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ルートID: r1195 中級 1泊2日 屋久島 日本百名山

宮之浦岳 【日本百名山 No.100】
みやのうらだけ

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
薩南諸島、南シナ海に浮かぶ屋久島の最高峰にして九州地方の最高峰でもある宮之浦岳。
その独特な気候に育まれた原生林は世界遺産にも登録され、宮之浦岳そのものも日本百名山に選ばれています。大自然と素晴らしい展望を楽しむ宮之浦岳。ぜひ一度は登っておきたい山のひとつです。
※2020年10月07日更新
ルート長13.3km
登り標高差564m
下り標高差564m
行程概要: 淀川登山口(1330m) → 淀川小屋(1380m) → 展望台 → 花之江河(1630m) → 黒味岳分かれ → 投石平(1680m) → 投石の岩屋 → 栗生岳(1867m) → 宮之浦岳(1936m) → 栗生岳(1867m) → 投石の岩屋 → 投石平(1680m) → 黒味岳分かれ → 花之江河(1630m) → 展望台 → 淀川小屋(1380m) → 淀川登山口(1330m)

【宮之浦岳】宮之浦岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 独特な気候が育んだ原生林
  • 山頂付近からの展望
  • 島内での観光やアクティビティー
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:1時間
淀川登山口〜淀川小屋
2日目
歩行時間:9時間20
淀川小屋〜花之江河〜投石平〜宮之浦岳〜往路下山〜淀川登山口
登山計画書作成 《ヤマレコらくルート》
http://yamare.co/1TVJP9
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/DotPDc
コース概要 淀川登山口から登山を開始する。
淀川小屋までは細かなアップダウンが連続する道で、それほど標高を上げるわけではない。
1時間ほどで淀川小屋に到着できる。
2日目は行程が長いので早出を心掛けよう。
淀川小屋から淀川を渡ると主稜線を目指して緩やかに登り始める。
高盤山展望台を通過すれば小花之江河を通過、そのままわずかに進むと花之江河に到着する。
ここは日本で最南端の高層湿原だ。
約20分ほどの登りで黒味分れに到着する。時間と体力に余裕があれば山頂を往復するといいだろう。
黒味分れからは急な岩場を下り、再度岩場を登り返して宮之浦岳に向かう。
休憩適地の投石を通過して巨石が点在する山腹をトラバース気味に進んでいく。登り切ったところが栗生岳だ。
木段の道をたどり、巨石の脇を通ると宮之浦岳へ最後の登りになる。
素晴らしい展望が広がる宮之浦岳は日本百名山にも数えられる名峰だ。
展望を存分に楽しんだら往路を戻り、淀川登山口へと下山する。
計画書提出先 鹿児島県警察本部もしくは屋久島警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり。
宿泊 淀川小屋(無人小屋)収容人数は60名ほど。
交通 宮之浦港より種子島屋久島交通バス(栗生橋行き:800円)にて合庁バス停へ。
合庁バス停より種子島屋久島交通バス(紀元杉行き:970円)にて紀元杉バス停へ。
※紀元杉バス停より淀川登山口まで徒歩約20分。
駐車場 淀川登山口に無料駐車場あり。
※収容台数は10台ほど。
アドバイス 島内での移動はレンタカーを使用すると効率が良い。
天候が変わりやすい山なので全天候に対応できる装備を持参すること。
山小屋は収容人数が少ないのでテント泊にしたほうが確実だ。
環境保全のため携帯トイレを使用しよう。
2日目は行程が長くアップダウンも多いので万全の体調で歩くこと。
サブコース 特になし。
エスケープルート 花之江河からであればヤクスギランドに下ることが可能。
入浴 《楠川温泉》
簡素な温泉施設だが湯質はアルカリ性単純温泉。ぬめり気のあるいい湯だ。
http://www.yakushima-marche.com/cust-spot/6237/
おすすめ周辺情報 《若大将》
最高の食材で美味しい料理を提供する和食店。大将の人柄が人気のひとつでもある。
https://goo.gl/maps/Fkn3f6J9cCu
《波の華》
地元の人に愛される食堂。トビウオの姿あげ定食や新鮮な魚介類の一品料理がとても美味しい。
