富士写ケ岳〜火燈山周回 【嬉しい再会とHAPPY山歩】


- GPS
- 04:22
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,009m
- 下り
- 1,000m
コースタイム
天候 | どっぴ〜かん |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
福井県側からお越しの際にはこのトンネルを通過し石川県側に入りましょう。 石川県側のからお越しの場合はこのトンネルの直前で左折(旧国道に入る)いたします。 左折の際の進入口には富士写ケ岳登山口の案内標識がございますので安心よ。 車で5分も進めば富士写ケ岳大内コースの取付きと駐車場が現れます。 さらに奥へ進むと火燈山登山口のある大内峠前にも駐車場がございます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に危険個所はごじゃいません。 大内コースが苔むした岩交じりの道が多いので特に下山時には転倒に注意しようね。 こちらの周回コースはアップダウンの連続ですが急登ポイントにはフィックスロープも施してありますので安心ですわ。 |
その他周辺情報 | 加賀市国道8号線沿いの「ゆめの湯」さんにお邪魔させていただきました。 4h/620円コースで楽しみますた。 |
写真
今日は富士写ケ岳〜火燈山を時計回りでぐるっとしちゃうわね。
我がMiller隊は富士写ケ岳に登るのが今回で2回目。
そしてこのコースは初めてなのでめっちゃワクワクするわ。
まずは深田久弥さんの愛した故郷のお山「富士写ケ岳」へ登りますわよ。
それではみんな付いてらっしゃ〜い。
私はいきなりの素敵な演出に心メロメロ。
「私、山登りは結構ですからこの辺りでずっとウロチョロしてますわ」。
「ハニーちゃん、貴女だけ登ってきてくださいまし」。
と、言いたいところだが既にこのレコの見出しに「富士写ケ岳〜火燈山周回」と打ち込んでしまったのでそうもいかない。
それにハニーちゃんの無言の背中が怖くてたまらない…。
大内コースの苔むした急登に攻めあぐんでいたら後続から軽快な足取りで迫ってきた男性がおられた。
「ムム、中々の健脚とお見受け致す。一体何奴だ???」。
そうこうしていると彼はアっちゅう間に追いついた。
「あ〜!、貴方はもしや?」。
なんとなんと、お会いしたこちらの男性は我がMiller隊と北部白山の縄張りを共にする仲良しの「やっちんさん」であった。
「くあ〜、めっちゃ久しぶりやん!。私ゃウレシイヨ」。
「ねぇMillerさん、これから私と一緒に歩きましょうよ!」。
なんと彼から嬉しいお誘いのお言葉をいただいたわよ。
北陸最速のスピード違反ハイカーのやっちんさんは各駅停車の鈍行Miller隊にペースを合わせてくださいますたの。
お喋りを交えながらの散策ってのはめっちゃ楽しいね。
クロモジ大発生。
「ねぇMillerさん知ってる?。クロモジの葉って良い匂いがするんだよ」と、やっちんさんが教えてくれた。
へ〜そうなの。
どれどれ?
ホントだ〜。
これでまた森歩きの楽しみがひとつ増えたわ。
高度が上がるにつれ傾斜が益々増してくる。
ハニーちゃんも必死に食らいついているわ。
「今日の晩御飯はトンちゃん!。それを希望に私は頑張るわ」。
ハニーちゃんのトンちゃんパワーが炸裂しますとほぼ無敵状態です。
あったあった!
そうよ、私が今日ここへ登りたかった理由の一つがブナの新緑よ。
富士写ケ岳と言えばやっぱりブナを連想するの。
新緑にはチト早いかな〜と思っていたけど…、ふふん、私たちの訪問を悟ってくれたのかバッチリと標準を合わせてくれたわよ。
昨日訪れた奥城山と同じくこの時期の富士写ケ岳と言えば真っ先に思い浮かぶのがシャクナゲよね。
う〜む、こりゃ今年は裏年と言う以前にお粗末なレベルとなっているわ。
昨年秋に季節外れの狂い咲きが原因とも考えられるらしいわよ。
どっひゃ〜!
こりゃすんげ〜眺めだわ。
日本海の波打つ様子も見えるのはもちろん、福井方面の街並みがベローンと現れているじゃない。
おそらくtoshiさんやnakkiさんの広大なお屋敷がアレとアレでしょ。
そすてkabukiyaさんの立派な宮殿はずばりアレなハズね。
ふふん、ほらほらアナタ達、上から見られているわよ〜ん。
バキュ〜ン!
