鍋足山 - モミジ狩りどころか意外とハードな山行に。
茨城県
kinoe
- GPS
- 05:21
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 594m
- 下り
- 594m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 5:22
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
※変なところを歩いています。GPS、長袖推奨。 以下に、本日歩いたマイナールートを説明しますが、いずれも一般ハイカーにはお勧めできないルートです。 ＜中ん滝から三角点峰直行尾根＞ まず対象の尾根は、中ん滝のすぐ左の尾根ではなく、更に左の大岩が立ちはだかる尾根です。大岩は右から巻くのですが、最初から右に回り込むのではなく一旦左に向けて登ります。そうすると大岩の下部に右に回り込めるバンド状の段が見えるので、スイッチバック的に方向転換しそこを登ります。その後は、踏み跡に従って慎重に登って行けば安全な尾根上に辿り着けます。 ＜笹原側もみじ谷への下降＞ ルンゼ状の急斜面を降りるのですが、とにかく急です。できればロープを出した方が良いでしょう。と言うか、もみじ谷に行くだけなら、上から下降するのではなく、下から登る方が安全です。 ＜�己�から湯草側もみじ谷への下降＞ �己�からヤブっぽい尾根筋の薄い踏み跡を辿っていくと、トラロープが張ってあるのでトラロープの終点まで降ります。その後は踏み跡は不明瞭になりますが、尾根筋を外して右（北）にトラバースしてルンゼを目指し、もみじ谷にはルンゼから降ります。（尾根筋を進んでも末端は岩壁なので降りられません。） ＜湯草側もみじ谷本流の詰め＞ 倒木や岩や砂利などで歩きにくいですが、とにかく登る。残り約15mまで登ればトラロープがあるので、それを利用し乗り上げられます。 |
| ファイル |
計画ルート図
（更新時刻：2025/11/21 18:24） |
写真
なんと、先客は札幌ナンバーの車が1台。
通り過ぎてしまった分岐に戻ってきた。落ちている案内板に気付いてはいたが、こんなにすぐ分岐とは思わなかったので、違う踏み跡に迷い込まないための直進案内かと思ったよ。
1
落ちている案内板に気付いてはいたが、こんなにすぐ分岐とは思わなかったので、違う踏み跡に迷い込まないための直進案内かと思ったよ。
残念ながら流れは確認できず。
更に左へ。
踏み跡は崖下を更に伸びているが、三角点峰直登尾根から離れていくし、、、なんか違う。ズルズルそうだけどココを登ろうかとも思ったが、いやヤッパリさっきの大岩だろうと引き返す。
1
時々出会うけど、こんなギリギリのルートを最初に開拓した人は本当に凄い。
一服せずにはおれません。
水戸からいらしたというおばさんと少し話し込む。
紅葉はと言うとサッパリ。たぶん、もみじ谷の中心はもっと東のエリアではないのか。
休憩後ミッション���己�から湯草側もみじ谷への下降。
ヤブの中の薄い踏み跡を辿ってきたらトラロープがあって一安心。しかし、この後少々降り過ぎてしまいヤバかった。もっと早めに右へトラバースすべきだった。
1
ココはたぶん一日中陽が当たらないので、まだ緑でした。やはり11月末頃か。
ロープは安定していたし、倒木も見た目ほど厄介ではなかった。
けっこうお気に入りのアングルだったりする。
ランチ中にピストンらしい2組3人が登頂して帰って行った。
三角点峰の下辺りが笹原側もみじ谷なんだろうけど、中でも右の方が良さげだね。
「本日も無事下山ありがとうございました」＞山の神
感想
鍋足山の紅葉が気になっていた。
2つあるもみじ谷の紅葉ピークは、例年なら11月末から12月初旬だと認識しているんだけど、何やら今年は急に寒くなったせいで全体的に早いという噂も。幸か不幸かここ数日は好天続きみたいだし、、、どうしよう。
数少ないレコを漁ると、ピークかどうかはわからないものの十分見れる状況ではありそうだ、ということで行ってみたんだけど。。。この日の状態の個人的見解としては、
・ミズナラやブナなどは、ピークを過ぎて終盤（終わったものもある）。
