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ルートID: r1214 中級 日帰り 奥多摩・高尾 日本百名山

雲取山 【日本百名山 No.66】
くもとりやま

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
長沢背稜にそびえる東京都の最高峰。
四季を通じて多くの登山者を迎える雲取山は、変化に富んだ山歩きとレベルに応じた多彩なルートが魅力です。
また、歩行時間などを考慮するとレベルアップにも最適。脱初級者向けの山として、ぜひ登っておきたい秀峰です。
※2020年12月01日更新
ルート長22.3km
登り標高差1479m
下り標高差1479m
行程概要: 鴨沢バス停(540m) → 丹波山村村営駐車場(745m) → 小袖緑道あがり(760m) → 茶煮場(1122m) → 堂所(1247m) → 七ッ石小屋下分岐(1503m) → 七ツ石小屋(1597m) → 七ツ石山の水場(1618m) → 七ッ石小屋上分岐(1647m) → 七ツ石山(1757.33m) → ブナ坂(1650m) → 奥多摩小屋(1750m) → ヨモギノ頭(1813m) → 小雲取山(1937m) → 雲取山避難小屋(2000m) → 雲取山(2017.09m) → 雲取山避難小屋(2000m) → 小雲取山(1937m) → ヨモギノ頭(1813m) → 奥多摩小屋(1750m) → ブナ坂(1650m) → 上段と下段の分岐(1640m) → 七ッ石小屋下分岐(1503m) → 堂所(1247m) → 茶煮場(1122m) → 小袖緑道あがり(760m) → 丹波山村村営駐車場(745m) → 鴨沢バス停(540m)

