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Yamareco

記録ID: 8941875
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

船山 再び・・・

2025年11月15日(土) [日帰り]
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琵琶法師 その他3人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:11
距離
9.2km
登り
689m
下り
639m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:01
休憩
0:11
合計
7:12
距離 9.2km 登り 689m 下り 639m
7:49
8
スタート地点
7:57
237
11:54
12:05
176
15:01
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
▼船山北西稜(幡杭地区〜P817)
入山早々は鉄穴流し跡による複雑な改変地形だが、水路跡、作業道があり容易に通過できる。P665は南西面から回り込む林道がある。主稜線に出てからP817まで下草は薄く踏み跡も明瞭。

▼P817〜船山〜P888北県境別れ
ササは濃くなるが腰〜胸丈程度。足元は見辛いものの隠れ倒木もなく快適に歩ける。船山を越えた先で北東稜に向かう場合は分岐点が分かり辛いため注意。

▼船山北東稜(P888北県境別れ〜後谷地区)
地図上の送電線は役目を終えており、鉄塔沿い防火帯にはカヤトが茂る。かつての巡視路はルートとして期待しない方が良さそう。鉄塔を過ぎ、穏やかな起伏を繰り返すあたりは肩丈程度に深くなり時間を要した。標高800m地点あたりまで高度を落とすにつれ踏み跡も回復する。
県道456沿いの駐車スペースよりスタート
県道456沿いの駐車スペースよりスタート
橋を渡った正面にあるふるさと村高暮には偉人の胸像があった。真ん中の方もいつか歴史に名を刻むのか、それとも跡形もなく忘れ去られるか?
橋を渡った正面にあるふるさと村高暮には偉人の胸像があった。真ん中の方もいつか歴史に名を刻むのか、それとも跡形もなく忘れ去られるか?
朝日を浴びて燃え上がる山々。
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朝日を浴びて燃え上がる山々。
入山地点の地蔵堂。廃林道を道なりに進むと谷筋に延びていたが
入山地点の地蔵堂。廃林道を道なりに進むと谷筋に延びていたが
K隊長の補正により尾根筋に戻る。既にこの辺り鉄穴流しエリア内。谷から探査しても面白そうだ
K隊長の補正により尾根筋に戻る。既にこの辺り鉄穴流しエリア内。谷から探査しても面白そうだ
赤色地形図に食い入るK氏。最初からトップギアに入ってます(笑)
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赤色地形図に食い入るK氏。最初からトップギアに入ってます(笑)
人為的に開削された不自然な凸凹地形を進みブナ巨木の足下をのぞき込むと
人為的に開削された不自然な凸凹地形を進みブナ巨木の足下をのぞき込むと
見たことのない実がなっていた。ミーナさんによると「つちあけび」だそうな。見た目がアケビっぽいが全く別物。漢方薬として重宝されているらしい。
見たことのない実がなっていた。ミーナさんによると「つちあけび」だそうな。見た目がアケビっぽいが全く別物。漢方薬として重宝されているらしい。
稜線を乗越した先にあった鉄穴残丘。25000図(10mコンター)では分からない
稜線を乗越した先にあった鉄穴残丘。25000図(10mコンター)では分からない
その先で一旦林道に降りる。しっかりした林道だったが、山側の支線に入り直す
その先で一旦林道に降りる。しっかりした林道だったが、山側の支線に入り直す
この辺り植林地帯で分かり辛いが鉄穴流しの痕跡が残る
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この辺り植林地帯で分かり辛いが鉄穴流しの痕跡が残る
P665を南側から巻き終えたところの切通しで作業道を捨て稜線に取付く
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P665を南側から巻き終えたところの切通しで作業道を捨て稜線に取付く
危惧していたヤブは薄く歩きやすい
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危惧していたヤブは薄く歩きやすい
船山らしくなってきた。ササ丈は概ね膝上
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船山らしくなってきた。ササ丈は概ね膝上
