比良比叡トレイルやり残してた霊仙山から比叡山

- GPS
- 12:50
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,122m
- 下り
- 2,206m
コースタイム
- 山行
- 11:33
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 12:49
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
コインパーキングは和邇駅周辺には少なく比叡山坂本駅側には多かったので和邇駅から栗原へのバスの時間から逆算して比叡山坂本駅側のパーキングに駐め、和邇駅まで電車。 このあたりのコインパーキングはほとんどが前払い制で、今回駐めたところは駐めてから12時間までが400円、24時間までが500円だったが、機械で駐めたい時間選択してお金入れると出てくる領収書に何時から24時間って書いてあってそれをダッシュボードの見えるところに置いておく方式。 山に入って長時間置いておく人が多いので人も付けてられないし、空き地を区切って番号振ったりといった手間もかからないのでこういう方法が主体になってるのかも。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところは無いが、季節的に落葉がちょうど乾いてツルツルになった頃で、風の具合かある方向を向いた斜面が落ち葉で埋まってしまってる場所が幾つもあった。 今回のコースの比叡山手前までは石段木段等の段々が組まれたところは少なく、急傾斜もそのままであったりたとえジグザグに道が付けられていても落葉で綺麗に隠されてしまって下からでは分からず、ただでさえふくらはぎに堪えるのに靴もストックも何度も滑ってヒヤッとさせられ、その度に踏ん張るのでふくらはぎ攣りそうになってしまった。 |
写真
ウィークデイは朝1本と夕方2本しかないので乗り損なうとおそらく1時間くらい道路を歩くハメになる。
この日は下りてくる予定の比叡山坂本駅側のパーキングに車駐めて電車で和邇駅まで行ってそこからバスで栗原の登山口に。
終点なので折り返すバスで幼稚園か小学校に行くのか、4〜5人の小さい子供が集まってた。
田舎の過疎化が叫ばれて久しいけど、ここはまだまだ若い人もいるみたい。
でもここから比叡トレイル側に行く人は少ないのか、行き先をトレースするようになってる登山届けの裏面には霊仙山から北は載ってるけど南は載ってなかった。
前回は権現山から下りてきて霊仙山との分岐であるズコノバンでバスの時間気になって霊仙山諦めて栗原に下りたので、今回はトレース繋げるためにズコノバンに上ってから霊仙山目指すために霊仙山への左の道ではなく権現山への正面の道を上がっていく。
今回は冬でお湯持ってきてるしまだ上り始めなのでまたまたスルー。
この水を飲むことはあるんだろうか。
通ってから振り返って見たら熊が出るんだって。
知らずに通ってきてしまったんやけど。
一応熊鈴は付けてるけどせっかく買ったスプレー持ってこなかった。
最近は熊鈴付けてるとエサと思われるなんて話もあるけどこの辺の熊はそんな凶暴化してないのを願うのみ。
書いてある標高は同じだからこう呼ばれることもあるのか。
一応古い山と高原地図には魚の子山となってる。
他にも伊香立越ともあるけど現地には先ほどと同じく小出石越と書いてある古い標識が。
このあたりの西麓に小出石町って町があるので地元では小出石山に小出石越なのかも。
このあたりは比叡山周辺に行くまで木段石段などが組まれた場所はあまり無く、傾斜そのものが足に来るのでただでさえふくらはぎきついのに、滑らないよう踏ん張ったり滑ったのを瞬間的に止めようとしたりでマジ大変だった。
結構長い距離の中で小さいながら上り下り結構あるので寒い季節の方がいいとは思うけど、カサカサに乾いた落ち葉で埋まってるところはとにかく石が頭出してるところ探したりしながら歩くので時間かかってしまった。
