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ルートID: r1138 ☃ 雪山 日帰り 甲信越 2019年3月

大岳・守門岳
おおたけ / すもんだけ

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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国内でも有数の豪雪地帯として知られる奥只見周辺。
この大岳・守門岳間の稜線には東日本では最大級の雪庇が張り出し、たおやかな雪稜からナイフリッジまで変化に富んだ冬山を楽しむことができます。
※2019年03月01日更新
ルート長15.9km
登り標高差1137m
下り標高差1137m
行程概要: 保久礼駐車場(786m) → 保久礼小屋(765m) → キビタキ清水(988m) → キビタキ避難小屋(1027m) → 第二展望台 → 大岳(1432.4m) → 網張り(1302m) → 大岳分岐(1436m) → 青雲岳(1487m) → 守門岳(1537.2m) → 藤平山(1144m) → 大池山(854m) → 冬期除雪終了点

【浅草岳・守門岳】大岳・守門岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 変化に富んだ雪稜を歩く
  • 稜線からの素晴らしい展望
  • 東日本では最大級の雪庇を見る
  • 日本二百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:9時間45
除雪終了点〜大平橋〜長峰〜保久礼小屋〜大岳〜青雲岳〜浅草岳〜小烏帽子〜藤平山〜大池〜除雪終了点
コース概要 ニ口集落先の除雪終了地点から歩き始める。自家用車はここに停めるが、除雪作業の邪魔にならないよう駐車場所に配慮しよう。
しばらくは西川沿いの道を進むが、対岸に渡った辺りから長峰へと続くトレースを追うようになる。
沢沿いから左手の小尾根に乗り上げて進めば長峰に到着する。
山頂は緩やかで尾根と判別が難しく、山頂という雰囲気はない。
ここからは尾根上をたどるようになる。
やがて緩やかに下り始めると鞍部に建つ保久礼避難小屋に到着する。ここはコンクリート造りで小屋内はかなり寒いが、悪天候や緊急避難時の利用価値は高いので覚えておこう。
保久礼避難小屋からは急な登りとなる。
ブナ林の中を進み、雪に埋もれたキビタキ避難小屋を通過すれば疎林帯から森林限界を迎える。
背後に魚沼平野の絶景を従えて登れば大岳の山頂に到着する。
素晴らしい展望を満喫したら守門岳を目指そう。
左手に張り出す巨大な雪庇に注意して進む。
やがて青雲岳の小ピークを越えれば、まもなく守門岳の山頂に到達する。
守門岳からは大池山方面に下るが、山頂から下る方向を間違えないようにしたい。
顕著な雪稜を下るが、大池山周辺は不安定なヤセ尾根が続くので転落や滑落、雪庇の崩落に注意したい。
樹林帯の斜面を下り、下池から更に下れば往路のトレースと合流する。
計画書提出先 新潟県警察本部または小出警察署地域課。
※登山口に登山ポストあり。
宿泊 なし。
※行程が長いので入広瀬で前泊すると時間に余裕ができる。
交通 JR上越線小出駅またはJR只見線上条駅より南越後観光バス(穴沢行き:580円)にて貫木バス停へ。
※貫木バス停より除雪終了点まで徒歩約1時間45分。
駐車場 除雪終了点(登山口)付近に駐車スペースはない。
※除雪車両の邪魔になるので配慮した位置に駐車したい。
アドバイス 距離が長いので時間に余裕を持って行動したい。
スキーが可能であれば有効。大きな時間短縮が可能だ。
稜線上は大きな雪庇が20m以上張り出すので安易に近寄らないこと。
大池山周辺はヤセ尾根が続くので転落・滑落に十分注意すること。
雪庇 守門岳の雪庇は国内最大級と称される。
立山連峰の奥大日岳や剱岳北方稜線のサンナビキ山には及ばないが、一見の価値がある。
サブコース 特になし。
エスケープルート ※二口尾根を下降したくなるが藤平山を経由しても時間はさほど変わらない。
入浴 《ゆーパーク薬師》
関越道の小出インターから5分ほどの距離にある日帰り温泉施設だ。館内には食堂や売店もある。
http://www.yu-park.net/
おすすめ周辺情報 《いたや》
豪快な丸太目の「へぎ蕎麦」がおすすめ。蕎麦のみならず天婦羅もとても美味しい。
https://goo.gl/maps/Tnh7756duqs
《富貴亭食堂》
小出駅近くにあり生簀から出される活岩魚の刺身や塩焼きの定食などがおすすめの店。
https://goo.gl/maps/nabJD8KDKfw
《大善食堂》
地元の人に愛されるラーメン店。ここの餃子は評判で遠方から訪れる人もいるほどだ。
https://goo.gl/maps/iG9R3Z2rEXn
《小出食堂》
今川屋と双璧をなす老舗の大衆食堂。どれを食べても美味いがカツカレーはボリューム満点で満足できる一品。
https://goo.gl/maps/Rpmka2zmDN32
《ピーカブー》
総菜パンから菓子パンまでが揃う手作りパンの店。昼食や行動食・お土産にもおすすめだ。
http://horinouchi-pan.com/
