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Yamareco

記録ID: 8896914
全員に公開
ハイキング
北陸

能登半島猿山岬灯台への道のり調査

2025年11月03日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:01
距離
6.5km
登り
162m
下り
481m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:51
休憩
0:09
合計
2:00
距離 6.5km 登り 162m 下り 481m
12:03
7
12:09
12:11
23
12:34
12:37
11
12:48
6
12:54
12:55
13
13:08
13:12
2
13:15
49
14:04
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
I地点(猿山山頂)から記録スタート。遊歩道にはアルファベットの地点がつけられていて、ざっくり言うと遊歩道の起点がA地点、海岸沿いにG地点まで付番されている(灯台はB地点とC地点の間にある)。今回海岸沿いの道が崩落しておりB地点に辿り着けなかったので、登山道コースのA→H(猿山山頂)→Iの山側コースを辿ることとした。Iから海岸に降りてCまで行くわけである。遊歩道なので、こういう付番と案内板が整備されており、大変助かった。
2025年11月03日 12:04撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:04
I地点(猿山山頂)から記録スタート。遊歩道にはアルファベットの地点がつけられていて、ざっくり言うと遊歩道の起点がA地点、海岸沿いにG地点まで付番されている(灯台はB地点とC地点の間にある)。今回海岸沿いの道が崩落しておりB地点に辿り着けなかったので、登山道コースのA→H(猿山山頂)→Iの山側コースを辿ることとした。Iから海岸に降りてCまで行くわけである。遊歩道なので、こういう付番と案内板が整備されており、大変助かった。
遊歩道地図
2025年11月03日 11:43撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 11:43
遊歩道地図
歩きやすい道が続く。
2025年11月03日 12:05撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:05
歩きやすい道が続く。
灯台に向かって下り始める。紅葉している。
2025年11月03日 12:06撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:06
灯台に向かって下り始める。紅葉している。
G地点まできた。ここからD地点までは急傾斜と看板に書いてあるが、崩落していないか不安になる。
2025年11月03日 12:10撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:10
G地点まできた。ここからD地点までは急傾斜と看板に書いてあるが、崩落していないか不安になる。
幸い傾斜はそこまででもなかった。しかし風が強い
2025年11月03日 12:12撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:12
幸い傾斜はそこまででもなかった。しかし風が強い
海が近づいてきた。あと天気が悪くなってきた。
2025年11月03日 12:15撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:15
海が近づいてきた。あと天気が悪くなってきた。
D地点
2025年11月03日 12:20撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:20
D地点
地割れが現れた。土嚢とビニールシートで補強されていた。周囲を見渡すと同じような補強箇所が線状に確認できたので、崩落の恐れのある大規模な地割れが起きていると思われる。かなり危険なのでは。
2025年11月03日 12:22撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:22
地割れが現れた。土嚢とビニールシートで補強されていた。周囲を見渡すと同じような補強箇所が線状に確認できたので、崩落の恐れのある大規模な地割れが起きていると思われる。かなり危険なのでは。
C地点。灯台はすぐそこ。
2025年11月03日 12:23撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:23
C地点。灯台はすぐそこ。
C地点からすぐのところに2メートル程度の崖が現れ進めなくなった=B地点への遊歩道が消失。草も刈られていないためここからの到達は不可能。
2025年11月03日 12:24撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:24
C地点からすぐのところに2メートル程度の崖が現れ進めなくなった=B地点への遊歩道が消失。草も刈られていないためここからの到達は不可能。
脇の藪から灯台敷地を撮影。灯台が土台から傾いているのがわかる。また敷地内に1メートル以上の段差を確認。破損程度は全壊と思う
2025年11月03日 12:28撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:28
脇の藪から灯台敷地を撮影。灯台が土台から傾いているのがわかる。また敷地内に1メートル以上の段差を確認。破損程度は全壊と思う
実はC地点の裏手付近から灯台敷地に入れるが、危険なので行かない方が良いと思われる。
2025年11月03日 12:31撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:31
実はC地点の裏手付近から灯台敷地に入れるが、危険なので行かない方が良いと思われる。
元来たルートで帰路につく。
2025年11月03日 12:55撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:55
元来たルートで帰路につく。
ここら辺でアラレが降ってくる。
2025年11月03日 12:55撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:55
ここら辺でアラレが降ってくる。
突如現れる大規模な段差。高さ2メートルくらいある。猿山山頂から遊歩道スタート地点方面に歩き数百メートル進むと現れる。
2025年11月03日 12:57撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:57
突如現れる大規模な段差。高さ2メートルくらいある。猿山山頂から遊歩道スタート地点方面に歩き数百メートル進むと現れる。
下から段差を撮影
2025年11月03日 12:58撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 12:58
下から段差を撮影
登山道も箇所は少ないけど中央が割れているところがある。左が海岸(崖)なので右側をつとめて歩く
2025年11月03日 13:03撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:03
登山道も箇所は少ないけど中央が割れているところがある。左が海岸(崖)なので右側をつとめて歩く
急な階段。滑りやすいので慎重に降りる
