葛藤。
2025年10月24日 09:44撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
10/24 9:44
ただ、既に足が重いんだなぁ。
こりゃ〜、甲子山は無理かな。と葛藤。
さて、ココから稜線まで難所が続く。
2025年10月24日 09:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 9:52
さて、ココから稜線まで難所が続く。
いきなりの壁。足掛かりはある。
2025年10月24日 09:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
10/24 9:53
いきなりの壁。足掛かりはある。
2025年10月24日 10:03撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 10:03
難所が終わり斜度が緩むと、
2025年10月24日 10:17撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/24 10:17
難所が終わり斜度が緩むと、
小白森-大白森の分岐到着し、7年前の線と繋がった。
2025年10月24日 10:18撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 10:18
小白森-大白森の分岐到着し、7年前の線と繋がった。
大白森山頂。
申し分ない360°の展望です。
2025年10月24日 10:20撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 10:20
大白森山頂。
申し分ない360°の展望です。
小白森山と二岐に見えない二岐山をバックに記念撮影。
2025年10月24日 10:26撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
7
10/24 10:26
小白森山と二岐に見えない二岐山をバックに記念撮影。
磐梯山と奥に吾妻連峰。手前には猪苗代湖。
2025年10月24日 10:27撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
10/24 10:27
磐梯山と奥に吾妻連峰。手前には猪苗代湖。
旭岳と左に三本槍岳。
2025年10月24日 10:29撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
10/24 10:29
旭岳と左に三本槍岳。
カッコいい旭岳の手前に甲子山、どうしよっかなぁ。
2025年10月24日 10:30撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
10/24 10:30
カッコいい旭岳の手前に甲子山、どうしよっかなぁ。
東の鎌房山方面。
一時は縦走も考えたけど、激ヤブらしいので無雪期は無理です。
2025年10月24日 10:30撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 10:30
東の鎌房山方面。
一時は縦走も考えたけど、激ヤブらしいので無雪期は無理です。
西の方。
名だたる山が見えてるんだろうけど、サッパリ。
2025年10月24日 10:33撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 10:33
西の方。
名だたる山が見えてるんだろうけど、サッパリ。
再び難所を降りて甲子峠に戻る。
2025年10月24日 10:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 10:59
再び難所を降りて甲子峠に戻る。
段差が大きく、膝と腿に厳しい。
2025年10月24日 11:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 11:01
段差が大きく、膝と腿に厳しい。
危うく真っすぐ降りそうになったが、登山道はここで沢筋を左に外す。
2025年10月24日 11:06撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 11:06
危うく真っすぐ降りそうになったが、登山道はここで沢筋を左に外す。
こんな道だけだったら最高なんだけどね。
2025年10月24日 11:10撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 11:10
こんな道だけだったら最高なんだけどね。
甲子峠に戻って来ました〜。
が、さてこれからどうするか・・・
2025年10月24日 11:18撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 11:18
甲子峠に戻って来ました〜。
が、さてこれからどうするか・・・
まだ昼前だし、行けるところまで行ってダメならランチして戻ればいいか、ととりあえず甲子山方面に向かってみることにした。
2025年10月24日 11:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 11:36
まだ昼前だし、行けるところまで行ってダメならランチして戻ればいいか、ととりあえず甲子山方面に向かってみることにした。
小ピーク。意外と展望は良い。
2025年10月24日 11:43撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 11:43
小ピーク。意外と展望は良い。
北西側斜面の色付きを見ると、確かにピークかも。
2025年10月24日 11:44撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
7
10/24 11:44
北西側斜面の色付きを見ると、確かにピークかも。
かなり下る。
後でココを登るのかと思うと・・・
2025年10月24日 11:57撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 11:57
かなり下る。
後でココを登るのかと思うと・・・
計画では、甲子山から北に流れる尾根伝いに降りてきて、登山道に合流する場所がココ。
少し入ってみたが、チャンとした笹ヤブだった。
2025年10月24日 12:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 12:08
計画では、甲子山から北に流れる尾根伝いに降りてきて、登山道に合流する場所がココ。
少し入ってみたが、チャンとした笹ヤブだった。
ぜんぜんスピードは出ないけど、ゆっくりならまだいける。
甲子峠分岐に向かう。
2025年10月24日 12:10撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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10/24 12:10
ぜんぜんスピードは出ないけど、ゆっくりならまだいける。
甲子峠分岐に向かう。
甲子山の巻き道は、アップダウンが少なくて歩きやすい。
2025年10月24日 12:16撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 12:16
甲子山の巻き道は、アップダウンが少なくて歩きやすい。
甲子峠分岐では3人が休憩中でした。
山頂は目前ですが「ココまでで十分」とのこと。全然いいと思います。