燃え上がるブナ
ここまで来ると樹間に船山が見えてきた
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ここまで来ると樹間に船山が見えてきた
ここを登り詰めると
ここを登り詰めると
ここからいよいよ核心部
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ここからいよいよ核心部
一番来たかったヒトに先頭を引っ張ってもらいます
一番来たかったヒトに先頭を引っ張ってもらいます
緑と黄の競演。この瞬間だけの風景に包まれながら進むと
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緑と黄の競演。この瞬間だけの風景に包まれながら進むと
構造物の残骸が現れた。天板、側壁は既に無い
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構造物の残骸が現れた。天板、側壁は既に無い
最近の観光地にありがちな「どこでもドア風」だが固着して開かない。楽に移動はさせんけー、という船山からのメッセージかもしれない
最近の観光地にありがちな「どこでもドア風」だが固着して開かない。楽に移動はさせんけー、という船山からのメッセージかもしれない
いよいよ正面に船山が捉えられるようになってきた
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いよいよ正面に船山が捉えられるようになってきた
そして2年前に通過した下降点に到達。鞍部から尾根に乗り換える面白い地形だ。ここで小休止、前回の踏み跡を少し辿ってみた
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そして2年前に通過した下降点に到達。鞍部から尾根に乗り換える面白い地形だ。ここで小休止、前回の踏み跡を少し辿ってみた
この辺りまで来るとブナも落葉しており、緑と白の競演へと変わってきた
この辺りまで来るとブナも落葉しており、緑と白の競演へと変わってきた
高みを目指して行くと南西稜へと踏み込みかけてしまうので注意
高みを目指して行くと南西稜へと踏み込みかけてしまうので注意
主稜線に登り返すポイント。行き過ぎたことに気が付き左下にちょっと戻ったところ。K氏がしゃがみこんでいる地点に飲料メーカーアサヒの敷地を示す杭があった
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主稜線に登り返すポイント。行き過ぎたことに気が付き左下にちょっと戻ったところ。K氏がしゃがみこんでいる地点に飲料メーカーアサヒの敷地を示す杭があった
そのすぐ先にある展望地。大万木(右)指谷奥山(左)実は2年前に眺めた時、見えている風景は1ミリも歩いていなかった。2年後の現在、端から端まで歩いたこともあり見え方が全く違う
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そのすぐ先にある展望地。大万木(右)指谷奥山(左)実は2年前に眺めた時、見えている風景は1ミリも歩いていなかった。2年後の現在、端から端まで歩いたこともあり見え方が全く違う
更に右に振ると大毛無と猿政。ここも昨秋歩いたばかりで感慨深い
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更に右に振ると大毛無と猿政。ここも昨秋歩いたばかりで感慨深い
船山に近づくにつれ陽光が広がってきた
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船山に近づくにつれ陽光が広がってきた
あちこち眺めながら進むものだからなかなか進まない
あちこち眺めながら進むものだからなかなか進まない
船山着。K隊長のために△周辺をお清めする
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船山着。K隊長のために△周辺をお清めする
すっかり退色していたプレートに山名を上書きしておきました
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すっかり退色していたプレートに山名を上書きしておきました
小休止後東に向けてスタート。まだまだ続くグリーンカーペット
小休止後東に向けてスタート。まだまだ続くグリーンカーペット
サリー🐒ちゃんに群がるおっさんの図 Byミーナ(笑)
サリー🐒ちゃんに群がるおっさんの図 Byミーナ(笑)
このような痕跡を眺めながら進むのも楽しい
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このような痕跡を眺めながら進むのも楽しい
2年前のレポ https://yamap.com/activities/27602627 で「かつて遭遇したササ原の中でも『飛び切り上質なヤブ』と言えよう」と表現していたが間違いなかった