多いのは大尾山で次が梶山、そして童髯山。
帰ってから調べると1998年発行の山と高原地図では大尾山(童髯山・南庄越)とあるが、現代のアプリでは梶山。
このピーク前後の登山道案内では大尾山というのが幾つかあった気がする。
ここで向かいのテープなども無く踏み跡もほとんど感じられない尾根に上り返すのか、それとも左の道を歩けばいいのか迷ってたら右の方から若い女性のトレランの方が。
挨拶して聞こうかどうしようか迷ってたらさっさと行ってしまわれた。
まあ左の道も林道というわけでもなし、トレランの方が走られるならトレイルに違いないと左に行くことに。
こちらも出来るだけ明るいうちに延暦寺寺域に入りたくて必死に飛ばしてるけどさすがにトレランの速さにはついて行けない。
上りではそれほど変わらんと思うけど、なだらかなところは向こうは走ってるし、下りも下手な自分などよりよほど早いようで、最初の上り区間こそ遠くに姿見えてたけどそのあと小さいピーク越えるともう影も形も。
それにしても、このあたりから以前の比良トレイルでずっと頼りにして今回もこのあたりまで頼ってた黄色い比良比叡トレイルというテープが出てこなくなり、代わりに京都一周トレイルという標識が増えて果ては東海自然歩道まで。
その分比良比叡トレイルの標識は出てこなくなって自分がほんとに正しく歩いてるのか不安になってくる。
比叡山の回峰行者がここから京都御所を拝礼するとテレビで見た記憶がある。
自分は昔何年か京都に住んだこともあるのに、ここから見てもどこが御所か見当も付かない。
でもちょうど光の加減もあってか、今回ここが一番美しく感じた場所かも。
ここから上まで30分はかからなかったもののその間もどんどん暗くなっていったので装着して上がって正解だった。
トイレもあったしベンチもあったので2食目からまだあまり時間経ってなかったけどここで最後の飯に。
結果的にはこの後落ち着いて食べれる場所はなかったのでそれで正解だった。
そしてこの下から始まる無動寺道は想像してたような参道どころではなく、ゴロゴロガレガレした狭いトラバース主体のただの山道。
そこに落葉がかぶさって下の動く石を隠してるもんだから危なっかしくてヘッ電では全く飛ばせないし、そもそももうそんな脚力も残ってなかったので比叡山まで頑張って飛ばしたのとは打って変わってノロノロヨロヨロと。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
何年前だったか、北の蛇谷ヶ峰から権現山まで比良山系をテン泊縦走した時、最後は霊仙山まで行く予定だったのが時間が押してしまって山から下りたところの1日数本しかない栗原のバスの時間が気になり、迷ったあげくに霊仙山行かずに権現山から下りてしまってそれ以来ずっと歩きたかった山。
どうせならその霊仙山と比叡トレイルを繋いだら歩き甲斐あるやろうなと、でも結構長いから冬場が良いなと、じつは先週関西の山に雪が積もる前に行くつもりだった。
ところが先週になって想定外の雪で毎年行ってる氷ノ山にはそこそこ積もってしまい、これは行かなければと急遽そちらに。
積もりたてで綺麗に白い中を歩くことが出来たが、その後天気の良い日が続いてせっかくの雪も痩せてしまったようなので、あらためて今週一番天気の良さそうな日選んで行くことに。
地図上で霊仙山から比叡山までのタイムを見ると北から南でもその逆でもだいたい17時間弱。
ということは特に日の短い冬場だと走るわけではない自分の場合必ず暗い時間も歩くことになる。
ここで考えなければならないのはまず北側起点になる栗原への交通機関。
ウィークデイだとJR和邇駅から朝1本夕方2本のバスしかなく、これ逃すとおそらく1時間くらい道路を歩くハメに。
もう一つは下りてくるのが夜中になる可能性を考えると帰りの電車の時間も気になるので出来れば麓まで車で行っておきたいということ。
それでコインパーキング調べると北側のJR駅である和迩駅周辺にはあまり無く、南側のJR駅である比叡山坂本駅周辺にはたくさんある。
