高松山

- GPS
- 03:43
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 635m
- 下り
- 641m
コースタイム
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:43
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道246号に乗って、最後に農道に乗ることになりますが、山道かつ農道だけあって軽トラ幅が基本となっており、通常の感覚での車両交通が難しいので、運転には注意が必要です。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は一切なし。 地元の団体である「虫沢古道を守る会」さんが、相当しっかりした手入れをしてくれているおかげです。 彼らは道だけではなく、道案内の看板から馬頭観音の社の建立まで手掛けてくれており、単純な物理的な道だけでなく、道をとりまく文化も守ってくれています。 感謝! |
| その他周辺情報 | 246沿いなので、下山後のお食事処はより取り見取りです。 入浴施設も、秦野方面足柄方面共に車で30分圏内に複数あるので、お好みの場所を選べると思います。 |
写真
装備
| 個人装備 |
【ここから衣服】ベアフットサンダル
登山用靴下
登山用長ズボン
長袖シャツ
ダウンジャケット
ハット
【ここから食料】BCAA水500ml
井村屋58g羊羹
塩分タブレットx3粒
アーモンド&ウォルナット50g
【ここから登山ギア】ザック(15L)
手ぬぐい
【ここから電子機器】携帯電話
カメラ
Garminウォッチ
【ここから緊急用品】発炎筒
エマージェンシーシート
ドルマイシン軟膏
リンデロンVs軟膏
三角巾
自着包帯(2.5cm×4m×1巻)
折りたたみハサミ
サムスプリント指x2
チョコバー
スポーツようかん
小型ライト(VTIGER)
浄水器(SawyerSP129)
チタニウムフリントライター
BICライター
方位磁針
キズパワーパッドL
|
|---|
感想
【今日の3行】
▼ ありがとう虫沢古道を守る会
▼ 初心者ハイキングにうってつけの気持ちいい山歩き
▼ 地元の方に愛される系の道
【前説】
この日の翌日に、神奈川にて所要あり。
ということで神奈川ラヴァーの山友を誘い、翌日に響かないように軽量ハイクをしよう、ということで高松山をチョイス。
下調べをあまりせずに直感で決めたルートでしたが、結果的に想像以上に満足度の高いハイクになりました。
【登山開始〜高松分岐】
マイカーで国道246号をひた走り、その途中でスタート地点の最明寺史跡公園に向かう細い山道に突入。
この山道、一気に高度を稼ぐために激しく九十九折れており、また終盤は道の区分が農道となるため、道幅も狭くなり、かつ崖側の防護もかなり手薄になったりと、車両交通が厳しめの規格になりました。
運転に関して、腕に覚えのない人は公園まで車で行かずに、どこか246沿いで駐車できるところを探した方がよさそうです。
実際に、この日は道中で派手に電柱とぶつかっていた事故車を見かけたりしたので…
ともかくそんな道をなんとか登り詰め、スタート地点の最明寺史跡公園の駐車場に到着。
ここの駐車場はとても狭く、おそらく3両も停めるともう空きがなくなってしまいそうです。
今日は紅葉や蠟梅のシーズンを外しているので問題なく停められましたが、ここまで上がってきて駐車スペース不足で引き返す、とかなったらかなり悲しみに包まれそう。
そしてこの駐車場、トイレの建物が2つもあり、1つが普通の公園トイレ、もう1つがバリアフリータイプのトイレです。
ただ、バリアフリーの方はシーズン外なせいか、入り口が封鎖されていました。
普通のほうは問題なく利用できるので、ここ起点の登山でトイレの心配はしなくてもよさそうです。
そうして準備を終えたら、出発!
