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記録ID: 9015867
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ハイキング
北陸

宝達山

2025年11月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:53
距離
8.5km
登り
563m
下り
568m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:47
休憩
0:05
合計
2:52
距離 8.5km 登り 586m 下り 590m
13:52
13:57
75
15:13
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
2025年11月30日 14:56撮影 by  Pixel 7a, Google
11/30 14:56
撮影機器:

感想

午前中の家族行事を済ませたあと午後から宝達山に登りました。
月曜から天気が下り坂気味なこともあってか本格的な冬を前に里山を楽しもうとするブラザー達のクルマで本日の駐車場は大盛況。
熊が怖い時勢故に心強い。

今日はスピードハイクのベストタイムを5分くらい縮めるかなと思いつつ忙しなく足を運ぶこと30分。
鉄塔の辺りで道を譲ってくれた下山ハイカーの女性に挨拶したら「あれ?もしかして…奥獅子吼でお会いした…」と仰る。
よくよくお顔を拝見して思い出した。
半年前に奥獅子吼山にソロで登ったときに道中で出会って行きがかり上なんとなく山行を共にした女史だった。
あの日彼女の口から「剱山にも2回登りました」と聞いたときにブッたまげたのを今でも痛烈に覚えてる。

あの日当該女史と出会った際ぼくはまだ当面の目標を「年内に白山に登りたい」と考えているに過ぎないヒヨッコだった。(もちろん今でもまだヒヨッコなのだが少しは経験を積んだので中ヒヨッコ位にはなってるはず)
久しぶりにお会いした女史に向けて白山と立山に登頂したことを報告したかったが歩みのペースを上げることに注力していたため「おひさしぶりです」といった挨拶程度の言葉しか交わせなかった。

(時間なんて気にせず立ち止まってあの日のお礼とその後に重ねた山行経験を話せばよかった。)
そう思いを巡らせながら登っていたら今度は下山してきたT氏とバッタリ出会った。
T氏は夏の立山縦走や上高地ハイクを御一緒させていただいた紳士。
思わぬ出会いに話が弾んで30分ほど話し込んだ。

その後お互いの上り下りで別れたあとはもう山行タイムなどどうでも良くなった。
なおさら先に出会った女史への罪悪感にブーストが掛かる。
次に出会ったらどんなシチュエーションだったとしても歩みを止めよう。
そう宝達山の山頂神社で誓った。

下山後は押水ゲンキーで晩酌用のお酒を買い込んだ。
2リットルの紙パック酒を7本。
なぜそんなに買い貯めをする必要があるのか。
それは冬季限定出荷の商品だからである。
紙パック酒を7本詰め込んでパンッってはち切れそうになってるレジ袋を持ち帰る50代男性。
【マイルドアル中】とタイトルを付けた自画像を描きたいシチュエーションだなと思って出口に向かう矢先レジ袋の持ち手がブチーン!!て切れた。
総重量14kgのアル中製造飲料の自重はゲンキーの無料レジ袋には文字通り荷が重すぎた。

レジ前の床に散乱する紙パック酒。
なるべく平静を装って回収する。
見かねた店員が「お詰め直ししましょうか」と声をかけてくるが逸早くこの場を離れたい一心で「抱えていくので結構です」と返答した。
極力クールな声と顔で。

今度は14kgの紙パック酒を小脇に抱えるアル中の絵面が出来上がった。
しかも登山後に着替えていないシャツからは汗の異臭を発している相乗効果も付いている。
効果はバツグンだ。

1ミリ秒でも早く且つスマートにこのドラッグストアを離れる必要があった。
ぼくはクルマのバックドアに14kgのクソ美味しくも憎らしい液体を放り込み駐車場を後にした。

さて。
そこから財布が無くなっていることに気が付いたのは3kmほど離れた銭湯の駐車場にクルマを停めたときだった。
もう1ミリ秒で気付いた。
(これはゲンキーのレジ前で落としたね…)
すぐにスマートフォーンでスマートにゲンキー押水店の電話番号を調べた。
焦っている時ほどスマートにならなければんらなならない。
webの検索結果から店に電話を掛けると合成音声が答えた。
【この電話はサポートセンターにお繋ぎいたします…プップップッ…】
【現在の時間はお繋ぎすることができません】
おい今15時半ンんやぞ!!

仕方なく踵を返してゲンキーへBダッシュした。
落とした財布のことを考えると国道を40kmで安全運転している先行車に赤色の甲羅を発射したくなる。
そんな乱暴な気持ちを自制してゲンキーの駐車場に舞い戻った。

駐車場入るやいなや目に付いた。
それはぼくが20分前に停めていた駐車スペースの白線の脇にぽつねんと佇む黒く四角い物体。
ワシのサイフやんけあれェ゙!
感嘆のあまり脳内の関西弁人格もしゃしゃり出る。

シュパーンって拾って中身を確かめた。
免許証クレカ保険証ポイントカード現金ガソスタのサービスチケットすべて現存していた。

面倒な事にならず本当に良かった。
家に帰ってから晩酌しながら妻と娘に今日の出来事を話した。
昔山行を共にした山ガールと半年ぶりに出会ったこと。
その後T氏と出会って話し込んだこと。
さらにその後サイフを落としたこと。

妻は「前にも同じようにサイフ落としたことあったよね」と優しい口調で言った。
妻の顔は決して笑ってはいなかったが今日の宝達山ハイキングはすごく充実していたし大変な思いをして得た酒は美味しかった。

明日は仕事がんばろう。

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