菅沼から日光白根山往復

- GPS
- 05:18
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 934m
- 下り
- 935m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 5:10
| 天候 | 快晴 ほぼ無風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から山頂までずっと雪の上を歩く。滑り止め必須。ピッケルもあったほうが安心して歩けると思う。 |
写真
感想
菅沼の駐車場には7時前に到着。外気温はマイナス11度とかなり寒いが風がないので凌げる。支度をして7:09に行動開始。既に登山口から高速道路状態でラッセルは不要だった。Zさんは最初からアイゼン装着したが、自分はしばらくつぼ足で進む。天気快晴なので登山口付近はクルマ多数だった。来週には金精峠が冬季通行止めになるため、天気の良い日光白根山に登れるのは、今日が今シーズン最後かもしれない。
最初は緩い坂が続く。ここはウォームアップのつもりで歩く。進むと夏季の駐車場が現れそれを過ぎると本格的な登山道が始まる。積雪は例年どおりか少し多いかもしれない。登山口から土の上を歩かないできれいな雪の上を歩ける。外気温はマイナス10度近いので、歩き出しは体が冷たく寒くてたまらない。なるべく止まらずに歩いて体を温める。樹林帯なので風もなく、青空で最高の登山日和。休暇取って来た甲斐があった。なるべく止まらずに歩いたせいか、先行のパーティに追いつく機会が多くなった。トレースは一本しかなく外すとおそらく盛大に潜るので、広いところまで後ろに付いて歩き、適当なところで先に行かせてもらう。それを繰り返すも傾斜がきつくなってきたので限界に感じアイゼンを取り付ける。この時点でアイゼンに異変発見。右足の後ろの部分の樹脂が一部割れていた。今のところこれが理由で致命的な状況にはなりそうもないが、長年使ったアイゼンなのでこうなる前に更新しておけば良かったと思った。とはいえ既に山中でありこのまま進むしかない。これ以上樹脂が割れないよう祈るのみ。アイゼンのパーツ不良以外は特に問題なく標高を上げ距離を伸ばす。歩き始めは寒くて仕方なかったが、止まらずに歩いていたら体はポカポカ暖まった。冬山でも風がなくて天気が良ければ当然暑く感じるようになる。標高が上がるに連れて樹木の上の積雪が増えてきた。時々立ち止まって写真を撮る機会が増える。天気良いし暖かいので12月後半の2000メートルに近い山とは思えないほど穏やか。
今日最初の目的地の弥陀ヶ池には8:40頃に到着。出発から約1.5時間かかった。ここまでトレースはばっちりだったがこの先は一部風が抜けるので、トレースが消えていた。先行者はいたが一部トレースを外すと膝程度まで潜ったが、短距離で標高差もなかったので特に問題なかった。ここで今日最初の大休止。日当たりが良く、休憩していても寒さを感じることはほとんどなかった。冬山らしくないとも言えるかも。この先は一部風が冷たいが、雪が付かない場所が続く。ラッセルがないのは楽だが、寒風の中登るのは大変と言えば大変。でも振り返ると燧ヶ岳やその他近くの山々が見え、ここまで来て良かったと思えた。さらに進むと狭い岩場に出る。雪のつき方がよく登り易かったが、一部斜面が急でアイゼンの前爪を使わないと登れない箇所もあった。後ろから来るZさんに怖かったらピッケルを使うよう伝え、そのとおりにしていた。難所をなんとかこなすと稜線に出る。ここで今日二度目のトラブルに気付く。今度は左側のアイゼンの前部の樹脂パーツが割れているのに気付く。右足は一部欠けただけだったが左は完全に破断していた。一瞬頭真っ白。でも既に稜線まで上がり後の登りはわずか。山頂までは問題なく行けそうだったので、とりあえず進むことにした。稜線から一回下がって登り返すと山頂に到着。10時ちょうどだった。日光白根山の山頂は狭いが、眺望はとても良い。近くの男体山や中禅寺湖はもちろん、今日は遠くの富士山までよく見えた。写真を取ったり休憩したりして過ごすも、風が弱くて寒さを感じることはほとんどなかった。20分ほど山頂付近で過ごした後に下山開始。が、やはり左足のアイゼンの様子が良くない。外れそう。手持ちの道具で何とか固定できないかと考えて、カラビナと結束バンドで固定した。これが当たりでかなりしっかり固定でき、駐車場まで下山する分には問題なさそうに思えた。とは言ってもまだほぼ山頂なので油断は禁物。天気も良いし雪の五色沼も見てみたかったが、安全第一なので来た道を戻ることにした。
下り始めると登りの登山者と続々すれ違うようになった。クルマは多かったが、出発が遅めの人が多かったのかもしれない。途中途中で止まりつつ下りる。登りで手こずった狭い岩場は下りも割と大変で、自分もZさんもバックステップで安全に降りた。その先もまだしばらくは急傾斜が続くので気を抜かず、集中して歩く。そうは言っても弥陀ヶ池まで下りて来ればまずは安全圏。帰りもここで休憩した。五色沼は諦めて下山開始。登りの登山者がまだいるかと思ったが、さすがに日の短い時期のためか、もういなかった。アイゼン不調を気にしつつも下る。応急処置だったがカラビナと結束バンドはかなり良い仕事をした。全然問題なし。無事に下り切れた。駐車場には12:19到着。アイゼン不調以外は最高の冬山山行だった。アイゼンは冬山に登る限り必須なので、買い替えなくては。古い道具はやはり使う前の点検が必要と痛感した。
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