最初は公園内を通り、途中で公園に接続している登山道に入っていきます。
この開始直後は、地面が柔らかい土で構成されているせいか、ところどころ崩れている箇所が見られます。
が、そういった個所にはちゃんとう回路や安全防護措置が取られているので、通行に問題はありません。
そしてほどなく階段中心の道は、枯れ葉の絨毯がふっかふかに敷き詰められた、素敵な散歩道へと変化します。
高低差グラフの通り、スタートから高松まではアップダウンがあまりないので、こういったハイクというより森林散歩のような区画もあらわれます。
ちょっと眼下には神奈川の大動脈、国道246号が走っているにも関わらず、そんなものを一切感じさせない静謐な空間という贅沢を味わえます。
【高松分岐〜第六天】
この区画は、コンクリート/アスファルトの、生活道路を歩いていくことになります。
なので特筆することは特にないですが、時たま展望が開けて富士山が一望できたり、相模湾方面を望めたりします。
ただ残念ながら、今日はその方角にはぶ厚い雲がかかってしまい、あまり良い眺めは得られませんでしたが…
後はなぜか、この道沿いには新しいのから古いのまで、廃棄と思われる車両がかなり転がっています。
中にはあまりに古すぎて、ほとんど森と一体化しつつあるような軽トラの残骸なども見えたりします。
ここまでくると、もはや不法投棄を通り越してそういうオブジェに見えてくる不思議。
そうしてたくさんの道の分岐がある尺里峠まで来たら、ちょっとした山道を10分ほどで第六天へ到着!
ちなみに尺里峠の道案内板には第六天という表記が見られず、水落山という表記になっているようです。要注意。
第六天の山頂そのものは小ピークといった風合いですが、山頂付近は少しだけ平場っぽくなっています。
そして南側の一部のみ、木が刈りはらわれているために眺望があります。
雲がなければ陽に煌めく相模湾が見晴らせそうでしたが、この日は残念ながら雲の白色に塗りつぶされていました。
【第六天〜高松山】
第六天から尺里峠まで引き返し、ここからは高松山のアタックになります。
まずは階段で小高い場所にあがり、そこにある「虫沢第六天」の御堂とご対面。
このお堂の建立は、地元の有志の「虫沢古道を守る会」さんの手によるものです。
ちなみにこの会は、この建立に限らず、この辺りの山道の整備から案内板の設置まで幅広く活動されておられます。
彼らのおかげで、快適かつ安心安全なハイクが楽しめているというわけです。大感謝!
ということでご多分に漏れず、この区間の登山道も本当に歩きやすくなってます。
それでいてあまりメジャーな山域でもないこともあり、すれ違う人もまばら(最終的には道中で 3組、山頂で2組のみ)なので、この快適な山をあたかも独り占めしているような気分にさえなれます。
すれ違う方々も、ガチガチのハイカーというよりは里山歩きを楽しんでいる、という風合いがメインで、中には犬を連れての散歩という方もいらっしゃいました。
整備から利用まで、地元にとても愛される道、とても良いものです。
そして山頂の手前、あと50mないくらいまで来ると、道が男坂と女坂にわかれます。
数多の山にあるように、男坂は急な斜面を階段で登り、女坂は緩やかな斜度で水平距離多めで登るルートになってます。
といっても登る距離が短いので、どちらでいっても大した違いはありません。お好みでどうぞ。
高松山山頂は、かなり広いスペースのある山頂になっています。
木製のテーブル&ベンチが1セット設置されているほかに、腰かけられる個所がいくつか、といった感じです。
また南側は広く展望が得られ、東は三浦半島から西は富士山までが(多少の樹木や下草に遮られる個所はあるものの)ほぼ一望できます。
ああ、頭上の晴れ間が、今から神奈川南部に移動してほしい…!
という写真がたくさん撮れました。やったぜ。
あとは来た道をピストン戻り。
戻っている間に雲が切れないかな…と期待して下山途中にある何か所かのビューポイントで富士山を見ましたが、今日の富士山は終日照れ屋さんでした。むねぇん!
【後記】
今日は軽量ハイクということで山北町〜松田町の低山を巡りましたが、想像よりはるかに良い山体験ができました。
特に「虫沢古道を守る会」の活動が、見える範囲で隅々にまで手入れがされているのを見て、かなり感動。
こういう団体さんには、その手塩にかけた環境を楽しませてもらったお礼として、寄付なり団体さん関連のお店でお金を使うなり、何らかの謝意を示したいところです。
15周年の記念インタビューを見ると、まだまだ活動を精力的に続けられるようなので、応援しています!
https://www.townnews.co.jp/0608/2024/08/10/746089.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
raweel
るシード











いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する