2025年10月24日 12:23撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 12:23
甲子峠分岐では3人が休憩中でした。
山頂は目前ですが「ココまでで十分」とのこと。全然いいと思います。
山頂への道。
ココまで来たんだ。もうひと踏ん張り。
2025年10月24日 12:42撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 12:42
山頂への道。
ココまで来たんだ。もうひと踏ん張り。
元気なら何でもない登りだけど、今日はロープの助けを借ります。
2025年10月24日 12:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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10/24 12:45
元気なら何でもない登りだけど、今日はロープの助けを借ります。
やっと、やっと来たぞ〜!
2025年10月24日 12:47撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 12:47
やっと、やっと来たぞ〜!
甲子山。7年ぶりの登頂です。
当時、赤面山から三本槍岳、須立山と周回したなんて我ながら信じられない。
2025年10月24日 12:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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10/24 12:51
甲子山。7年ぶりの登頂です。
当時、赤面山から三本槍岳、須立山と周回したなんて我ながら信じられない。
山頂にあるパノラマ案内板。
2025年10月24日 13:04撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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10/24 13:04
山頂にあるパノラマ案内板。
疲労がピークだということが逆に災いし、計画通りの甲子峠へのショートカットを試みる(バカ)。
2025年10月24日 13:05撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 13:05
疲労がピークだということが逆に災いし、計画通りの甲子峠へのショートカットを試みる(バカ)。
尾根筋を外して降りてしまい、復帰するのに悪戦苦闘。
2025年10月24日 13:11撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 13:11
尾根筋を外して降りてしまい、復帰するのに悪戦苦闘。
何とか尾根筋に復帰できたものの、踏み跡の痕跡くらいはあるだろうとの期待空しく、見渡す限り笹と灌木の海で精魂尽き果てました。諦めて山頂に戻ろう。
2025年10月24日 13:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 13:14
何とか尾根筋に復帰できたものの、踏み跡の痕跡くらいはあるだろうとの期待空しく、見渡す限り笹と灌木の海で精魂尽き果てました。諦めて山頂に戻ろう。
必死の思いで山頂に戻ったが、どうやら戻ったココこそがショートカットの下山ルートらしかった。
始めからココを行けば降りられたかもしれない、と一瞬だけ思ったけどもうダメ。
2025年10月24日 13:24撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 13:24
必死の思いで山頂に戻ったが、どうやら戻ったココこそがショートカットの下山ルートらしかった。
始めからココを行けば降りられたかもしれない、と一瞬だけ思ったけどもうダメ。
素直に甲子峠分岐経由で戻ります。
2025年10月24日 13:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 13:35
素直に甲子峠分岐経由で戻ります。
ショートカットした場合の合流地点に来たんだけど、、、
なんと、山頂から甲子峠分岐経由でココまで25分。山頂付近での徘徊に要した時間が20分。つまり、時間的なショートカットにはなりそうにないことが判明したのでした。チャンチャン。
2025年10月24日 13:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 13:49
ショートカットした場合の合流地点に来たんだけど、、、
なんと、山頂から甲子峠分岐経由でココまで25分。山頂付近での徘徊に要した時間が20分。つまり、時間的なショートカットにはなりそうにないことが判明したのでした。チャンチャン。
往路で心配だったP1445隣のピークへの登り。
もう登るしか選択肢がないんだよ、頑張れ〜。
2025年10月24日 13:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 13:58
往路で心配だったP1445隣のピークへの登り。
もう登るしか選択肢がないんだよ、頑張れ〜。
疲労困憊。ヘリを呼ぶか(嘘)。
ほぼ登り切った場所で、休憩がてら遅めのランチにした。
2025年10月24日 14:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
10/24 14:41
疲労困憊。ヘリを呼ぶか(嘘)。
ほぼ登り切った場所で、休憩がてら遅めのランチにした。
旭岳、甲子山の見納め。
さっきまで暖かかったのに、曇り出すと一気に冷えてきた。
2025年10月24日 14:54撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 14:54
旭岳、甲子山の見納め。
さっきまで暖かかったのに、曇り出すと一気に冷えてきた。
最後の小ピークを越えれば、登りはもうない。
あと少し。
2025年10月24日 15:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/24 15:01
最後の小ピークを越えれば、登りはもうない。
あと少し。
左のピークは足倉山かなぁ。間違いなくヤブ山だろうけど。
2025年10月24日 15:04撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 15:04
左のピークは足倉山かなぁ。間違いなくヤブ山だろうけど。
無事、甲子峠に到着。
良かった良かった。
2025年10月24日 15:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
10/24 15:07
無事、甲子峠に到着。
良かった良かった。
頑張って自転車押してきて良かった。
のんびり帰るとしよう。
2025年10月24日 15:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
10/24 15:08
頑張って自転車押してきて良かった。
のんびり帰るとしよう。
カーブの先が怖いので、ゆっくり走って来ました。
辛うじて歩き通せはしたものの、体力の衰えをヒシヒシと感じさせられる山行になったんだとさ。
2025年10月24日 15:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
10/24 15:52
カーブの先が怖いので、ゆっくり走って来ました。
辛うじて歩き通せはしたものの、体力の衰えをヒシヒシと感じさせられる山行になったんだとさ。