ひゃ〜、大内コースの最後の登りはヒーヒーしちゃったわ。
でもまぁ、やっちんさんとワイワイしながらだったので辛さも80%ぐらいはカットできたかしら。
何とか富士写ケ岳山頂に到着できたわよん。
そしてそこで出迎えてくれたのは我が郷土の誇り白く煌めく白山だった。
いや〜、今日も綺麗だね〜。
いやぁ、それにしても今日の富士写ケ岳の入りは尋常じゃないね。
山頂ではどこに座る?ってなくらい人の数だったよ。
イス取りゲームに敗れた私たちの居場所はどこにもないので次なるターニングポイントを目指す事にしたわ。
PEAKを出発したら変形したブナの疎林帯を抜け、更に一気に高度を下げたわよ。
小倉谷山へ向かう尾根歩きは終始左側に白山が望められる贅沢なトレイルとなるの。
そして新芽が芽吹いたばかりの大小さまざまなブナの木が登場してくれて、森を愛する人、眺望歩きの好きな人、どちらにも楽しめられる素敵な道なのよ。
う〜ん、たまんね〜ジョ。
今回はこの回り方が正解だったかも。
もしも逆回りをしていたら太陽を背に進むこととなるのでこの素敵なアングルに気付かずにビュ〜ンと素通りしちゃっていたかもしれなかったわ。
やっちんさんがお気に入りショットを撮られている時に何気に目に入った後方の小倉谷山のシルエット。
爽快気分のブナ天遊戯はそろそろ終わりなんだなと感じていた。
そすていきなり登りに転じたかと思えばコレですもん。
「え〜!、この急斜面を直登かよ…」。
ひるむ、たじろぐ、うろたえる。
先ほどまでの天国気分から一転、いきなり体育会系スパルタ部活の試練が待っていた。
飴とムチでんな…。
何とか、何とか激斜面の拷問に耐え抜いたわよ。
そすてそのご褒美が待ち受けていたわよ。
振り返りますとねこちらがデ〜ン!よ。
正に今が旬のタムシバさんと深田さんの愛した富士の姿。
ホンマ「生きててよかった〜大滝秀治」ってなテンションですわ。
お⁉、これはひょっとしてひょっとすると…。
「そうだよ、これはイワナシだよ」。
やっちんさんが優しく教えてくれた。
やっぱそうだよね〜(確信)。
花言葉は「あなたを愛します」ですのよ。
私にも誰か言ってくんないかしら???
三角点(点名伏拝)のあるPEAKにたどり着きましたわ。
何々?ここは「小倉谷山」って言うんですか?
この周回コースでこのお山があまりクローズアップされないのはなぜなんでしょうか?
そしてなぜ標高の低い火燈山がメジャーなんでしょうかね〜???
やはり国土地理院地図には小倉谷山が載っていないからなんでしょうか?
それでもここからの眺望は伏拝って言うくらいだから抜群よ。
稜線眺望派のハイカーさんでしたら断然小倉谷山の方がお気に入りになると思うわ。
眺望抜群の小倉谷山山頂は満員御礼でこれまた座る場所も無かった。
って言うか小倉谷山の山頂はそんなに広くなくて10人もいたらギューギュー詰めってな場所だったわ。
白山を見ながらのんびりと昼食を楽しもうと思っていたけれどガヤガヤと落ち着かない雰囲気もイヤなので静かなブナの森まで降りて楽しむ事にしたわ。
今日の飯ネタは「チキンラーメンぶっこみ飯」よ。
これはめっちゃ旨かったわ。
「ガラ〜ン…」。
やはり白山が望めない山頂は通過点とされちゃうのか昼時だというのに全く人がいなかったわ。
確かにね、山頂からの眺めは辺りに木や草が生い茂っていてガッカリ的要素が強いわね。
私たちもハニーちゃんの「深海魚ポーズ」を撮ったら即下山に掛ったわ。
「おい!誰が深田恭子やねん?」。
そんな事言うてへん!
やっちんさんも横目でプププ…。
大内コースのシャクナゲは「これから?」もしくは「期待外れ」的な感じでありましたけれど火燈古道の群生地は見ごたえがございましたわよ。
でもやっちんさんに言わせれば「出来栄えとしたらやっぱ裏年は否めないね」と申されておりました。
私的には十分にhappyhappyなんですが、そう言われますと来年に期待しちゃいたいですわ。
感想
皆様こんぬつは。
ご機嫌いかがかしら?
