白神岳


- GPS
- 44:48
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,257m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
13:00 白神岳登山口駅
13:48 登山口
14:10 二股分岐
17:47 白神岳山頂・避難小屋
2011.04.29
ホワイトアウトのため避難小屋に足止め。
2011.04.30
06:32 白神岳避難小屋
09:48 登山口
天候 | 4月28日 雨後吹雪 4月29日 ガス 4月30日 ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高700mから積雪あり。くるぶし程度の深さだが踏み抜く。 標高1000mからみぞれと強風で視界不良。トレースほぼ無し。 4月29、30はホワイトアウト。視界10m弱。 |
写真
感想
4月28日
雨と風の中、登山口を出発する。パックカバーは持って来ておらず、後で後悔することに。
二股分岐までは歩きやすい登山道だが、標高600mから所々残雪が見られる。
750mからは一面に残雪。くるぶしまで踏み抜くことが多くなる。
マテ山分岐から先の尾根はみぞれと強風に悩ませられる。
ブナの幹を流れ落ちる水がきれいだったが、楽しむ余裕もなかった。
森林限界を超えると25m以上の暴風でうつぶせになること数回。
何度か胸まで踏み抜く。草木は完全に氷で覆われている。
視界15mの中、ぼんやりと柱が見えてきた。少し進むと小屋のシルエットになった。
助かったんだと、実感した。
しかしバックパックの背面側が完全に氷に覆われていたことにショック。
泣きながら殴りつけて氷を剥がす。パックカバーを買おうと思った。
4月29日
起床後外を見たら何も見えない。10m先の地面と空の境界が分からない。
向白神岳への歩きはあっさり諦め、装備の乾燥を試みる。
4月30日
05:00 起床。外のガスは相変わらずで何も見えない。完全なホワイトアウトだ。
十二湖への縦走を諦め、最優先で下山することに。
06:32 避難小屋出発。西への下り部分が見えず、歩き始めて10分で焦り始める。
少し戻ってはトレースの痕跡を探す。コンパスは握ったままだ。
06:50 散々うろついてようやくコースを見つける。
自分のトレースもかすかに残っている。
樹林帯まで降りてようやくカメラを取り出す余裕が出た。
09:00 登山口まで下山。途中登ってくる単独登山者1名とすれ違う。
上は真っ白だったと軽く話を交わして分かれる。
白神岳山荘のおじさんに聞くと今年は雪が特に多いらしい。
しかもここ3日間は天候が最悪だったせいでほとんど登山者もいない。
十二湖への縦走路は6月までは雪に覆われているため、天候が悪いと遭難する確率が高いとの事。事実2007年5月4日に行方不明になった登山者がいたらしい。
改めて日本海側の豪雪地帯の山の恐ろしさを体験できた山行となった。
今度は良い写真を撮りに行きたいものだ。
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