装備

備考 カップ麺は行程が長い山行では辞めた方が良い。
ランチに時間がかかるし、何よりバーナーや水が重い。

感想

紅葉の時期、甲子高原が見頃だということで行ってみました。

上の方は確かにピークだったのかもしれませんが、消化不良と言うか私的には正直パッとしない感じでした。綺麗は綺麗なんだけど色数が少ないのかチョット華やかさに欠ける気がして。。。期待が大き過ぎたみたいです。

山行の計画は、一か月ぶりにもかかわらず大白森山と甲子山を甲子峠からそれぞれピストンするという、たぶん今の私には体力的にギリギリのルートです。また、無理そうなら中断もしやすいことから、スタートは甲子温泉大黒屋ではなく旧国道289号としました。

朝7時過ぎ、気温4℃。下山時に楽をしようと自転車と共にスタートし、約5.6km先の甲子峠に向かいました。
甲子峠到着後は自転車をデポして大白森山に向かいましたが、既にだいぶバテているのが自分でわかります。呼吸は大丈夫なので心肺機能ではなく単純に脚力ですね。思いの外、足が上がらず推進力が出ません。体重移動だけの摺り足で何とか歩けているような感じ。。。「こりゃ〜、大白森山だけで終わりか」と弱気になりかけながらも気持ちだけは奮い立たせ、どうにか大白森山頂に立つと、おぉ!!! 快晴という好条件も相まって、久しぶりに息を飲むような見事な眺望でした。私の山行において眺望の重要度はそこまで高くないのですが、これを目にしてしまうと悔しいことに元気が戻ったような気になってしまいました。

