赤岳・横岳・硫黄岳・本沢温泉・根石岳・天狗岳
山梨県
長野県
yosinaru
- GPS
- 52:20
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,353m
- 下り
- 1,987m
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標高グラフを拡大| 天候 | 5/3 曇り 14時頃から降雪 5/4・5/5 晴れときどき曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所 地蔵尾根上部:急傾斜かつアイスバーンの箇所あり 横岳から北に下ってすぐの東側にトラバースするところ:急傾斜の上に溶け出した雪があり、体重をかけると谷側にずるずると落ちかけた |
| 予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
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小粒の雪が水平に体に当たってそのまま地面にころころ転がるのが面白いです。
足跡がどんどん消されていきました。
山菜の天ぷら、きのこの和え物、鳥の煮物、大根カレー、杏仁豆腐など。
カレーがスパイスが効いていて特に美味しかった。
赤岳頂上山荘へ空身で向かいます。トレースがないので一番乗りのようです。
昨日の降雪で歩きやすいだろうと思っていましたが、結構不安定なところもありました。
トレースがないので一番乗りのようです。
昨日の降雪で歩きやすいだろうと思っていましたが、結構不安定なところもありました。
セルフで記念撮影。
深田百名山はこれで5個目かな?
感想
5/2仕事を終え、人ゴミから逃げるように夜行バスに乗り込み、
甲府駅、茅野駅、美濃戸口と電車とバスを乗り継ぎ登山口に降り立ったのが9:15。
初めて山梨に来たのだが、甲府駅とか新しい駅が多くて驚く。
茅野駅でバスを待っている間に、東京某区から来たという整体師で柔道道場も開いているというKさんと話をし、行者小屋まで同行することになった。
八ヶ岳には何度も来た事があり、登山歴も長いKさんの話を聞きながら
登っていると、余裕で行者小屋に到着。
Kさんにビールをおごってもらったので、お返しに大阪から持ってきた柿の種とドライフルーツ盛り合わせと白州12年を開けた。
雪がチラつき始めた頃Kさんと別れ一人、地蔵尾根を登る。
鎖や鉄階段が氷で半分以上埋まっていた。あられのような粉雪が水平に体に当たりだし、傾斜がどんどんきつくなっていった。
岩と氷だけのところがあり、ほとんど全体重を鎖にかけないと登れない状態だったので、敗退も考え振り返ると既に安全に降りられる地点を過ぎてしまった感があったので、しばらく考えて前に進むことにした。
4/30のニュースを事前に見ていたら、文三郎尾根のルートにしていたのだが・・・
「八ケ岳連峰の赤岳では午前8時すぎ、標高約2600メートル付近の地蔵尾根を下山していた三重県伊勢市の公務員男性(57)と無職女性(58)が足を滑らせて約100メートル滑落し、2人とも骨折などのけが。同じ尾根で午後3時ごろ、埼玉県越谷市の会社員男性(48)も滑落し、左足首を骨折した。」
「おーい」という女の人の声が聞こえたのであたりを見回してみると、誰も見えなかったのだが、しばらくして後ろから3人組が現れたので幻聴じゃなかったと分かって少し安心した。
しかし、その3人が男性だったことがわかって、やっぱり心配になった。
無事、地蔵の頭に到着。
風雪が激しいので迷わず赤岳天望荘に泊まった。
空いていたので二人部屋を一人で使わせてもらえたり、カレーがおいしかったり、食べ放題だし、こたつが置いてあったり、珈琲・お茶が無料だったりとかなりサービスの良い山荘だった。
朝5:00。ザックは部屋に置いたまま赤岳に向かう。
今朝はまだ誰も登っていないようで、新しい足跡がなかった。
風がときたま強く吹くが、立ち止まるほどではなかった。
八ヶ岳の最高峰赤岳山頂に到着。
気温は-6度。山頂は風はほとんどなく着込んでいたので快適だった。
この時の服装
montane event air jacket
mont-bell U.L.ダウンインナーパーカ
patagonia M's R1 Pullover
finetrack フラッドラッシュスキンメッシュロングスリーブ
finetrack ストームゴージュアルパインパンツ
ザックを背負って、横岳に向かう。
赤岳から横岳は八ヶ岳ではもっとも難しいとされている。
でも、十数人に会う位人通りは多く、予想よりは楽だった。