えっ、私?
私は超happyhappyよん。
それはね…。
さて本題よ。
今回はお天気がバンバンなんだって。
いつも週末だけはバンバンでお願いしたいもんですけどね。
今回は昨日に引き続き春のお花散策に繰り出す事としますたわ。
ハニーちゃんのリクエストで「白いカタクリ」が見たい。
いや、見せろ!
との事でお近くの獅子吼に行く事に決めたわ。
獅子吼に向かっている最中にふと似たり寄ったりの標高である富士写ケ岳が思い浮かんだ。
獅子吼はあまりにも近所すぎるのでいつでも行けるじゃん的要素が強いねん。
だが富士写ケ岳は未だかつて一度しか登ったことがないのでめちゃ新鮮気分で楽しめるんじゃね、と考えた。
そうだそうだ、そうしましょうよ。ね、ハニーちゃん。
ZZZ…。
(また寝てる…)
で、前回は山中町からの我谷コースをピストンしたので今回はゴージャスにグル〜リ回るコースで楽しもうじゃないかと考えたわ。
なにぶん、初めて歩くコースなもので各コースの名称がイマイチなのであります。
駐車場に辿り着きますとまぁいるわいるわ。
私たちもどこに停めようかってなくらいに満員御礼だったわ。
この時期の富士写ケ岳は年間を通じて一番の人の入りとなる理由がございますのよ。
それはシャクナゲよ。
「富士写ケ岳=シャクナゲ」、「富士写ケ岳=深田久弥氏」ってなくらいに地方に存在する里山としてはメジャーな地位を確保したお山と言ってもいいわね。
準備を整え、どっち周りが理想なのかも知らないまま取り敢えずはメインの富士写ケ岳を目指すことにする。
だがこの選択肢がめっちゃナイスだったってことが後に分かるのであった。
苔むした岩露出急登を登り詰めている時に「こりゃ下山時で使うと泣きが入るわ」と感じていたわ。
そんな時に後方から颯のように現れた一人の紳士がいた。
「全く気配も感じさせずに獲物に近づき瞬時に仕留めるヒョウの如く」といった例えが彼には相応しい。
そんな彼とは久しぶりの再会です。
彼の名は「やっちんさん」。
北陸屈指の健脚者と言っても過言ではないお方よ。
彼とは北部白山を中心に縄張りがよく似ているので出会うととても話が合って楽しいのであります。
今回も彼から「ご一緒どう?」と誠光栄なお誘いを受け共に楽しむ事といたしますた。
彼にしてみればこのお山はよく訪れているようなので庭みたいな感覚なのでありましょう。
そんな彼に富士写の魅力を聞きながらといった山行はとても勉強になったし、とても楽しかった。
お目当てであったシャクナゲGETは勿論、神々しい白山眺望や新緑眩いブナ林を堪能できた事は来てよかったとホントに実感したわ。
今日のHiT賞はなんつっても瞬時に獅子吼から富士写に切り替えたMillerさんの超ファインプレーが救世主やっちんさんを導いたのだわ。
う〜ん、俺って天才かも!
やっちんさん、今回は本当に楽しく過ごせました。
ありがとうございました。
また夏にでも白山加賀禅を一緒にあるきましょうね。
最後に富士写ケ岳について。
前にも触れましたように富士写ケ岳に訪れたのは今回で2回目なのであります。
しかし正直言って今回挑むまでは「もう二度と来るもんか」的存在のお山でもありました。
次回はどこに登ろうかな〜?と考えましても富士写ケ岳だけは意識なく割愛していたくらいでありました。
あれはまだ右も左も分からないお山登りを始めた頃に石川の山のガイドブックを見て片っ端から登りあさっていた時の事だった。
その当時は全く森にもお花にも興味が持てずひたすら敵城攻めオンリーに野望を持っていた。
そして富士写ケ岳にターゲットを定めた。
それはまだ残雪が残る4月の後半だったと思います。
山中町側の我谷コース(当時ガイドブックにはこのコースが花形コースだった)をピストンしたのですが下山時の際に雪解けドロドロの急降下コースで大々的にスッテンコロリンを演じてしまった。
あちらこちら強打したあげくに衣服はドロドロ。
他のハイカーさんからは「あらお気の毒」ってな冷ややかな目で見られていたのが今でも忘れない。
これはあまりにも本人の未熟さ故に起きてしまった失態なのですが、それ以来「富士写ケ岳=つまんない」のレッテル(トラウマ)が貼られてしまったのだ。
では今回一体なぜ?
