紅葉台・三湖台・足和田山(五湖台)


- GPS
- 04:24
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 582m
- 下り
- 643m
コースタイム
竜宮洞穴 10:30-10:35
紅葉台1 10:55-11:00
紅葉台2 11:10
三湖台 11:20-11:30
足和田山 12:15-12:25
段和山 12:40
天神社 13:10
羽根子山 13:25
勝山(小海交差点) 13:40
河口湖駅 14:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
河口湖駅 09:10-(西湖・青木ヶ原周遊レトロバス)-09:47 根場民宿バス停 (帰り) 富士急行線 河口湖駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
根場民宿側から樹海遊歩道に入って竜宮洞穴や紅葉台を目指そうとした場合には、樹海遊歩道に入った直後に立て続けに現れる2度の分岐点が分かりにくかったです。どちらも三叉路で、道標が一応あるにはあるのですが、竜宮洞穴や紅葉台に向かう時に進むべき道がどちらなのか明確ではなくて、ほとんど山勘で道を選択することになります。 そして樹海遊歩道は溶岩がゴロゴロするデコボコ道で、少々歩きにくかったです。しかもほとんど平坦かと思っていたら、常に小さな起伏を越えて行くような道で、必ずしも楽ではありません。 竜宮洞穴を過ぎた先で東海自然歩道と合流すると、その先は当然ながら何の問題もなく歩けて、遊歩道レベルの箇所も多かったです。 最後の羽根子山からの下りでは、近道を試みて東海自然歩道を外れて、踏み跡すらないヤブを下っていますが、ここも東海自然歩道を下る限りは良い道なのでしょう。 なお今回は「河口湖・山中湖セレクトフリーきっぷ」を使っています。八王子発の場合、八王子〜河口湖間の往復運賃に100円プラスするだけで、レトロバスまたはふじっ湖号のフリーパスが付くというお得なきっぷです。河口湖駅からレトロバスで根場民宿へ向かっていますが、普通運賃が660円なので、560円もお得になったのでした。 |
写真
感想
今回は展望と紅葉を楽しみに、ハイキングレベルの軽い山歩きに出掛けてきました。雲ひとつない青空の下、空気も澄み渡って展望は抜群。富士山や富士五湖は言うに及ばず、南アルプスまでクリアに見渡せて、まるで冬の展望のようでした。紅葉のほうは、見頃を外したらしくパッとしませんでしたが、期待以上の展望が楽しめただけでも十分な1日でした。
根場から樹海遊歩道を歩いて行きます。遊歩道に入ってすぐ、分かりにくい分岐が2度ほどありましたが、そこを過ぎれば進路に悩まされることはもうありません。
途中でちょっと寄り道をして、竜宮洞穴を見ていきます。中に降りて行けますが、内部の崩落が進んでいるため、すぐに行き止まりになって、奥のほうは見られませんでした。
樹海遊歩道から紅葉台へ登る近道が、紅葉台入口から上がってくる林道のような道と合わさると、ほどなく展望写真付きの立派な解説板が立てられた広場に到着して、富士山などがスッキリと眺められます。
その解説板は現在地を「紅葉台」としていますが、しかしこの場所は、地形図や登山地図が「紅葉台」としている地点よりもかなり手前です。同じ名前の地点が複数あっても別に構わないとは思いますが、解説板とは別に立っていた標柱を見ると「紅葉台 1164m」となっていました。これはいかがなものでしょうか。
その値は明らかにこの先にある別の「紅葉台」の標高であって、現在地の標高は1065m前後ですから、100mも違う値を示していることになります。何らかの事情があって、最初は上にあるほうの「紅葉台」に立っていたものが下に移設されたのではと想像していますが、だとすれば100mも下ろしたのだから、標高くらい書き換えておいて欲しいものです。
1つ目の「紅葉台」からさらに10分ほど登ると、地形図や登山地図が「紅葉台」としている地点に着きます。
そこには展望台レストハウスが建っていて、2階の展望台に上がろうとすると有料(\150)になります。そして周囲には樹木が生い茂っていて、レストハウスの建物以外からの展望はごく限られていました。従ってタダで楽しむことを考えた場合には、1つ目の「紅葉台」のほうがお勧めです。
ここが最終目的地ならばまだしも、この先もっと高い所へ登ることを思えば、わざわざ金を払って見ておくほどのこともないので、ここはスルーして先へ進んでいます。
三湖台は大きな広場となっていて、富士山の眺めも、湖の眺めも素晴らしいものがあります。でも最も印象的だったのは、樹海が広がる眼下の風景でした。富士山から流れ出た溶岩が裾野を埋め尽くすように広がって、御坂山地にぶつかってようやく止まった様子が良く分かります。そして樹海のはるか先には南アルプスの荒川岳と赤石岳が、雪化粧した姿を並べていました。
次に訪れた足和田山が今日のルートで一番高い所となりますが、頂上は樹木のために展望は今ひとつです。展望台に登っても、まだちょっと木々が邪魔をしていました。
足和田山を後にして、いくつかの分岐点を経ながら、稜線をさらに東へと進んでいきます。その場合、道標に書かれた「大嵐」という地名が当面の目印になりました。
一応は地形図にも登山地図にも出ている地名ですが、最初は全くピンと来なくて、「大嵐ってどこだよ?」と地形図を取り出して、ようやく自分の進行方向に当たる地名だと分かったのでした。
登山地図ではこの先には「段和山」「天神社」「羽根子山」「道の駅かつやま」などが目立つように書かれており、道標にもこれらのいずれかの名前が併記されていれば分かりやすいのではないでしょうか。
段和山は何の標識も見ないうちに通過して、その先で一旦林道に出ます。そして再度山道に入ると、木段が延々と続く急降下になって、天神社に降り立ちました。山の中なのに意外なほど立派な社が忽然と出現します。
さらに標高を落として羽根子山まで来ると、もう河口湖がすぐ下に見えました。東海自然歩道の標識は、羽根子山の直前にあった分岐点で右折することを示していたので、羽根子山に寄ったとしても、その分岐まで戻って東海自然歩道を下るのが普通だと思われます。
しかし道はさらに前方へも続いています。羽根子山の頂上には秋葉神社があって、その神社へ正面から登ってくる形の道になるので、神社への参道に違いありません。地形図にも東へ下る道が書かれているので、その道を下ってみることにしました。
ほどなく右折方向を「←国道」とする立派な標識が現れますが(右折なのに左手が指示されていたのは、標識が反対を向いて立っていたためで、筆者の誤記ではない)、でも明瞭な道は構わず直進しており、右折方向の道こそ全然歩かれていなくて藪のように見えたので、ここは踏み跡を追って直進します。ところがその後、やや急になった斜面を前にして、その踏み跡がプッツリと途絶えてしまいました。
もう下り切るまでいくらの高低差もないことが分かっていたので、道のない斜面を強引に下って車道に出ましたが、きっと標識に従って右折するのが正解だったのでしょう(そちらが地形図の破線路とも一致するようです)。
降りた地点から歩いてもすぐの所には「道の駅かつやま」があり、そこをフリーパスを持っているレトロバスが通るので、時間が合えば乗って行く手もありました。しかししばらくバスの来ない時間帯に当たったため、勝山の交差点からは延々と車道を歩いて河口湖駅に向かっています。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_10_12/mt2010_10_12.html#20101103
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-11-03
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