https://www.nami-no-hana.com/
《ヒトメクリ》
気軽にランチが食べられるレストラン。ベーコンハムエッグ丼はシンプルながらも深い味わい。
https://goo.gl/maps/ndMHRfrFmr72
《パン・ド・シュクル》
屋久島の南部に位置する尾之間にある美味しいパン屋さん。
https://goo.gl/maps/k6ykxzJ92HG2
《Smiley》
コーヒーやスイーツ類を美味しくいただけるカフェ。地元の食材を使用したパンやケーキ類・スイーツはどれも絶品。
https://www.cafe-smiley.com/
1
【1日目】
淀川登山口から登山を開始する。最寄りの紀元杉バス停からは徒歩約30分の距離だ。
2
登山口からは細かなアップダウンを交えながら淀川小屋に向かう。
3
淀川登山口から1時間弱で淀川小屋に到着する。
屋久島に到着した日から入山する場合にはここで1泊すると無理のない行程となる。
4
淀川小屋の収容人数は5-60人ほどだ。
小屋に泊まれないこともあるのでテント泊のつもりで装備を揃えていおくこと。
5
翌日の行動は長く厳しい。
早めに就寝して長旅の疲れを取ろう。
6
【2日目】
2日目は行程が長いので早出を心掛けよう。
水は小屋のそばを流れている川から補給する。
7
淀川を渡ると登山道は主稜線を目指して緩やかに登り始める。
8
高盤岳展望台を通過して緩く下ると小花之江河に到着する。
9
小花之江河からは木道が整備されている。
高盤岳や黒味岳方面の展望が開けるところもあり快適な山歩きを楽しめる。
10
この辺りから屋久島シャクナゲが目立つようになる。
開花時期は年によって異なるが5月中旬-6月上旬だ。
11
小花之江河からわずかに進むと花之江河に到着する。
ここは日本最南端の高層湿原だ。
12
よく姿を現すヤクシカ。
人を恐れず至近距離まで寄ってくることもある。通常の鹿よりやや小型で可愛い。
13
花之江河から主稜線を20分ほど登ると黒味分れだ。
時間と体力に余裕があれば山頂を往復するといいだろう。ただし淀川小屋への到着時間を考慮すること。
14
黒味岳へは往復で1時間半ほどの距離だ。
15
黒味分れからは岩場を下る。
ロープが設置された急な下りなので転倒などに要注意だ。
16
鞍部からはロープが設置された急な斜面を登り返す。
岩と木の根が交互に現われて登り難いところだ。
17
ここを登り切ると投石に到着する。
視界が開けた気持ちのよいところだ。
18
投石岳・安房岳・翁岳などが並ぶ主稜線を右手に見ながら池塘が点在する山腹をトラバース気味に進む。
前方に見える山は栗生岳だ。
19
木道が交互に現われる道は歩きやすいが細かなアップダウンが多く体力が削られる。
20
北沢左俣の源頭となる鞍部を過ぎると栗生岳への登りとなる。
長い登りではないが急登だ。
21
巨岩が立ち並ぶ栗生岳の山頂に到着する。
いよいよ次が宮之浦岳のピークとなる。
22
稜線上は屋久島シャクナゲの群生地だ。
23
木段を登ると巨岩の脇を通過する。
ここを過ぎると宮之浦岳まではわずかな距離だ。
24
淀川小屋から5時間ほどで宮之浦岳の山頂にたどり着く。
25
山頂を後にして淀川小屋から登山口へと戻る。
往路と同じだけ時間が掛かるので現時刻を確認しながら歩こくこと。
26
【入浴】
「楠川温泉」は簡素な温泉施設だが湯質はアルカリ性単純温泉。
ぬめり気のあるいい湯だ。
27
【おすすめ周辺情報】
宮之浦の中心部にある「若大将」は最高の食材で美味しい料理を提供する和食店。
大将の人柄が人気のひとつでもある。
28
【おすすめ周辺情報】
市街地からやや離れたところにある「波の華」は地元の人に愛される食堂だ。
トビウオの姿あげ定食や新鮮な魚介類の一品料理がとても美味しい。
29
【おすすめ周辺情報】
「ヒトメクリ」は気軽にランチが食べられるレストラン。
ベーコンハムエッグ丼はシンプルながらも深い味わい。
30
【おすすめ周辺情報】
「パン・ド・シュクル」は屋久島の南部に位置する尾之間にある美味しいパン屋さん。
行動食にも最適だ。
31
【おすすめ周辺情報】
島の東に位置する「Smiley」はコーヒーやスイーツ類を美味しくいただけるカフェだ。
地元の食材を使用したパンやケーキ類・スイーツはどれも絶品。
※上記の情報は記事更新日(2020年10月07日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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