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2年前のレポ https://yamap.com/activities/27602627 で「かつて遭遇したササ原の中でも『飛び切り上質なヤブ』と言えよう」と表現していたが間違いなかった
北東稜への分岐手前。振り返り船山ピークに別れを告げる
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北東稜への分岐手前。振り返り船山ピークに別れを告げる
破線道を跨ぐ辺り。自分は気が付かなかったが踏み跡があったらしい。主稜線から外れた途端みちが不明瞭となりペースが落ちる・・・
破線道を跨ぐ辺り。自分は気が付かなかったが踏み跡があったらしい。主稜線から外れた途端みちが不明瞭となりペースが落ちる・・・
送電線までやってきたが、よく見ると電線は撤去され鉄塔のみとなっていた。鉄塔沿いの防火帯はイバラ、ササ、カヤトが繁茂し使えそうにない
送電線までやってきたが、よく見ると電線は撤去され鉄塔のみとなっていた。鉄塔沿いの防火帯はイバラ、ササ、カヤトが繁茂し使えそうにない
幾分大万木が近付いたような…
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幾分大万木が近付いたような…
この辺り、ササが肩丈となり、ペースが落ちる。もしこの調子が続くと厳しいな、ちょっと焦る
この辺り、ササが肩丈となり、ペースが落ちる。もしこの調子が続くと厳しいな、ちょっと焦る
視線を上に向けると美しいばかりなのだが…
視線を上に向けると美しいばかりなのだが…
先は長い。日没と戦う厳しい時間帯…のはずが。。。あれっ?ミーナさん、ノリノリですね😆
先は長い。日没と戦う厳しい時間帯…のはずが。。。あれっ?ミーナさん、ノリノリですね😆
正面のコブは右の植林帯から巻く
正面のコブは右の植林帯から巻く
よしよし、ようやくササも低くなってきた。終わらないヤブは無い
よしよし、ようやくササも低くなってきた。終わらないヤブは無い
この辺り傾斜が強く足を取られないよう慎重に下る
この辺り傾斜が強く足を取られないよう慎重に下る
「木」じゃなくて「水」だと思う。水造の類かな?
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「木」じゃなくて「水」だと思う。水造の類かな?
ぐんぐん高度を落とし本日最後のランドマーク△672で一息入れる
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ぐんぐん高度を落とし本日最後のランドマーク△672で一息入れる
最後は再び美しいグリーンカーペットが出迎えてくれた
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最後は再び美しいグリーンカーペットが出迎えてくれた
法面を滑り降り県道に飛び出す
法面を滑り降り県道に飛び出す
15:00 到着。晩秋の秋を心行くまで味わった1日となった
15:00 到着。晩秋の秋を心行くまで味わった1日となった
【ここからはおまけ】デポ車両改修後、ミーナさんおススメの佐藤りんご店に直行、りんご、みかん、大根を調達して解散
【ここからはおまけ】デポ車両改修後、ミーナさんおススメの佐藤りんご店に直行、りんご、みかん、大根を調達して解散
その20分後、なぜかこんなところにいた・・・謎は深まるばかり(笑)
その20分後、なぜかこんなところにいた・・・謎は深まるばかり(笑)

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 帽子 予備靴ひも ザック 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 カメラ 予備手袋 など

感想

前の週に参加した「ロゲin UYAMA」で、ミーナさんがK氏に駆け寄るや否や開口一番「船山に連れてって〜」と懇願していたのを脇で眺め「ご案内しなきゃダメでしょ」と他人事のように冷やかしていたら、図らずも「ミーナファースト」のチーム名で優勝しお米20kgもいただいてしまった。これで知らん顔できる訳もなく、ふと気が付いたら道の駅高野にいた(笑)

今回初めてご一緒したさる🐒ちゃん(サリーちゃん)も、長〜いササ原をものともせず。。。終始淡々涼しいお顔で歩き通されたのを目の当たりにし”ただモノでない”ことを確信(笑)

K氏が用意周到作成した計画は、核心の極上ササ稜線をメインに、前回歩いていない北西稜から北東稜まで繋ぐライン取り。絶妙の距離感で、前半部の鉄穴流し跡探索も含め、紅葉に燃え上がる船山をどっぷり味わうことができた。

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