シーズン最後の雪テン泊は失敗登山(夜叉神〜南御室止まり)


- GPS
- 09:17
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,324m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:30
天候 | 1日目 終日湿り雪 2日目 晴れのちやや曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉神〜南御室 雪崩リスク小 ごく一部トラバースで滑落注意 |
その他周辺情報 | 芦安温泉郷でひなびた旅館に立ち寄り湯 |
写真
感想
4月のテン泊はシーズン最後の雪山。
天気が良ければ南八の三山縦走と考えてましたが天気が悪くなる予報。ならば雪崩リスクの少ない山にしようと夜叉神からの鳳凰三山をチョイス。
過去のヤマレコから春山気分の行動時間計画で行ったところ、大失敗の途中撤退でした。
以下、失敗でもレコを記録。
1日目
甲府駅よりレンタカーを利用。4月からスタッドレスタイヤがオプション別料金とのことで3000円くらい割り増しに。
タクシーが高いからレンタカーにしたのですが結局片道1000円ほどの差でした。
雨は芦安辺りから雪になり、ふもと側のゲートを超える頃には路面が雪化粧。タクシーだったら間違いなく拒否されたでしょう。ここら辺もレンタカーのメリットか。
準備に手間取り20分遅れのスタート。
駐車場は先行パーティー1台のみで、何だかやばそうな雰囲気。今回の道は常に先行パーティーのトレースを追う形になりました。
夜叉神峠まではつぼ足で登ります。天気の割に気温が高く、レイヤーを変えたりなんだり手間取りました。更にこの時期特有の湿り雪が装備に降っては溶ける。アウター手袋もスパッツもザックも程なくお湿り模様に。
峠からはアイゼン装着。積雪はアイゼンが無くても行けるレベルの積雪(靴が埋もれる程度〜すねあたり)。背の低い私としては、少しでも足の位置を高くしないと雪を蹴り上げるのが大変なのでアイゼン派。でも後で悩むことに。
峠から更に進み15-20分ばかりの急登を登ると尾根の東西をトラバースする場面があります。雪を踏み抜きやすいのでそのまま滑落しないよう注意。
トラバース場面を超えるとだらだら登りが始まります。これがきつい。
湿り雪が足に絡みつく感じで徐々に体力を奪います。深いつぼ足覚悟でアイゼン付けない方がよったのでしょうか?
杖立峠に着く頃は息も絶え絶えに。そしてとにかく暑い。ここまで上半身はアンダー&インナー、手袋はアウターを直に装着。下半身だけは雪対策でフル装備。降り続く湿り雪で装備はお湿り。
春山気分で計画立てたことを後悔しました。春山どころか、ある意味真冬並みなんじゃなかろうか?
杖立峠から苺平までもずっとだらだら登りが続きます。そして深くなる雪。踏み抜きも多く、トレースはあれどもすね辺りまで埋まる状態が続きました。ワカンは使わなくても行ける程度と、また判断が難しい。
予定時間を超過し、テント設営、幕営用融雪の時間やこの雪コンディションでの2日目の行動時間を考慮すると、南御室まで行ってしまうとかなり厳しいと判断。
火事場跡でギブアップし、緩傾斜で展望も良さそうな場所でビバーク・テント設営。
2日目
深夜から晴れになりました。1日ずれろよと思いつつ、のんびり白根三山のモルゲンロートを観賞。ここら辺で見られると聞いてましたが当たりでした。
せめて南御室までは行こうと思い軽身で行動。
ここで1日目のお湿り装備が凍り付いてることに気付く。スパッツが履きづらいのは良いとしてもアウター手袋。インナー付けても指の感覚がなくなりました。アウターは予備を持って行くか寝るときシュラフに入れるかが必要だと学びました。
道中相変わらずのすねまでの雪を蹴り上げながら小屋に到着。先行パーティーのテントが有り悔しい思い。本当ならここにもう一張り、グヌヌ
仮に1日目にここまで着たとすれば16:40-17:00着になったかなぁとタラレバを考えながらテントに戻って撤去作業。
下山開始に合わせて日帰りのパーティーに遭遇。1日ぶりの人間です。下山途中、杖立峠でもう1パーティーに遭遇。夜叉神峠からの登山者はこの2日で4パーティーだったようです。
そりゃあの天気とその翌日じゃ誰も登りたくないだろうさ。
2日目は天気も良かったおかげで雪がどんどん腐っていきアイゼンは雪団子職人に早変わり。
1日目といい2日目といい、全くろくな雪コンディションじゃありません。
夜叉神峠でアイゼンを外し、最後はつぼ足走行。登山口付近は雪も消えかかってました。
レンタカーまで使って途中敗退とか何やってんの?という感じですが、3月終わり〜4月初めの雪山の勉強代になったと負け惜しみをしつつ、今回も無事下山できておつかれちゃんでした。
この悔しさをどこの山にぶつけるべきか…
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