《てくたく》
小出市街地にある老舗の喫茶店。珈琲だけではなく食事やスイーツも美味しい。ここも地元の人に古くから愛される店だ。
https://goo.gl/maps/yJbjzZtW9cG2
1
二分集落上の除雪終了地点から登山開始。
多くの車が停めてあるが限られたスペースなので注意しよう。なお除雪作業の邪魔にならないよう配慮したい。
2
しばらくは西川沿いの道を進む。
トレースは期待できるが雪の踏み抜きには注意したい。
3
西川を渡ったところから長峰方面に続くトレースを追う。
通常であればこの辺りでワカンもしくはスノーシューを装着したい。
4
沢沿いから左手の小尾根に取付けば間もなく長峰だ。
5
長峰を過ぎると明瞭な雪稜が緩やかに続いている。
正面に見えるのはこれから登る大岳だ。
6
広々とした尾根を進むとやがて緩やかに下り始める。
ここを下り切った鞍部に保久礼避難小屋がある。
7
保久礼避難小屋に到着する。
コンクリート造りで小屋内はかなり寒いが悪天候や緊急避難時の利用価値は高い。
8
保久礼避難小屋を過ぎるとブナ林の急な登りになる。
9
部分的に樹林帯から抜けて大岳を望む箇所がある。
10
キビタキ避難小屋周辺を通過する。
この避難小屋はほとんど雪に埋まっていることが多く使用はできない。
11
キビタキ避難小屋を過ぎると疎林帯から森林限界を越える。
後方には鋸山や五百山など魚沼丘陵の山々を望む。
12
正面に大岳の頂稜部を見ながら登っていく。
視界不良時には方向を誤りやすい箇所なので注意したい。
13
広々とした大岳の山頂に到着だ。
順調に進めば歩き始めから3時間半-4時間ほどで山頂に立つことができる。
14
山頂からの展望は素晴らしいく御神楽岳の後方には飯豊連峰の山々がそびえる。
15
こちらは越後三山方面。
中ノ岳と駒ヶ岳が荒々しく連なる。
16
大岳から守門岳を目指して出発する。
山頂からの下りは急なのでアイゼン・ピッケルをしっかりと利かせて確実に下りたい。
17
大岳・守門岳間は左側に大きな雪庇が張り出す。
時には20mを越すような大きな張り出しがあるので踏み抜きや崩落などに十分注意したい。
18
青雲山の小さなピークを越えれば守門岳への登りとなる。
ここも悪天候時には方向を誤りやすいので要注意のこと。
19
守門岳本峰(袴岳)に到着する。
後方には登ってきた大岳からの稜線が見える。
20
守門岳から下山を開始するが下る方向を間違えないようにしたい。
21
下り始めは大きな斜面だがやがて顕著な尾根をたどるようになる。
藤平山周辺は細かなアップダウンが続く雪稜だ。
22
冬期はこのまま大池山を越える。
ここは不安定な雪稜が続くので滑落や転落・雪庇の崩壊に注意を払って行動したい。
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大池山を越えて樹林帯を下れば下池周辺にたどり着く。
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下池の脇からしばらくは林道を下る。
やがて右手の小尾根から樹林帯を下れば往路のトレースと合流する。
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【入浴】
「ゆーパーク薬師」は関越道の小出インターから5分ほどの距離にある日帰り温泉施設だ。
館内には食堂や売店もある。
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【おすすめ周辺情報】
「いたや」は豪快な丸太目の「へぎ蕎麦」がおすすめ。
蕎麦のみならず天婦羅もとても美味しい。
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【おすすめ周辺情報】
小出駅前にある「富貴亭食堂」は生簀から出される活岩魚の刺身や塩焼きの定食などがおすすめの店。
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【おすすめ周辺情報】
「大善食堂」は地元の人に愛されるラーメン店。
ここの餃子は評判で遠方から訪れる人もいるほどだ。
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【おすすめ周辺情報】
小出駅にほど近い「小出食堂」は今川屋と双璧をなす老舗の大衆食堂。
どれを食べても美味いがカツカレーはボリューム満点で満足できる一品。
30
【おすすめ周辺情報】
「ピーカブー」は総菜パンから菓子パンまでが揃う手作りパンの店。
昼食や行動食・お土産にもおすすめだ。
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【おすすめ周辺情報】
「てくたく」は小出市街地にある老舗の喫茶店。
珈琲だけではなく食事やスイーツも美味しい。ここも地元の人に古くから愛される店だ。
※上記の情報は記事更新日(2019年03月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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