海沢探勝路 → 大岳山・鋸山


- GPS
- 05:34
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,317m
コースタイム
海沢園地 09:40-09:45
三ッ釜の滝 09:50
大滝 10:10-10:15
大岳山 11:30-11:45
鋸山 12:30-12:40
登計峠 13:45
愛宕山 13:50
奥多摩駅 14:05
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR青梅線 白丸駅 (帰り) JR青梅線 奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
海沢探勝路は悪路とされており、「山と高原地図」でも破線路扱いですが、特に難しい箇所や危険な箇所、迷いやすい要因などはありませんでした。ハイキング程度の経験しかないような場合は別かもしれませんが、登山経験がそれなりにある人にとっては、想定内のことしか出てきません。 敢えて難を言えば、進行方向を逆にして下る場合に、尾根上の縦走路から分岐する地点が分かりにくいことでしょうか。その分岐点には道標が立っていますが、指示標は縦走路を直進する方向を示しているのみで、海沢探勝路へ向かう踏み跡には何の指示もありません(敢えてそうしているように思われます)。 |
写真
感想
今日はまず、海沢の2つの滝を巡った後で、悪路とされている海沢探勝路で大岳山に登ります。大岳山はもう4度目になるので、楽しみにしていたメインは海沢探勝路でした。
白丸駅をスタートして、多摩川沿いに数馬峡の遊歩道を歩いた後に、海沢沿いの舗装林道に入ります。
この林道、海沢園地までずっと舗装されていて、傾斜も緩やかなまま。歩きやすいのではありますが、さすがに舗装道路を1時間も歩いていたら、それだけで結構疲れてしまいました。
ところどころに美しい沢を見られる場所があったり、いくつか滝を見られたりもして、決して退屈ではなかったのですが、この道をもう1度歩きたいかと問われれば、答えは即決でノーです!!
1時間以上かけてようやく着いた海沢園地には、小さなあずまやが建っていて、少し足を休ませました。そしてあずまやの奥の道標を見て、沢沿いの探勝路に入っていきます。
歩き始めて5分もすると、割とあっけなく三ッ釜の滝に到着しました。名前の通り三段の滝で、それぞれの段に立派な釜を持っています(というのは後で上から見て分かったことなのですが)。
ここで犬を連れて散策していた若いご夫婦と会ったのを最後に、しばらく人の姿を見なくなります。
三ッ釜の滝を後にすると、その先は急登になります。次の滝はネジレノ滝なのですが、探勝路から枝道を大きく下るような案配だったのでスルーしました。
大滝も、やはり枝道を急降下していきますが、さすがにここはしっかり見てきました。
その名の通り落差の大きい豪快な滝で、水量も豊富で迫力満点。轟音と水しぶきが周囲を支配していて、荘厳とも言える雰囲気が漂っています。その圧倒的な姿の前にひとりで立ち尽くしていると、呑み込まれてしまいそうな感覚に襲われるほど。
ここは来て良かったと思いました、これを読まれた方にもお薦めしたいです。できれば是非とも人の少ない時を狙って。
大滝から枝道を登り返して分岐点に戻り、大岳山方向に進みます。分岐標識の指示標は「大岳山(悪路)」としていますが、それほど悪い道ではありませんでした。足場の悪い箇所が少し見受けられた程度で、いずれも危険を伴うようなこともなく、山慣れた人ならば特に気にせずに普通に通過できてしまいます。
しばらく進んで、頼りない木橋で海沢を渡る地点では、渡った先の様子が少々怪しげで不安になりましたが、その先にも細いながらも明瞭な道が続いていました。
さらに進んでいよいよ沢を離れると、急登の連続になります。滑りやすく足場の悪い箇所ではロープも下がっていました。急登区間を登り切って、ようやく傾斜が緩んでくると、間もなく一般登山道に合わさりました。ただしその地点の道標に、海沢への道を示す指示標はありません。
分岐点からは岩がちの急な登りを経て、大岳山の頂上へすぐに到着します。あいにくの曇り空で、展望はほとんどありませんでした。近くの笹尾根とかがうっすらと見えてはいましたが・・・
頂上からは、来た道を戻る形で奥多摩駅を目指します。海沢探勝路との分岐点を過ぎた後も、岩っぽい中の急降下が続きますが、やがて山頂を巻いてきた道を合わせると、ゆるやかな起伏の快適な尾根道が続くようになって、しばらくの間はとても気持ち良く歩けます。
しかし穏やかな道は鋸山の直下まで。突然岩が露出する道に変わって急坂を登ると鋸山に出ましたが、樹木に囲まれて展望はありませんでした。
鋸山から先は、もうひたすら下る感じです。途中でコースが2つに分かれる所では、4年前に通らなかった鎖場のほうに進みます。上のほうを見て楽勝かなと思った鎖場は、下に行くにつれて良い足場がなくなって、最後は少し強引に降りざるを得ませんでした。
さらに進むと、ちょっとした登り返しが何度か出てくるようになって、次第にそれが足にこたえるようになってきます。やっと舗装道路に降り立つと、すぐ先が登計峠でした。鳥居の先にはまだ愛宕山への登りを残していますが、でもここまで来るとゴールも見えてホッとできます。
愛宕山の頂上にある愛宕神社を越えて行くと、そのすぐ先には崩落箇所がありましたが、すでにかなり修復が進んでいたのか、通行には全く支障がありませんでした。
そして最後の最後にきて、車道に降り立つ直前には目も眩むような急な石段(しかも長い!)の下りが待っていました。逆ルートだったら、登る前にここで心が折れてしまいそう。。。
このあとも少し下りが続いて、ようやく車道に出ると、もう奥多摩駅は間近でした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_10_12/mt2010_10_12.html#20101017
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-10-17
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