【雲取山・長沢背稜】雲取山の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 都心からのアクセスに優れる
  • 技術的には容易で最短距離となる鴨沢からの登山
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:9時間20
鴨沢バス停〜小袖乗越〜堂所〜七ッ石小屋〜七ッ石山〜奥多摩小屋跡〜小雲取山〜雲取山〜往路下山〜鴨沢バス停
登山計画書作成 《ヤマレコらくルート》
http://yamare.co/IlodQA
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/p8C1eH
コース概要 鴨沢バス停より登山を開始する。
小袖乗越の村営駐車場までは舗装された遊歩道をたどり、車道をわずかに登れば鴨沢の登山口に到着する。
堂所までは山腹をトラバースしながら緩やかに登るが、七ッ石小屋と下段巻道との分岐からは急な登りとなる。
七ッ石小屋から七ッ石山を経て、石尾根の主稜をたどって雲取山へと向かう。
奥多摩小屋跡までは明るく開放的な尾根筋をたどるが、ヨモギノ頭から小雲取山への登りは急登の連続だ。
これを登り切れば避難小屋を経て雲取山の山頂へと達する。
下山は往路を戻るが、七ッ石山は下段の巻道を通る。ここには桟道が設置されているが、滑りやすいので足元には十分注意したい所だ。
計画書提出先 山梨県警本部または上野原警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり。
宿泊 なし。
交通 JR青梅線奥多摩駅より西東京バス(鴨沢西行き:640円)にて鴨沢バス停へ。
http://www.nisitokyobus.co.jp/
駐車場 小袖乗越に登山者専用の村営無料駐車場あり。
(約50台)
アドバイス 一般的によく利用される三条の湯からのルートは後山林道が通行止め(2020.11/30現在)のため通行不可となっている。
1日の行程が長いので早出を心掛けたい。特に秋季は陽が短いので行動計画に十分留意しよう。
計画の段階で日程に余裕があれば雲取山荘などで1泊することをおすすめしたい。
11月下旬から積雪を見ることがある。状況を確認して装備を整えることが肝要だ。
サブコース コースが多いのでいろいろと考えられるが山中泊が必要になる。
(石尾根・三峰神社方面など)
エスケープルート 特になし。
入浴 《もえぎの湯》
奥多摩駅から歩いて15分ほどの距離にある日帰り温泉施設。地元の味覚が楽しめる食事処も併設されている。
https://www.okutamas.co.jp/moegi/
おすすめ周辺情報 《小河内ダム》
非越流型の重力式コンクリートダム。高さは約150mで現在は水利よりも発電施設としての役割を担っている。
https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kouhou/pr/ogochi/
《留浦浮橋》
奥多摩湖の最奥部の浮き橋。湖上からの景色は美しく紅葉の時期は特におすすめだ。
https://www.okutama.gr.jp/site/sightseeing/
《木洩れ日》
定食類やラーメン・カレーライスなどが手軽にいただける。鴨沢バス停脇にあり利便性も高い。
http://ta-kankoukyoukai.com/shopping/
《島勝》
カツ丼や鍋焼きうどんが美味しい定食屋。地の食材を使った料理はどれも美味しい。店の雰囲気もよく落ち着いて食事を楽しむことができる。
https://goo.gl/maps/EvRQddZLLcZFwxtV6
《天益》
奥多摩駅前にある昔ながらの食堂。ここの餃子は絶品。公共交通機関であれば電車に乗る前にビールでも飲みながらつまみたい一品。
https://goo.gl/maps/HJGTmDnKdeo4pNMV7
《山の休憩所かゑる》
鴨沢バス停近くにある民泊可能な古民家カフェ。下山後の汁粉は身体に染み渡る甘さでバス待ちに最適。可愛い猫が4匹いて愛猫家にもおすすめだ。
https://www.yama-kaeru.com/
1
鴨沢バス停前から登山を開始する。
ここには登山ポストが設置されているので届けを出してから出発しよう。
2
しばらくは舗装された歩道を緩やかに登っていく。
眼下には多摩川の流れが美しい。
3
鴨沢バス停から30分ほど登ると小袖乗越を通過する。
ここには村営の駐車場があり自家用車でアクセスすれば都合1時間ほど行程を短縮できる。
4
小袖乗越から車道をわずかに進めば雲取山の鴨沢登山口だ。
5
登山口から登り尾根の斜面をトラバース気味に登っていく。
斜度は緩やかで気持ちよく歩ける所だ。
6
小袖乗越から1時間半ほどで堂所と呼ばれる鞍部に到着する。
ここで尾根筋の道となり七ッ石小屋へと向かう。
7
尾根筋の道は歩きやすが部分的に急な所が現れる。
左手は深い沢筋になっているので滑落などには十分注意したい。
8
堂所から1時間弱で七ッ石小屋と下段巻道との分岐を通過する。
往路は七ッ石山に登ってから雲取山へ向かおう。
9
分岐からわずかに進めば七ッ石小屋だ。
ここはキャンプ指定地になっている。日帰りが厳しい場合にはここに泊まることも一考するといいだろう。
10
七ッ石小屋から七ッ石山までは急登の連続だ。
この途中には石尾根方面や中段巻道の分岐がある。道標などを見落とさないように進もう。
11
やがて七ッ石神社の社を通過すると石尾根主稜と合流する。
12
七ッ石小屋から1時間弱で七ッ石山の山頂に到着する。
明るく開放的な休憩適地だ。
13
七ッ石山から10分ほど下るとブナ坂(ブナダワ)を通過する。
ここは唐松谷林道との分岐になっているが現在は通行止めとなっている。
14
雲取山へと続く石尾根は明るい雰囲気の道が続く。
左手には奥秩父主脈上の飛龍山方面の展望に優れる。
15
ブナ坂から40分ほど進むとヘリポートを左手に見ながら奥多摩小屋跡を通過する。
以前はキャンプ指定地だったが現在は幕営禁止箇所となった。
16
奥多摩小屋跡からヨモギノ頭へは短いがザレ混じりの急な登りが続く。
(巻道あり)
17
ヨモギノ頭からわずかに下ると小雲取山への登りとなる。
ここはこのルート中で一番の急登となる。
18
急登を終えると小雲取山の山頂をかすめるように進むと正面に雲取山避難小屋が見えてくる。
19
雲取山荘への巻道を分けて進むと山頂へ最後の登りとなる。
20
小雲取山から30分ほどで雲取山の山頂に到着する。
鴨沢登山口からは5時間半の距離だ。
21
雲取山の山頂に設置されている一等三角点(点名:雲取山)は国内で3箇所しか現存していない原三角点だ。
明治15年に内務省地理局が国内に約50箇所設置した物のひとつとなる。
22
山頂からの展望は素晴らしい。
南西方向にそびえる富士山。手前に連なるのは大菩薩連峰だ。
23
西方向には奥秩父主脈の飛龍山を望む。
背後には南アルプスの甲斐駒ヶ岳から北岳・赤石三山まで遠望できる。
24
飛龍山の右手に大きく見えるのは甲武信ヶ岳だ。
さらに右側には和名倉山が大きな山容を見せる。
25
北西方向の木々の間からは浅間山を望む。
その左側には北アルプスの白馬三山を望む。冬期のよく晴れた日にのみ目視できるだろう。
26
東側には石尾根主稜と鷹ノ巣山が確認できる。
背後に広がるのは都心部のビル群だ。
27
山頂直下には雲取山避難小屋がある。
清潔で広い小屋は20名ほどの収容規模となる。
28
下山はほぼ往路をたどる。
七ッ石山の下段巻道は桟道が設置されている。やや不安定で滑りやすいので足元には十分注意しよう。
29
雲取山の山頂から順調に下れば3時間半ほどで鴨沢の登山口に下山できるだろう。
30
【入浴】
「もえぎの湯」は奥多摩駅から歩いて15分ほどの距離にある日帰り温泉施設だ。
31
【おすすめ周辺情報】
「小河内ダム」は非越流型の重力式コンクリートダムだ。
高さは約150mで現在は水利よりも発電施設としての役割を担っている。
32
【おすすめ周辺情報】
「留浦浮橋」は奥多摩湖の最奥部の浮き橋だ。
湖上からの景色は美しく紅葉の時期は特におすすめだ。
33
【おすすめ周辺情報】
「木洩れ日」は定食類やラーメン・カレーライスなどが手軽にいただける。
鴨沢バス停脇にあり利便性も高い。
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【おすすめ周辺情報】
「島勝」はカツ丼や鍋焼きうどんが美味しい定食屋。
地の食材を使った料理はどれも美味しい。店の雰囲気もよく落ち着いて食事を楽しむことができる。
35
【おすすめ周辺情報】
「天益」は奥多摩駅前にある昔ながらの食堂。
ここの餃子は絶品。公共交通機関であれば電車に乗る前にビールでも飲みながらつまみたい一品。
36
【おすすめ周辺情報】
「山の休憩所かゑる」は鴨沢バス停近くにある民泊可能な古民家カフェ。
下山後の汁粉は身体に染み渡る甘さでバス待ちに最適。可愛い猫が4匹いて愛猫家にもおすすめだ。
※上記の情報は記事更新日(2020年12月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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