入道丸・峰山

- GPS
- 03:59
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 664m
- 下り
- 708m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:59
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:やまなみ温泉バス停〜藤野駅(神奈川中央交通) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
入道丸までは山の斜面沿いが崩れやすく、道幅も狭いので、滑落注意。また、峰山手前までは、道標もなく、道に迷いやすい。 |
| その他周辺情報 | やまなみ温泉 |
写真
装備
| 個人装備 |
入浴セット
飲料
雨具(レインウェア)
|
|---|
感想
もともとは梅雨の間の晴れ間を指す「五月晴れ」ですが、今では5月の清清しい晴れの日のことも言うそうで、今日はまさにそんな陽気に包まれて、突き抜けるような青い空が広がっています。
JR横浜線 橋本駅から三ヶ木(みかげ)行きのバスは超満員。ほぼ全てが中高年ハイカーで、終点の三ヶ木まで行き、三ヶ木で月夜野行きに乗り継ぎます。
三ヶ木は津久井湖の西側に位置し、ここから先は、道志川をさかのぼる山道をバスは進みます。乗客の半数が焼山を目指して途中下車しました。もう半数の乗客(私たち以外)は、終点の月夜野から更に富士急バスに乗り継いで西(道志村や都留市方面)へ向かいました。
月夜野でポツンと我等だけとなり、80分間のぎゅうぎゅう詰めの苦しさから嘘のように急にのどかな空間に放り出された格好になりました。
車道をバス停ひとつ先まで歩き、右のわき道に入り、集落の中の坂道を歩きます。登山道へ繋がる道がわかりません。戸惑っていると、集落の住人の方が慣れた感じで道を教えてくれました。我等のようなハイカーが多いのでしょう。
さて、山道に入りましたが、道標もありません。人が踏み歩いた跡を道として追っていく感じです。山腹を巻くような道は道幅も狭く、滑落注意です。地盤がやわらかいのか、いくつもの崩落した痕跡がありました。
新緑が太陽の日差しを受けて、きらきらと煌いています。しんとした山林に、時折山鳥の囀りと虫の鳴き声が聞こえます。北側からようやく南側の明るい尾根道に出たところで、遅めの朝食をとります。
景色が開けている箇所は少ないですが、枯葉覆う足元には、フタリシズカやモミジガサが生え、紅い山ツツジは満開でした。
平野峠まで出ると、道幅も広くなり安心しますが、相変わらず道標はありません。入道丸を気付かずに通過してしまい、送電線のある場所から急斜面を下ります。最近整備された感じの道が、切り倒した材木で道を固め、丁寧にジグザグに作られていました。
右から網子川が合流し、川を渡ると舗装林道に出ます。道沿いに歩いていくと、網子の集落に入ります。つがいのミヤマカワトンボが、我等の歩くスピードに合わせるかのようについてきます。褐色の四枚羽を交差しながら優雅に飛ぶ姿を見ると、気が和みます。
集落の一角に“龍夢万華鏡工房前”の無料シャトルバスのバス停があり、これで藤野駅まで行けます。網子橋から道沿いを少し歩き、また山に入ります。階段を登ると原っぱがあり、天然わらびが群生していました。ここからは、どこに道があるのか、しばし呆然としましたが、よく探すと道らしきものを発見できました。途中、道なき道を越え、正規の尾根道に合流し、ここでようやく今日初めての道標に会いました。
峰山の山頂へは整備された階段を登っていきます。山頂は丹沢を望む見晴らしが開けており、空気が澄んでいれば富士山も確認できます。(今日は天気が良いのに湿度が高いせいか、霞の向こうでした…)また、古峯神社が建立されています。テーブルも設置されており、先客が山ごはんを楽しんでいました。
山ごはんに食欲を刺激され、休憩もそこそこに、やまなみ温泉を目指して下山にかかります。急斜面を滑るようにして大久和方面へ。東尾垂とやまなみの二つの温泉へとつながる分岐をやまなみ方面へ進みます。枯葉が積もってふかふかの急坂コースを下っていくと、傾斜が緩やかになり民家が見えて“峰山散策路入口”に出ました。この登山口には「山ビル注意」の警告板が立っていました。幹線に出ると、目の前がやまなみ温泉です。
お昼時の空いている露天風呂にのんびりと浸かり、風呂後のキンと冷えた生ビールで喉を潤す瞬間は言葉になりません。(毎度のことながら…)
〔感想〕
O島部長が山ビルにやられました…。
「山ビル注意」の警告板には確かに5月から危険シーズンとなっていましたが、この時期この良い天気のもとで発生するなど想像もつきませんでした。今日に限りローカットのシューズにしたのが災いしました。くるぶしの上下の2箇所ほどを吸血されました。油断はなりませんね。
それにしても、爽やかな5月のハイキングは気持ちがよい。ハイカーが多い有名な山よりも、誰も登らないマイナーな低山を歩くほうが、マイペースでのんびりと静かな自然を楽しめます。これほど贅沢な時間の過ごし方はないのではと…。
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