2025年11月03日 13:05撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:05
急な階段。滑りやすいので慎重に降りる
海が見える
2025年11月03日 13:08撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:08
海が見える
登山道スタート地点に戻ってきた!アラレも上がった。しかし風の強さは変わらず
2025年11月03日 13:10撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:10
登山道スタート地点に戻ってきた!アラレも上がった。しかし風の強さは変わらず
トイレは閉まっています。雪割草の季節には賑わっていたであろうここもいまのところは荒れ果てたまま。
2025年11月03日 13:12撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:12
トイレは閉まっています。雪割草の季節には賑わっていたであろうここもいまのところは荒れ果てたまま。
ここが登山道の上り口。左側が崩落箇所に続く遊歩道。
2025年11月03日 13:13撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:13
ここが登山道の上り口。左側が崩落箇所に続く遊歩道。
車を止めたところまで車道を戻る。晴れ間が見えてきた。
2025年11月03日 13:14撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:14
車を止めたところまで車道を戻る。晴れ間が見えてきた。
駐車場も土砂置き場に。このあたりも斜面が大規模に崩れていたのかな?
2025年11月03日 13:14撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:14
駐車場も土砂置き場に。このあたりも斜面が大規模に崩れていたのかな?
土砂が左右に避けてあるところもある。
2025年11月03日 13:18撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:18
土砂が左右に避けてあるところもある。
分岐まで降りてきた。ここから南へとつながる道(右側への道)は通行禁止となっていた。元々細く荒れていた道だったようなので、復旧はかなり先になりそう。通り抜けできないという看板もここのことを言っていると思われる
2025年11月03日 13:22撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:22
分岐まで降りてきた。ここから南へとつながる道(右側への道)は通行禁止となっていた。元々細く荒れていた道だったようなので、復旧はかなり先になりそう。通り抜けできないという看板もここのことを言っていると思われる
車を停めた、あの岬の裏まで戻らないといけません。遠い…。
2025年11月03日 13:29撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:29
車を停めた、あの岬の裏まで戻らないといけません。遠い…。
集落の入り口まで降ってきた。ここで、途中から持って歩いていた自然木の杖を手放す。クマが現れなくてなにより。地理院地図で見ると、あの岬は小岬という名前で、岬の先端に西出山という山があるらしい。道路はこの岬を回り込んでつけられている。
2025年11月03日 13:33撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:33
集落の入り口まで降ってきた。ここで、途中から持って歩いていた自然木の杖を手放す。クマが現れなくてなにより。地理院地図で見ると、あの岬は小岬という名前で、岬の先端に西出山という山があるらしい。道路はこの岬を回り込んでつけられている。
虹が見える。雲の脚の部分だけの高さの虹、新鮮。
2025年11月03日 13:34撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:34
虹が見える。雲の脚の部分だけの高さの虹、新鮮。
だいぶ来ました。やはり虹がかかっている。
2025年11月03日 13:38撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:38
だいぶ来ました。やはり虹がかかっている。
突き出たところまで来ました。猿山方面を振り返る。灯台も見えた。
2025年11月03日 13:57撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 13:57
突き出たところまで来ました。猿山方面を振り返る。灯台も見えた。
小岬を回りこむ。正面の砂浜は皆月湾。風流な名前である
2025年11月03日 14:00撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 14:00
小岬を回りこむ。正面の砂浜は皆月湾。風流な名前である
小型の軌道を使い復旧の調査をしているみたい
2025年11月03日 14:02撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 14:02
小型の軌道を使い復旧の調査をしているみたい
車のところまで戻ってきた。おつかれさまでした
2025年11月03日 14:04撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 14:04
車のところまで戻ってきた。おつかれさまでした
(追加写真)海岸沿いの遊歩道を進むと現れる小崩落。3メートルくらいの高さがある。右側が崖。左側から高巻きした
2025年11月03日 11:24撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 11:24
(追加写真)海岸沿いの遊歩道を進むと現れる小崩落。3メートルくらいの高さがある。右側が崖。左側から高巻きした
(追加写真)壊れた橋の様子
2025年11月03日 11:32撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 11:32
(追加写真)壊れた橋の様子
(追加写真)橋を渡るとすぐに崩壊箇所あり。ここはなんとか進める
2025年11月03日 11:34撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 11:34
(追加写真)橋を渡るとすぐに崩壊箇所あり。ここはなんとか進める
(追加写真)さらに進むと完全に崩れている(大崩落)。ここで引き返す
2025年11月03日 11:35撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 11:35
(追加写真)さらに進むと完全に崩れている(大崩落)。ここで引き返す
(追加写真)橋まで戻る。よくみると橋脚にひびが入り、ずれている
2025年11月03日 11:35撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 11:35
(追加写真)橋まで戻る。よくみると橋脚にひびが入り、ずれている
(追加写真)高巻き中に撮影。えぐれた部分は崖の穴に繋がっている(遊歩道端の上部がなぜか残った形)
2025年11月03日 11:41撮影 by  iPhone 15, Apple
11/3 11:41
(追加写真)高巻き中に撮影。えぐれた部分は崖の穴に繋がっている(遊歩道端の上部がなぜか残った形)
撮影機器:

