残雪と絶景の甲武信ケ岳

anagashima
その他1人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 1,134m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 6:40
| 天候 | 晴れ 時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
1900メートル付近から30cm程の残雪があります。 一部アイスバーンになっている箇所がある為、慎重さが必要です。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|---|
| 共同装備 |
地図(地形図)
|
感想
GW後半初日、中央道の下り渋滞を懸念して、町田を早朝3時50分に長野県川上村
に向け出発したナベちゃんと私は、早くも小仏JC合流渋滞に捕まり、「まったく、
早朝から、みんなどこに行くのだろう(-_-メ)」と(怒りの)会話をしています。
おそらく、この渋滞の中多くの車内で同様の会話が交わされている事でしょう!
みなさん(私も含めて)、渋滞原因の一部を作っているのは自分自身である事に
気付いていない?証拠です。(._.)
幸い渋滞も20分程で抜け、7時前には須玉ICに到着した私達を、白く冠雪した
八ヶ岳、南アルプスの大絶景が出迎えてくれます。更に清里みなみでは400匹超の
鯉のぼり(長沢鯉のぼり祭り)を眺め「5月」を実感します。
撮影タイムの寄り道をしながらも、毛木平駐車場へ8時30分に到着しました。
(甲武信小屋のスタッフの話では、「渋滞の為到着不可によるキャンセルがあった」
と言う事ですので、私達「早起きの甲斐があった」としましょう(^^)/)
甲武信ヶ岳をGW山行に選んだのは、太平洋側vs日本海側の分水嶺に訪れてみたい、
樹林帯の中ゆったりとした山旅をしてみたい、のテーマの元、残雪の心配もokと
決行に踏み切りました。
準備をして9時前に いざ出発!
(コース状況)
(毛木平〜ナメ滝)
生まれたて信濃川のせせらぎを聞きながら、標高差400mの広い「遊歩道」を
ゆったりと登っていきます。 小鳥のさえずり、樹林帯の植生変化が楽しめる
道です。
(ナメ滝〜水源地)
標高1800mを超えると残雪が現れ始めます、所々アイスバーンになっている
箇所もあり、ナメ滝でアイゼンを装着しました。
水源地までは、何度も小川を渡り返しながら、急斜面も交えつつ標高差400m
の高度を上げていきます。雪道でもあり、じんわりと汗がにじむ行程です。
(水源地〜山頂)
水源地直後から稜線&山頂手前まで、標高差200m最後の急登が始まります。
ここだけは「ハアハア(;_;)」急坂と積雪との格闘区間です。
「山頂には絶景の楽園が待っている(^_-)-☆」そう念じながら、50分間の格闘
を乗り切りオジサン達は山頂へと到着しました。
(山頂〜甲武信小屋)
100m程標高の低い甲武信小屋には、つづら折りの急坂が待っています。
積雪& アイスバーンもあり慎重に下ります。
(眺望)
源流コースは基本的に樹林帯の中なので、辿り着いた稜線で一気に視界が開
けます。
・南方 圧倒的な存在の富士山が支配
・南西方 国師ケ岳の後方には五丈岩を携えた金峰山
金峰山に覆いかぶさるように迫る甲斐駒ケ岳
国師ケ岳の左方には冠雪の白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)
南西奥には なだらかな山容の中央アルプス
・西方 間近に八ヶ岳連峰(権現岳〜赤岳〜硫黄岳〜天狗岳〜蓼科山)
北アルプス(奥穂高岳〜唐沢岳〜北穂高岳〜大キレット〜槍ヶ岳)
・北方 北西方面になだらかにたたずむ浅間山
北方 切り立った岩稜の妙義山 間近に両神山
数々の名山を望む事ができました(^^)/
(甲武信小屋)
シティホテル顔負け?の設備、食事を誇る「山小屋ホテル」が増えてきた中で、
伝統的な山小屋らしさを感じさせる山小屋です。
カレーライス(夕)茶碗蒸し(朝)のシンプルな食事ですが、明るく接してくれ
るスタッフの方々も含めて身近な思いやりが感じられます。
十数年ぶりにお会いできたご主人(徳さん)も、相変わらず一見無愛想、実は
温かい人柄で、髭をたくわえていた以前より若返ったような、、、?
この日は、渋滞の為不着の人がいた為でしょうか? 予想外にゆったりと寝る
事ができました。(-_-)zzz
(まとめ)
十数年前、毛木平からの源流コースを同行した私の上司は、ちょうどラジオから
流れてくるクラッシック音楽を聴きながらの源流地帯歩きを、「とても感動し
た」と何度も語っていました。
甲武信ケ岳水源コースは 一部に急登もあり、1000mを超える標高差と決して
軟弱なルートではありませんが、音楽と調和するような温かい印象が残る山域
です。
この感覚は、きっと水と樹林帯が持っているやさしい空気感がこのコースの
大半を支配しているからだと思います。
山頂から望んだ大絶景の残像と伴に、甲武信ケ岳の空気感も お土産として
持ち帰った山旅となりました。
お疲れ様でした(^^♪
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