女夫淵温泉〜日光沢温泉〜鬼怒沼〜鬼怒沼山〜鬼怒沼〜日光沢温泉〜女夫淵温泉

- GPS
- 11:31
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 1,228m
コースタイム
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 11:25
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
女夫渕温泉駐車場〜八丁の湯間は、八丁の湯手前のがけ崩れで通行止めの表示が出ていたが、直近の山行記録を見させていただくとがけ崩れの工事は出来ており自己責任で通行したとの報告が上がっていたため、奥鬼怒歩道を歩いて鬼怒沼山登山口にあたる日光沢温泉まで歩いた。途中落石注意の箇所があり、歩道脇の落石防護ネットには、大きな岩が溜まっていたため早足で通過した。八丁の湯手前のがけ崩れ箇所は落石の除去作業はほぼ終了していたが、こちらも早足で通過した。 日光沢温泉から鬼怒沼湿原までの区間は、鬼怒川沿いの歩道からジグザグに高度を稼いで登る急登の先にオロオソロシの滝見台があり、やがてなだらかに柳橋沢の沢筋の登山道になる。標高1700mあたりから残雪が出てきて、登山道は凍っているため、転倒に注意しながら登りたい。2000mを超えてシラビソの樹林帯を過ぎると鬼怒沼湿原が広がる天空の台地に出る。湿原は、残雪に覆われていて池塘は凍結していた。 湿原の奥から鬼怒沼巡視小屋への分岐を右に曲がり、小屋の右手を緩やかに進み、左側の山の裾野を巻く形で先に進むと鬼怒沼山が見えてくる。赤テープを目印に進むが途中笹薮の藪漕ぎもある。巻き道の途中から奥鬼怒山目指して直登すると奥鬼怒山の山頂の到達する。山頂からの眺望は樹林越しに日光連山が見える程度だ。 下山時は、柳橋沢の区間が昼頃でも凍結していたため、転倒に注意して下った。ゲイターと滑り止めの軽アイゼンがあると心強い。 |
| その他周辺情報 | 奥鬼怒温泉郷: https://www.nikko-kankou.org/spot/49 八丁の湯: https://www.8tyo-no-yu.co.jp/ 加仁湯: http://www.naf.co.jp/kaniyu/ 日光沢温泉: http://www.nikkozawa.com/ 手代沢温泉: http://www.teshirosawa.co.jp/ 女夫渕温泉駐車場 https://tozanguchi-p.com/meoto/ 駐車台数 70台 トイレあり(ウォシュレット) |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
11/15は、山岳会の仲間と一緒に女夫渕温泉駐車場から日光の奥鬼怒沼と奥鬼怒山に登ってきた。この計画は、これまで数回企画したが、天候不良やコロナ禍等のため中止になっていた曰くつきのものだったが、今回は快晴の天候に恵まれ、麓の紅葉と山頂の雪景色の両方を同時に楽しむことができた。
時期的に日が短くなっているため、前日の11/14に出発し、駐車場で仮眠した後、4:30にヘッデンを点けて出発した。事前の検索で鬼怒川の左岸を歩く奥鬼怒歩道は通行止めになっているが、通行止めの理由の八丁の湯の手前のがけ崩れは、自己責任で通行可能とされていたため、このコースで八丁の湯を目指した。
気温は、氷点下2〜3度と冷えており、上空には満天の星空と三日月が広がっていた。ヘッデンの明かりを頼りに歩道を進んだが、途中で川沿いの道から森に登る箇所を見落とし、直進したら道がなくなってしまい、本隊の大半のメンバーは引き返して正規のコースを進んだが、先頭は藪漕ぎルートで正規のコースに戻るチョンボをしてしまった。夜間歩行の難しさを久しぶりに味わった。
八丁の湯の手前のがけ崩れ個所を通行する頃には、明るくなっており、崩落した個所の片づけも終わっており、防護用の土嚢も積まれており、全く問題なく通行でき安堵した。
八丁の湯で白い犬の出迎えを得て、小休止した。その後、加仁湯を経て日光沢温泉で登山届を提出し、コンクリートの橋を渡って左岸沿いの登山路を進んだ。やがてつづら折りで高度を稼ぐ登山路を登り、しばらく雑木林の中の登山路を進むと”オロオソロシの滝展望台”に到達し、小休止を摂った。
この展望台の少し先のトラバース個所辺りからナゴが見え始め、やがてナゴが凍結している木の階段が現れ、慎重に登った。さらに標高1850m辺りから登山路が沢(柳橋沢)になっており、沢の雪が凍結しており、滑りやすく注意して登った。コメツガ等の針葉樹林帯の中の登山路を登り、2050m を超えると前方が開けてきて鬼怒沼湿原の南端に出た。
鬼怒沼湿原の上空は、雲一つない青空が広がっており、湿原はところどころ枯れ草がのぞいているが、雪に覆われた雪原が広がっていた。湿原の池塘は、殆どが凍結しており、天空の雪原が広がっている。右前方には、この日の目標地の鬼怒沼山が見えた。
雪原の木道で小休止を摂った後、湿原を進み途中から右折して奥鬼怒巡視小屋の右脇を進むとトレースがなくなった。ここからは、なだらかな山裾を巻く形で進むと笹藪漕ぎが始まり、赤テープを探しながらのルーファイをして鬼怒沼山を目指した。最後は、巻き道から右に折れてほぼ直進し、奥鬼怒山山頂に到達した。山頂は、周囲が樹林帯に囲まれており、樹林越しに日光連山が望まれる程度で山頂も狭いため、記念撮影をして下山の途に就いた。
鬼怒沼湿原の木道沿いのベンチで昼食休憩を摂った。湿原からは、雪をかぶった尾瀬の燧ケ岳や平が岳や会津駒ケ岳や日光白根山が望まれた。湿原を後にする頃に下から登ってきた2組の登山者とすれ違った。また、沢沿いの登山道で5人組のパーティーとスライドしたが、それ以外の出会いはなく、静かな山行だった。昼過ぎになっても、沢沿いの登山路の凍結個所は、溶けていなかったため、転倒しないように用心して下った。
今回は、麓では紅葉していたが、日光沢温泉から先の登山路は広葉樹は殆ど落葉しており、1800mあたりからは、数日前に降った雪が積もり、溶けて凍結している箇所もあり、2000m辺りから上は、完全に冬景色になっていた。気温も日中でも氷点下3度程度で風が冷たく、防寒対策をして歩いたが、冬山装備が必要になっている。今回は、ツボ足で歩いたが、スリップ防止のため、軽アイゼン(車に置き忘れた)があると心強いと思った。
今回は、快晴の天候に恵まれ、女夫渕温泉駐車場から奥鬼怒温泉経由で奥鬼怒湿原に登り、更に奥鬼怒山への初登頂を果たすことができ、尾瀬や日光の名峰の雄姿を仰ぐことができ、大満足の山行となった。
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