・元々遅い赤くなるカエデ類は、陽当たりが良い場所では見頃なんだけど、陽当たりが悪い場所ではもう少し先。
って感じかな（知らんけど）。
なので、2つのもみじ谷のモミジについても、斜面の向き（陽当たり）で進み具合が明らかに違っているようでした。なお、湯草側のもみじ谷は特に陽が当たらないので、笹原側よりも更に1週間ほど遅れるのではないかと思います。結局、もみじ谷の赤いモミジが満足いく状態で見れるのは、例年通り11月末以降なのかもしれませんね。ただ、赤にこだわらない紅葉（黄葉）狩りであれば、11月中旬から12月初旬までの2〜3週間に渡って楽しめるのでお得な山とも言えそうです。
まぁ、すべての木が紅葉真っ盛りなんてことはそもそもあり得ないので、今日は今日の状況で良いんじゃないでしょうか。
ところで、当初はもみじ谷の紅葉が目的の山行だったのですが、せっかくだからと計画に組み込んだ未踏ルート（ミッション）についても書いておくことにします。
ミッション�｜罎鸞譴�ら三角点峰直行尾根に乗る
初見だったので大岩のバンドを見つけるまでうろついてしまいましたが、それから先は足場が細い斜面のトラバースだったり、もちろん油断はできないけれどスリリングで楽しめるルートだったように思います。また、もしかしたらこのルートは、笹原登山口から三角点峰に向かう場合の最短ルートかもしれません。
と、ココまで書いたところで、とんでもない事実が判明しました。というのは、カシミールで今まで自分が歩いた軌跡を眺めていたところ、なんとこのルート、2年前の5月に降りていたのでした（驚）。レコを見返すと大岩のバンドの写真も撮っているし、何で気付かないかなぁ。ミッション撤回だ〜！と一瞬考えたけど、いや待てよ、初見のつもりでウロウロ探索もしたので、やっぱりミッション成功ということで（自爆）。
ミッション�∋鯵囘席�下の鞍部から笹原側もみじ谷へ降りる
落ち葉が積もりフカフカでとにかく急な斜面でした。捕まる木もないので、斜度が緩そうなところを手もついて斜めに折り返しながら降りて行きました。北側の斜面のモミジは陽が当たって赤く綺麗でしたが、日陰の南斜面のモミジはまだ緑でした。後でログを見て思ったのですが、もみじ谷を南下する前に東の尾根を乗っ越した先の陽当たりが良さそうな谷を見れば、もっと多くの綺麗なモミジが見れたのではないかと思いました。
ミッション���己�から湯草側もみじ谷へ降りる
ヤマレコでの実績はあるのですが、マイナー中のマイナールートなので緊張しました。ヤバそうなら引き返すつもりでしたが、ヤブの中の薄い踏み跡を恐る恐る辿っていった先にトラロープが設置してあり安堵しました。ただそれも束の間、すぐに踏み跡が消失し焦りました。谷には西側のルンゼで降りることがわかっていたので、どこかで尾根を外す必要があるはずです。どこで尾根を外そうかとヤブの状況を見ながら降りて行ったのですが、結果的には降り過ぎてしまってからのトラバースとなってしまい、急斜面を避けるために登り返す羽目になったのでした。トラロープ終点からトラバースを始めても良かったのかもしれません。
ミッション�づ鯀霏Δ發澆乎�の本流を詰めて稜線に乗る
昨年、湯浅側もみじ谷を訪れた際、480m級ピークから�景�に向かう途中の鞍部で、もみじ谷に落ち込む沢の源頭にロープが張ってあるのを発見し、無謀と思っていたルートに光が射し今回チャレンジすることにしたのでした。実際に歩いてみると、沢筋の歩きにくさ（急であることと倒木などの障害物やザレ）はあるものの難易度は高くなかったと思います。数十m手前からトラロープが設置してあるので、それを利用すればそれほど苦労することなく上がれます。ただ、いつもの480m級ピーク経由の方が、山歩きとしては間違いなく楽しいでしょう。
累積標高は600m程度なのに今日はしっかり筋肉痛です。急斜面が多く踏ん張り度が高かったからなぁ。
モミジ狩りは・・・今年は終了ですかね。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
関連する山／近くの山
鍋足山の最新記録
三等三角点「笹原入」の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する