といっても、少しでもすべり落ちたらかなりの確率で死んでしまうだろう。
途中で出会った人に横岳周辺はよく東側に落ちて死ぬと聞く。
おそらく西風にふっ飛ばされるのと、東側は雪がぐずりやすいからだろう。
「4月30日午前10時20分ごろ、長野県の八ケ岳連峰横岳(2829メートル)で、登山中の千葉県船橋市の男性(48)が、尾根から東側の沢筋に約200メートル滑落したと、同行の千葉県の男性(56)から110番があった。
長野県警佐久署によると、滑落した男性は1日午後、地元の救助隊に救出され、近くの赤岳天望荘に運ばれたが心肺停止の重体。同行の男性も右足骨折などの重傷。同署は、天候が回復し次第、ヘリで収容する方針」
硫黄岳の下にある日本最高所の露天風呂
本沢温泉(雲上の湯)標高2150m 600円
6人位で限界の湯船。中年カップルが1組入っていたので一旦下の本沢温泉(山荘)に
荷物を置きに行って戻ってきて待っていると今度は若いカップルが来たので、
聞いてみると日帰りで来たというので、自分はこの辺のテント場でテントを
張る予定にしていたので順番を譲ろうとした。
すると美人の彼女が人が多いほうが良いので一緒に入りませんか?と言ってきたのだが、気を遣うからと言って断じて断った。
大きいバスタオルを持ってきていないとか聞こえてたけど、最近の山ガールは大胆ですな。
もう1回山荘に戻って、また行くと今度は20代3人組男子が入ろうとしていたので、
沢で地図を広げて時間潰ししていると、凄い勢いで登ってくる男が見えた。
沢のコースをこの時期に行く人はまずいないので何者か気になった。
その外国人の彼は、荷物だけ置いていくとなぜか沢をそのまま登っていった。
露天風呂を貸切使用して10分程で、さっきの外国人が戻ってきて風呂に入ってきた。
話かけてみると、普通に日本語が話せて(漢字も読める)、しゃべりすぎず、
しゃべらなさすぎない好青年だったし、共通の趣味で話題も欠かなかったし、湯の温度が35度程でぬるいこともあり、気づけば、二人だけで1時間ほど湯に浸かっていた。
彼はカリフォルニア州育ちのアメリカ人で東京の芸大の院生で、
沢登ができれば幸せという彼曰く今日は屋久島へ行くチケットを取っていたけど、
やっぱりGWは混んでそうだから急遽こっちに行き先を変更したとのこと。
来てみると、ここが実家の近所(ロッキー山脈の麓)で昔よく遊んでいた沢に似ているし、温泉も見つかったのですごく気に入ったと聞いて、妙に嬉しかった。
それにしても前に六甲山で出会ったドイツ人青年といい、大学院生、185cm以上の高身長、イケメン、単独行者、軽装、足が速い、と共通点が多いのはなぜだろう?
食料が余っていたので、山荘で食事を取らずに自炊。
仕事のお客さんに土産でもらったインドネシアのスパイスの効いたラーメンとその残り汁と人気のフリーズドライのカレーとアルファ米でカレーライスを作り、ドライフルーツと白州のストレートで食べて飲んだら、味の宝石箱ができた。
初テント泊。
買ったまま一度も開封していなかったファイントラックのツェルト�兇世�問題なく設営できた。
今回みたいなストックを使用した立て方なら、設営に3分もかからない位にあっけない。
片付けも1分程でできた。
RidgeRest SOLiteを上半身だけの長さに切ったものを敷き、下半身は空にしたザックを敷いて、U.L.スーパー スパイラルダウンハガー#3で寝たが、ツェルト内気温2℃の中でも問題なく眠れた。
結露もまったく気にならなかった。
天狗の庭は大きい岩の上ばかり歩くので一番しんどかった。
おかげでカーボンのストックが破損した。
人気の山荘、黒百合ヒュッテ。ラーメンがうまかった。
バスが来るまで時間ができたので、バス停前にある渋御殿湯に入った。
床・壁・天井も木製の温泉で気持ち良かったのだが、調べてみると宿泊者専用の風呂は総檜で泉質も高級で、さらに良いらしい。
茅野駅までの途中の尖石遺跡というかなり気持ちの良さそうな場所。
芝生に寝転がりたかった。
奥藤というお店で2010年B級ご当地グルメグランプリ王者の甲府名物 鳥もつ煮を食べて、今回の旅は終了。
見た目以上に甘辛いので、これでも量が多く感じられた。
朝6時前に大阪駅到着。
一旦家に帰って、出勤。
本当は、茶臼岳越えてピラタスロープウェイの上り口まで行く計画でしたが、天狗の庭の分岐点と中山峠を勘違いして、道に迷ってしまい、天狗の庭の岩歩きでうんざりして、行程を切り上げました。
途中山荘の人や登山者に聞かれて茶臼岳まで行くというと、遠いな〜とか、暇なら行ってみたら良いと思うけど・・・とか、良い反応をされなかったというのもありましたが。
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