感想

能登半島北東に位置する猿山岬灯台を猿山経由で訪問。「灯台への道に崩落箇所がある」「灯台自体が破損している」などの情報はネット上にあるものの、どれほど危険なのか、また復旧はしているのかこの目で確かめてみようということで、計画。富山に行く用事があったので、能登灯台巡りのメインに組み込んで行ってきた。

猿山岬へはレンタカーで向かった。しかしナビルートが工事・地元関係者以外通行禁止の道を示していたため迂回を余儀なくされるなど、復興途上の印象を強く持った。灯台近くの遊歩道駐車場まで車で行く計画だったが、かなり手前に工事・地元関係者以外通り抜け禁止の看板が立っていたためそこに車を駐車して歩くことに。この時点ですでに先行きが危ぶまれる。

クマに怯えながら駐車場までなんとか歩き着いた。まずは地震前の最短ルートである海岸沿いの遊歩道へ。入り口に簡素なロープ一本のみの封鎖。100メートルほど進むと小崩落しており、2メートルほどの幅で遊歩道がえぐれていた。えぐれた先は遊歩道の柵部分の下に穴が空いて、そのまま海が見える状態。ここが唯一の崩落箇所と勘違いしていたのでなんとか進みたくなり、えぐれている箇所の上部の土砂は安定していそうだったので残っているつる植物を掴みながら高巻きして越えた。リュックはここでデポ。

そこからは(クマリスクはあるものの)平和な遊歩道が続いていたが、コンクリート製の橋が現れる。トラロープ一本の簡素な封鎖だったため怪しい気配を感じるも状態を確かめもせず渡ってしまった。長さは20メートルくらい?そして渡ってすぐに、大崩落。5メートルほどの距離ではあるが、上部から完全に崖が崩れており、完全に道がなくなっていた。あきらめて引き返す。
そして帰り道、橋を渡る前に橋脚を見てみると、すべての橋脚が土台からずれており、ひび割れて傾いていた。橋桁が水平を保っているのが奇跡というような状態であった。橋を渡ってからでないと、角度的に橋脚の様子がよくわからなかったのも罠であった。しかしこの橋を渡らないと帰れないので、怖いが渡り返す。渡る前に確認しなかった自分を呪った。さらに小崩落の高巻きも残っており神経を使った。帰りは慣れており少しは楽だったが、足を踏み外せば最悪穴から滑り落ちて数百メートルの崖下に転落する危険箇所であることに変わりはない。大崩落と壊れた橋が待ち構えて海岸沿いの遊歩道からの灯台到達はどのみち不可能なので、こちらのアプローチは意味がなく、行かないことを強くおすすめする。

スタート地点まで戻ると遊歩道のマップがあり、猿山経由で灯台まで道が続いているようだった。この時点でかなり疲れていたがここまできたらということで山道へ。猿山経由で灯台に到達できた。

しかし、各写真の説明にも書いたが、登山道自体も地割れ、身長以上の高さの大きな段差があるなどところどころ荒れており、灯台敷地周辺も大規模な地割れが発生しており安全とは言いがたい状況であった。事前に予想していたようなクマの気配はまったくしなかったのは救いか(フンや爪痕などの痕跡なし)。いずれにしても行くなら猿山経由コースで!と強調し、記録を終わります。

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