鹿嵐山とねこ山(無事でなによりだけど)

- GPS
- 05:19
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 828m
- 下り
- 825m
コースタイム
| 天候 | はれ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
ヤマレコのコースをまわってる分には分かりにくい所はない。鹿嵐山雄岳から万里の長城に向かっての下りは傾斜がキツイのでロープが張ってある。 |
写真
装備
| 個人装備 |
スリング3本
カラビナ3個(一つはスクリューロック)
|
|---|
感想
秋の終わりの鹿嵐山。
何かと考えさせられる山行だった。
バイクで第一駐車場に乗り付けると自分より少し上の女性2人組に声をかけられた。
鹿嵐山に登ったことはあるかと聞かれたので2回目だけど10年ぶり位ですよと答えると一緒に行っていいか聞かれたので了解した。
鹿嵐山は初めてだからとのこと。
「どう行かれるつもりできましたか?」この手の質問にどう答えるかで大体分かる。超初心者だ。鹿嵐山はそんなに難しい道でもないし、今まで歩いたことの無い景色も見られるだろうからきっと良い経験になるだろうと思った。自分はひとりぼっちで山登り始めたので最初から仲間がいるのも羨ましいとさえ思った。
僕はたまに立ち止まっては写真を撮ってるふりしながら2人を観察する。ちょっとのんびりではあるけれど安定した呼吸で付いてくる。うん結構いけるやんと。
雌岳を超えて雄岳、時刻は12:30自分としてはねこ山まで行くつもりなのでやや時間が押してるが明るいうちに下山は出来るのでここで昼食とする。シートを広げてると2人組が上がってきた。
写真を撮ってあげたりお菓子を貰ったりしたがお昼ごはんは持ってきてないと言う。下山してお昼ごはんを食べるつもりだからと。
なるほど。それは時間設定甘いなあ。朝8時とかに登り始めないと昼ご飯が早めの晩御飯だ。
先行者も結構いるので「どうぞお先に行って下さい」と言って見送り、しばしおやつタイム。静かだ。素晴らしい展望。昔こんなに開けてたっけ、覚えてないなあ。朝すごく寒かったけど今は雲一つ無い快晴。風もないので寒くない。
荷物をまとめてさくさく降りてたら程なく彼女達に追い付く。さすがにロープが張ってあるような急な下りは慣れないらしい。
こちらもこういうところは立ち止まるのは危ないので足音や声が聞こえる以上には離れないようにさくさくとマイペースで降りる。
やっぱね、この後の万里の長城の岩尾根が心配で、そこを越えるまでは見送るかと。
万里の長城で感嘆し、地蔵峠へ。
ここで第2登山口への下山道を教え、自分の目的地はその向こうのねこ山で、オススメはしない(暗に付いてくなと)とお伝えした。
お地蔵さんまで3、4分位だから付いてくると言うのでお地蔵さんまで御一緒して、さっきのところに戻ってから降りて下さい、ほんの20分くらいで道に出るからと言って別れた。
この上の見晴らしの良いピークまでなら一緒に行けたかも。「ねこ八景」という札はあったが名前はないらしい。
時間が押してるのでスピードアップでいよいよ本番。ねこ山のトラバース。ロープはあるけど足元がパクっと空いてるところもある。
これは…怖いぞ。簡易ハーネスが絶対守ってくれるという保証はないけど、手が滑ったら100%堕ちると思ったら、体が固まって手足が届かなくなるから危険。大丈夫と思い込めるから動ける。結果大丈夫と言うことか。
一応危ない目には会わずにねこ山のてっぺんに立ち、素晴らしい展望を独り占めにしてたったか下山する。
下山の道もフラットで駆け足しやすく、後の車道も下りなのであっという間に第一駐車場に到着。さあ、風呂はいってかーえろ。
あれ、あの御二人さんの車まだ止まってるやん。ああそうか降りて昼ごはんって地元グルメじゃなくて車で食べてるのか…いやいやちょっと待て。
のののの乗ってない!!!
やばやば落ち着け落ち着け駆け足過ぎて追い越したんだよきっとってそんなわけあるか。
めっちゃ後悔した。なんであの時お地蔵さんから地蔵峠まで一緒に戻らなかったのかと。
あの分岐まで見送れば何てこと無かったのに。バカバカ俺バカ。食料無いのに山中一晩とか絶対ヤバイやん。警察か、いや取り合えず第2登山口からまた上がってみるか。
んでバイクで登ってたら一台のクルマとすれ違う。後ろ座席が空いて女性が顔を出した。あの方だ。道を間違えて拾って貰ったと。ああ助かった。
最初はみんな初心者です。見てればすぐ分かるし、折角山登り楽しいと思ってる人が危険な目に逢うのは見たくないので声掛け程度はする。こうやって自分も回りの人から守られて今があるんだなと。
自分のせいじゃない、そう言いつつもやっぱり責任は感じてしまった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
にしはじめ













いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する