それは皆様方がよく挑まれます周回コースとやらの存在を知ったから。
そしてお花やブナ林がかなりスペシャルなレベルと知ったからかしら。
我谷ピストンは今でも行くもんか的に思っている節は否めませんが周回コースはホンマおもろかった。
白山を見ながらの稜線眺望遊戯。
全く飽きさせないお花や木々の豊富さ。
そして白山山系にも引けを取らない立派なブナ林。
ここは新緑と紅葉は目を離せない素敵なコースだと思いましたわ。
次回は秋にもう一度。
おしまい。
こんにちわ
あ、あれ?白のカタクリさんは??
嬉しそうなハニー様を見ると
華やかな
人気の富士写ケ岳、シャクナゲの時期に行ってみたいところです。
白さまも眺められるんですねえ。
回る順番も覚えておきます。
ん?一周すると13時間 ?なんだかんだと仲良しさんね
usavichさん、こんにちは。
ありがとうございます。
でっへへ。
一周13時間?。
どんだけ周ってんねん。
ハツカネズミじゃあるまいし。
そすてそすて、深夜0時スタート?。
暗闇のお写真が一つもないじゃない。
ほんとイヤんなっちゃうわ。
ふっふっふ。
サーブを打ったらいきなりスマッシュみたいなツッコミ、私大好きよ。
そうなのよ、この時期は「白いカタクリvsシャクナゲ」の熱きバトルが繰り広げられお花FANとしては悩ましい選択を強いられんねん。
おそらくこの時期のお花人気としてはほぼ互角じゃないかしら。
よそはどうか知らないけれど何故かこの両者は同じ縄張り(生息域)じゃないのよね。
散策基準としましては「今日はシャクナゲ、明日はカタクリ」でもいいのですが、シャクナゲに限って言えば裏年&表年がございますので「表年にはシャクナゲ」、「裏年には白いカタクリ」といった手もございますわね。
(たしかカタクリは裏も表もないもんね)
そう言う私たちはバンバンの裏年にシャクナゲ散策しちゃったけれど感動は充分に得られましたわ。
「なんだかんだと仲良しさん」。
ふふん、だって私カッコいいんだもん
ミラーさん、ハニーちゃん、こんにちは!
仲良しのお二人が羨しい限りです。
昨日、ミラーさんとハニーちゃんが登られた同じコースを歩いて来ました。
去年初めて登り、私も「もう二度と来るもんか!」と思っていました。
※低山にしては恐ろしい急登なので・・ 去年は下りで何度かコケました(^_^;)
でも、花好きの私にはたまらない山で、去年も可愛らしいお花たちに癒してもらったので、今年もそろそろ癒されたくなって行って来ました。
これでもかーーー!と言うくらいにシャクナゲが咲き乱れていて、充分に癒されて来ました。普段は男みたいなオバちゃんですが、このお山では乙女になれます(笑)
GWの恒例行事にしたいです。
ミラーさん、ハニーちゃん、お疲れ様でした!
kobutaさん、こんばんは。
ありがとうございます。
ようこそkobutaさん、私の石川県にようこそ。
(私の石川県じゃない)
なんだか嬉しいっす。
kobutaさんが我が家に遊びに来てくれたようなくらい感動しちゃったわ。
私的にはこの周回コースはトータルバランスの優れた質の濃いトレイルがウリなんだと感じたわ。
お花や新緑をのんびりと楽しみたい人や、眺望目当てでスカッとしたい人。
更には一周タイムアタックに野望を燃やすトレランスタイルの人にもウケが良いって言うじゃない。
そうよ、このお山は全てがメインディッシュなのよ。
こんなグルメ満載メニューをご賞味しちゃったらお腹いっぱいいっぱいになっちゃって魅了されちゃうのも分かる気がするわ。
kobutaさん、また私の石川県に遊びに来てね。
あそうそう、夏の白山登山では石川県側から登ってみてよ。
kobutaさん好みのお花満載かつ骨のある超ロングコースがきっと貴女を魅了させてくれますわよん。
私も今年剣に行くからね
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