これらを考えていくと必然的に車を比叡山坂本駅周辺のパーキングに駐めてそこから電車で和邇駅まで行き、朝1本のバスに乗って終点栗原まで行ってスタート。
前回比良山系縦走時に比良トレイルから離れた権現山と霊仙山の間のズコノバンまで上り返し、そこから霊仙山経て比叡トレイル歩いて最後は比叡山から電車などの時間気にせず比叡山坂本駅周辺のパーキングまで下りてくるというコース取り。
これなら前回の続きから繋いで歩くことにもなる。
行ってみたらそこそこきつかった。
まず石段木段などの段々がほとんど無いのは腿に堪えなくていいんだが、斜面一直線の上りも結構あってふくらはぎに来る。
その上季節的に落葉がよく乾燥しきってツルツル。
それが風の具合かある方向に向いた斜面に一面に積もってしまい、上りだと下からは道が分からなくなり、滑らないよう石など出てるところは踏むがどうしても枯れ葉の斜面に乗らなければならないところも多く、靴もストックも滑ってヒヤッとすることも何度も。
その度につま先側で踏ん張ってしまうのでふくらはぎはどんどん削られ、寒さもあってか道半ばで攣りそうに。
酢昆布と塩タブレットでミネラル補給しながらなんとか攣らずに歩く。
でもほんとに17時間なんてかかって延暦寺の寺域を暗い中ヘッ電でなんて勿体ないので少しでも明るいうちにとふくらはぎ騙し騙し飛ばす。
途中仰木峠でトレランの女性にお会いし、挨拶した後あっという間に行かれてしまったのでこれについて行けば稼げるかもとしばらく頑張ってみるが、上りはそこそこついて行けると思ったけどなだらかなところはむこうは走ってるし下りもおそらく下手な自分より何倍も早いと思われ、最初の上りくらいまでは上の方に姿が見えたのが小さいピークに上り着いてみたらもう影も形もなかった。
でもまあそんなことして頑張ったおかげか想定外に早く寺域に入ることが出来、玉体杉では京都に沈んでいく夕日という今回一番美しかった光景を見れたし、延暦寺境内の主なところもまだ明るさがあるうちに歩けたのはありがたかった。
延暦寺境内から比叡山に上る時はもう暗くてヘッ電になってしまったが、この時点では勘違いで明王院から坂本への無動寺道はお参りの人が通るような参道かと思い込んでおり、もう大丈夫とホッとしてたんだがこれがとんでもなかった。
まず比叡山山頂からケーブル駅に下りる道がまあもう疲れ切ってたのと夜でヘッ電だったということもあるやろうけどこれほんとに参拝客や観光客が歩く道かと思うくらいガラガラゴロゴロ石だらけの歩きにくい道。
そして明王院からの無動寺道はこれまた石だらけの上に落葉が積もり、狭いトラバース主体のただの登山道。
落葉の下に動く石がないかヘッ電では分からず疲れ切った足で慎重に下りるが進むペースはもうがた落ち。
明るい時間帯の半分のスピードも無かったと思う。
やっと街中に下りてきてももう飛ばす気力も体力も無く、黙々とパーキングまで歩きました。
そして気になったのが以前比良トレイルを歩いた時にものすごく頼りになった黄色い比良比叡トレイルのテープ。
今回も途切れ途切れながら仰木峠あたりまではあったのが、この峠で京都一周トレイルというのと合体してから完全に姿を消し、途中からは東海道自然歩道とかいうのまで合流してきてよく調べてこなかったせいでわけ分からんくなってしまった。
比良比叡トレイルというのは有名なんだと、このあたりではメインのトレイルなんだと思い込んでたけど、東海道自然歩道は当然のこと、京都一周トレイルというのも比良比叡トレイルより有名なようで、それに遠慮して黄色いテープもこの区間は付けていないのかもしれず、それを知らなかったのでしばらくちょっと不安になってしまったけど、道そのものははっきりしてるのでこれを知っていれば延暦寺境内まで迷わず飛ばすことが出来たと思う。
まあこの夏丸2ヶ月ほど背中の痛みで歩けなかったので雪山になるまでに体力どのくらい戻せるかちょっと不安はあったけど、今回ここを想定外に早く歩けたのはちょっと自信になりました。
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