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ルートID: r642 初級 日帰り 妙高・戸隠・雨飾 日本百名山

雨飾山 【日本百名山 No.31】
あまかざりやま

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
麗しき日本百名山。
「雨が飾る山」という名が付けられた秀峰は、秋になるとブナとカエデの紅葉に彩られます。
山頂からの展望は素晴らしく、総じて満足度の高い山と言えるでしょう。
※2020年09月04日更新
ルート長7.6km
登り標高差799m
下り標高差799m
行程概要: ブナ平(1385m) → 1500台地(1500m) → 荒菅沢(1448m) → 笹平(1894m) → 薬師尾根分岐 → 雨飾山(1963m) → 薬師尾根分岐 → 笹平(1894m) → 荒菅沢(1448m) → 1500台地(1500m) → ブナ平(1385m) → 雨飾山登山口(1156m)

【後立山北部・雨飾山】雨飾山の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 燃えるようなブナの紅葉
  • 独立峰ならではの展望
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:6時間30
雨飾高原キャンプ場登山口〜荒菅沢〜笹平〜薬師尾根分岐〜雨飾山〜往路下山
登山計画書作成 《ヤマレコらくルート》
http://yamare.co/DHHxGM
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/f7vH4v
コース概要 雨飾高原キャンプ場の駐車場から登山開始。
しばらくは大海川沿いの平坦な道が続き、やがて川沿い道は樹林帯の急登になる。
カエデやブナの紅葉が美しい樹林帯をひと登りするとブナ平に到着する。
ここからはやや傾斜も落ち着き、緩やかな登りから下りに転じれば荒菅沢に到着だ。
ここからの布団菱岩峰は迫力があり、一見の価値がある。
沢を渡れば再度急な登りになり尾根道をたどるようになる。
2箇所の梯子と岩稜を越えると笹平に一角にたどり着く。
天気がいい日には日本海まで望む笹原を進み、雨飾山の山頂部に取付く。
混雑時には落石に注意したいところだ。
最後にザレた斜面を登れば雨飾山の山頂に到着する。
下山は往路を注意深く戻る。
混雑時には思わぬ時間を食う場合があるので注意しよう。
なお、春は遅くまで残雪が残るのでアイゼンが必携だ。特に荒菅沢のトラバースと上部の岩場での滑落には気を付けたい。
また、夏は標高が低いため蒸し暑く登山には不適な場合が多い。
計画書提出先 長野県警察本部または大町警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 なし
交通 JR大糸線南小谷駅より小谷村村営バス(雨飾高原行き:850円)にて雨飾高原バス停へ。
駐車場 雨飾高原キャンプ場登山口に無料駐車場あり。
アドバイス 交通の便にやや難があるので前泊すると行程に余裕が出る。
紅葉の最盛期には混雑することが多いので時間に余裕を持って行動しよう。
海に近い独立峰ならではの天候の急変には十分な注意が必要だ。
雨天時には荒菅沢が増水し渡れない場合があるので無理をしないこと。
笹平手前の鎖場と山頂付近の岩場は落石に要注意。
サブコース そのまま薬師尾根を下り梶山新湯(雨飾温泉)へ下山する行程もよい。
雨飾山から鋸岳方面の稜線は整備の行き届いていない岩稜が続くため上級者以外は立ち入るべきではない。
エスケープルート 特になし。
入浴 《小谷温泉山田旅館》
文化庁の登録有形文化財になっている建物は重厚な雰囲気で歴史を感じる。
http://www.otari-onsen.com/
おすすめ周辺情報 《蕎麦屋蛍》
山深い所に店を構える人気店で週末には行列ができる。地場産の粉を使用した蕎麦は香り高く美味い。
https://goo.gl/maps/DYeVS8vj42K2
《鬼の厨》
道の駅おたり内に併設されている。竈で炊いた美味しい米が楽しめる。使用しているのは小谷産のコシヒカリだ。
http://www.otarimura.co.jp/
《グリンデル》
地元民に愛される食堂。国道沿いにあり利便性が高い。ここの食事はボリューム満点で自家製のベーコンは人気があり美味しい。
https://goo.gl/maps/ZzZXethtK64Hp9iE8
《Cafe十三月》
本格的なカレーが楽しめる。冬期(12月-4月中旬)は雪のため営業休止となるので要確認だ。
http://13gatsu.net/
1
