不逢山・中藤山・破風山・(御坂)黒岳


- GPS
- 04:19
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,089m
- 下り
- 990m
コースタイム
大石峠 11:40-11:50
不逢山 11:55
中藤山 12:25-12:30
新道峠 12:45
破風山 12:55-13:00
黒岳 13:25-13:40
旧御坂峠 14:00-14:05
三ッ峠入口バス停 14:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
石和温泉駅 09:25-(富士急バス)-10:15 上芦川バス停 (帰り) 三ッ峠入口 14:52-(富士急バス)-15:08 河口湖駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上芦川側の登山口から大石峠までの間は、登り始めてしばらくの間にいくつかの分岐があります。たいていは足元で小さな道標が正しい道を示してくれているので、それを見逃さないように気を付けていれば、迷うこともないでしょう。 稜線に乗ってしまえば、特に問題になるような箇所はありませんが、黒岳から御坂峠方面への下りは、岩っぽい道を急に下っていくので、注意が必要でした。 また、旧御坂峠から三ッ峠入口バス停へ下る道は、かなり下ってからは、指示標のない分岐がいくつかあって、選択に迷わされる箇所もありました。どちらを選択しても、結局は下で合流できることが多いようにも見受けられましたが、それが正しいかどうかは分かりません。 |
写真
感想
この日は穏やかに晴れてくれました。展望は上々で、しかも涼しくて過ごしやすいという、もう絶好の登山日和だったのでした。
上芦川バス停は、少し奥まった所にある集落への入口でしかなく、道路沿いにはバス停のほかには何もないような所に立っていました。でも少し歩くと、道の駅のような芦川農産物直売所「おごっそう家」があります。逆ルートならば、帰りにそこに寄ってソバでも食べて行きたいところですが・・・
しばらく交通量の多い車道を歩いた後、左手に小さな駐車スペースや案内板を見たすぐ先で、目立たない道標に従って、右に分かれていくコンクリート舗装の道に入ります。
その後いくつかの分岐点を経ていきますが、足元で小さな道標が正しい道を示してくれているので、それを見逃さないようにします。
最初の分岐を左に折れて沢へ降りていくと、車道が沢を渡って対岸へと続いていく所に、橋はありませんでした。とはいっても小さな沢なので、普段の水量であれば飛び石伝いに渡れそうです。
ただ、この日も特に水量の多い日だとは思われませんでしたが、メッシュのトレランシューズだったので、飛び石で渡る際には、濡れないように慎重に足の置き場を選ぶ必要がありました。
ほどなく小さな駐車スペースが現れると、その先で林道は沢にぶつかって終わります。ここでも足元にささやかな標識が現れて、左へ登山道が続いていることを案内してくれていました。
もしもその標識を見落として、そのまま林道を沢まで進んでしまったら、沢を渡った対岸にも踏み跡が続いていたので、ここは間違いやすい地点かもしれません。しかし登山道も、すぐ先でこの沢を渡ることになります。そして渡った先で右から合流してくる道筋があったので、それがその踏み跡の続きだとすれば、どちらの道でも同じ所に出られることになります。ただし確証はありません。
やがて登山道は、左右の深い沢に挟まれた、いかにも尾根という地形に乗っていきます。小さなジグザグを描きながら、グイグイと登らされるので、涼しいのにそれでも汗をかかされるような登りでした。
大石峠に着いて、向こう側の景色が開けたと思った途端、その向こう側の真っ正面にドーンと富士山が出現。それも大きく裾野を広げた、実に堂々とした姿での登場でした。これはなかなか鮮やかな演出ではないでしょうか。
一方、振り返って歩いてきた道を見ると、そこは背の低いササの中に埋もれかかっていて、とても道であるようには見えませんでした。その方向を示す道標もなかったので、初めてここに来た人が芦川への道を探し当てるのは、少し難しいかもしれません。
稜線に出てしまえば、あとは比較的穏やかな尾根歩き。ところどころで展望が開けて、そのたびに富士山とご対面。そして眼下に見える河口湖がどんどん近くなってきます。その一方で山頂となると、不逢山、中藤山と、ほとんど展望のないピークが続きます。ピークよりもピーク以外の地点からのほうが展望が良いという、ちょっと変な稜線歩きでした。
でも中藤山では周囲の木々がまだらで明るさがあり、三角点が腰掛けるにも都合が良かったので、ここで少し息を整えていきます。また破風山では、やや樹木が邪魔をしているものの、立っていれば富士山を拝むことができました(でも座って休んでいると無理・・・)。
破風山から一旦すずらん峠へと軽く下ると、その先では黒岳への急登が待ち構えていました。喘ぎながらどうにか登り詰めた頂上は、樹木に囲まれていて展望はありません。しかし黒岳には、南に1分ほど軽く下った所に「展望台」という場所があります。3年前に来た時にも寄りましたが、今回ももちろん寄っていきます。
展望台では10人以上のハイカーが休憩中で、今日歩いた中では最も盛況を呈していました。それだけに眺めは申し分なく、河口湖をすぐ眼下に見渡すと、その向こうには富士山の裾野が視界いっぱいに広がります。もちろん今日は頂上までがクリアに見えていて、実に美しい姿でした。さらに左には山中湖が確認できて、右のほうには辛うじて南アルプスが見えていたでしょうか。
黒岳から旧御坂峠へは、岩っぽい急な下りがしばらく続きます。やっと傾斜が収まって歩きやすくなると、ほどなく旧御坂峠。相当前に廃業となった御坂茶屋の建物が、当時の調度などもそのままに残っていました。
旧御坂峠からは、かつての峠越えの道を下ります。古くからある道らしく、傾斜が緩やかだったのは期待していた通りですが、石がゴロゴロしているのが煩わしく、あまり歩きやすくはありませんでした。石のない土の道ならもっと良かったのですが。
また最後のほうでは分かりにくい分岐もありますし、逆方向(つまり登りの時)ですら間違えやすそうな箇所もありました。
無事に下り切って国道に出ると、少し左手に歩いたところで、バス停はすぐに見つかりました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_10_12/mt2010_10_12.html#20101011
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-10-11
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