難所を慎重に降り、再び甲子峠に戻ったのは11時過ぎ。時間はまだある。足は相変わらずだけど、頑張ろうとしなければ惰性でもう少し行けそうだと判断し、どこまで行けるか自信がないまま甲子山方向に向かうことにしました。

復路を心配しながら途中にある二つのピークを越えてしまうと、その先は穏やかな甲子山の巻き道となるため、引き返すきっかけになるような場所がなく、いつの間にか甲子峠分岐に着いてしまいました。ソコには山頂目前で帰ろうとしている3人が休憩中で少し話をさせてもらったのですが、「山頂はもうすぐですよ」なんて話をしてしまった手前、自分が行かないわけにはいかず、間違いなくこの3人に奮起させてもらう結果になったようです。ありがとうございました。

甲子山頂ではカッコいい旭岳を正面に眺めながら、久しぶりの達成感を感じることができました。よく頑張った、いや、よく頑張らなかったからこそ疲労度を増すことなく歩き続けられたように思います。
とまぁ、ココまではめでたしめでたしなんだけど、問題はこの後、計画通りに甲子峠へのショートカットを試行してしまったことです。
ショートカットルートは、甲子峠分岐経由と比べてザックリ距離は半分だしヤブとは言え降りるだけなので、疲労度合いを考えると十分決行する価値があると思えてしまいました。踏み跡っぽい場所から降り始めると想定通りの笹ヤブです。しばらく降りてからGPSで方向を確認すると、予定の尾根筋から東にズレていました。「それじゃ踏み跡などあるはずがないよな。」 斜めに倒れかけた笹ヤブをかき分け倒木を乗り越え、踏み跡があるであろう尾根筋に向けトラバースです。しかし、苦労して尾根筋に乗るも踏み跡の痕跡すら見当たらない。「どうする?」自問したところで、トラバースで心が折れかかった私には、もはや選択肢は一つしかありません。

トラバースよりは少しマシなヤブ漕ぎで山頂に戻ると「ココから降り始めていれば行けたかもしれないなぁ」などと懲りない自分を振り払い、素直に甲子峠分岐経由で戻ることにしました。ちなみに、写真のコメントにも書いたように、ショートカットルートは確かに距離は半減しますが、激ヤブ漕ぎによって時間的には全くショートカットにならなそうです。ってか、逆に甲子峠分岐経由より時間がかかるかもしれません。それと、私はショートカットルートの実績がヤマレコにあることを確認(地図検索の赤線)して計画に組み込んだのですが、後で確認するとそれらは積雪期または残雪期のものでした。呆れるばかりです。

甲子峠からは、デポしておいた自転車で甲子林道を下るだけですが、見通しがきかないカーブも多いのでゴールまで気を抜かず注意して進む必要がありました。具体的には、ハンドルの中央付近に熊鈴をぶら下げハンドルを左右に振ることで熊鈴を鳴らしながら、走りやすい路面であっても決してスピードは出し過ぎないようにして、サドルに座りっぱなしでしたが30分以上かけてゴールしました。

山行の頻度が減っていることもあって、久しぶりにガッツリ歩いたような気がします。
合計8.5時間のうち、山行が6時間、休憩が2.5時間と、相変わらず休憩が多いですが、これが私のスタイルなので仕方ないですね。休憩(一服)するために山に行く、という部分が、目的として少なからず私にはあるので譲れないです(笑)。

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コメント

kinoeさん、こんにちは。
1ヶ月ぶりでの累積標高差1000m超〜お疲れ様でした。筋肉痛が4〜5日残りそうですね。
感想に山行中の心情が良く表現されていて臨場感があり楽しく拝見させて頂きました。
地図検索の赤線があっても、季節の違いも要確認ですね。山行記録まで確認しないと古い昔の記録ばかりなんてこともあるかも知れませんしね。
最近、熊被害やマダニ被害がニュースになるので、藪漕ぎは成る可く避けたくなって来た今日此の頃です。^^;
2025/10/26 11:42
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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