雨飾高原キャンプ場の駐車場から登山を開始する。
紅葉の最盛期には大変な混雑となるので早着したい。
2
登山口から大海川まで緩く下っていく。
登山道はよく整備されており問題になる箇所はない。
3
大海川沿いに続く平坦な木道を進む。早朝は朝露で濡れており滑りやすいので注意すること。
この辺りはブナとカエデが彩を添える綺麗なところだ。
4
2/11の道標を過ぎると大海川から離れて樹林帯の急登になる。
山頂までは1/11から11/11までの道標が設置されているので目安にするとよい。
5
ブナ平までは根が張り出した滑りやすい急登が続く。
文字通りブナの黄葉が美しいところだ。
6
2/11から1時間強でブナ平に到着する。
ここまで登ると傾斜も落ちついて歩きやすくなる。
7
標高1,500m地点の台地に登り切れば正面に雨飾山と荒菅沢が見える。
白いスラブ雨飾山の布団菱スラブだ。
8
台地から荒菅沢に向かって下る。
ぬかるんでいることが多いので滑らないように注意したい。
9
台地から緩く下れば荒菅沢出合に到着する。
正面には紅葉に彩られた布団菱スラブが見える休憩適地だ。
10
荒菅沢からは再び急登となる。
布団菱の岩峰を眺めながら笹平を目指す。
11
ここから笹平までは段差の大きな急登が続く。
厳しい登りなのでペース配分に気を付けて歩きたい。
12
やがて露岩の痩せた尾根に取り付く。
技術的には容易だが事故が多く発生している要注意箇所だ。
13
岩稜帯の中間部には梯子が設置されている。
濡れていると滑りやすいので注意しよう。
14
梯子を登り切ると笹平まではわずかな距離だ。
ここはすれ違いが困難で出発が遅れると渋滞に巻き込まれる可能性がある。
15
荒菅沢から1時間半ほどで笹平に到着する。
好天時には日本海まで一望できる気持ちの良いところだ。
16
笹平から雨飾山頂へ向かう。
ここは背丈ほどの高さの笹原を進む。
17
やがて雨飾温泉(梶山新湯)への分岐を通過する。
サブプランとしてここから薬師尾根を下り梶山新湯に滞在するのもおすすめだ。
「都忘れの湯」がある雨飾山荘は滞在の価値がある素晴らしい宿だ。
18
山頂直下はザレと岩場混じりの急な登りとなる。
混雑時には落石に注意したいところだ。
19
雨飾温泉への分岐から30分ほど登れば間もなく雨飾山の山頂だ。
20
登山口から4時間ほどで雨飾山の山頂に到着だ。
正面には素晴らしい大パノラマが広がる。
21
雨飾山の登山的期は紅葉が美しい10月だ。
週末は大変な混雑になるので気持ちに余裕を持って行動したい。
22
山頂から眺める笹平方面。
道径が女性の横顔に見えると言われている。
23
北側には日本海と糸魚川の町並みを望む。
左手に見えるのは300名山の青海黒姫山だ。
24
手前に連なるのは海谷山塊の頚城駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸岳・烏帽子岳などの山々。
「日本のグランドキャニオン」「日本最後の秘境」と呼ばれている。
25
南東方向には北アルプスの後立山連峰・槍・穂高連峰を望む。
最北端の明星山から槍ヶ岳まで一望できる。
26
真東には天狗原山・金山・焼山と火打山を望む。
27
下山は往路を登山口まで下ることになる。
岩場での滑落や落石には十分注意しよう。
28
平日であれば紅葉を楽しみながら静かな山登りを楽しめるだろう。
29
【入浴】
「小谷温泉山田旅館」は文化庁の登録有形文化財になっている。
建物は重厚な雰囲気で歴史を感じる。
日帰り入浴も可能だが可能であれば前泊したい素晴らしい宿だ。
30
【おすすめ周辺情報】
「蕎麦屋蛍」は山深い所に店を構える人気店で週末には行列ができる。
地場産の粉を使用した蕎麦は香り高く美味い。
31
【おすすめ周辺情報】
道の駅おたりの「鬼の厨」では竈で炊いた美味しい米が楽しめる。
使用しているのは小谷産のコシヒカリだ。
32
【おすすめ周辺情報】
この米を使用した日替わりの定食や丼物は人気メニューのひとつだ。
33
【おすすめ周辺情報】
白馬村にある「グリンデル」は国道沿いにあり利便性が高い。
ここの食事はボリューム満点で自家製のベーコンは人気があり美味しい。
34
【おすすめ周辺情報】
「Cafe十三月」では本格的なカレーが楽しめる。
冬期(12月-4月中旬)は雪のため営業休止となるので要確認だ。
35
【おすすめ周辺情報】
落ち着いた空間では美味しいスイーツやかき氷などの甘味も楽しめる。
※上記の情報は記事更新日(2020年09月04日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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